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データ型とフィールドプロパティ

Informatica Process Designerで、APIデータ型とオプションから派生したフィールドプロパティを指定できます。フィールドプロパティは、次のいずれかにできます。
[フィールドのプロパティ]内の多くのデータ型では、次の基本オプションを使用できます。
次の表で、組み込みのデータ型について説明します。
注: [フィールドのプロパティ]にアクセスする場所によって、使用可能なデータ型のオプションは異なる場合があります。
データ型
説明
任意
[参照]オプションを設定せずにプロセスオブジェクトのフィールドを宣言する場合、任意データ型を使用します。つまり、データ型はオブジェクトですが、どのオブジェクトであるかを指定する必要はありません。任意オブジェクトを使用する場合、オブジェクトにさらにドリルダウンすることはできません。
一部のサービスでは大量のデータが返されますが、必要なデータはごく一部である場合があります。任意データ型を使用して、返されるすべてのデータを限られたフィールドにモデル化します。
例えば、RESTプロキシを使用すると、受信したペイロードを入力として渡して、このペイロードに応答します。RESTプロキシは要求または応答に対して何らかの処理を行い、メッセージ全体を理解する必要はありません。
2番目の例は、異種リストをサポートする例です。単純なREST APIでは異種リストが含まれない傾向がありますが、SOAPベースのAPIには含まれます。例えば、SOAP APIには、クエリ自体に依存するデータを返すクエリ操作が含まれる場合があります。ここでは、クエリ操作の出力のstatic型は、任意型のオブジェクトリストになります。
3番目の例は、クエリに一致するレコードを返すサービスを呼び出す例です。各レコードに一意のフィールドのセットがあり、そのため、設計時にそれらを知ることはありません。実行時に、各フィールドは、フィールド名に対応するタグ名を使用して、レコード要素の子要素に変換されます。変換されたJSONの戻り値は、次のように出力されます。

{ "record": [ {"ROWID_OBJECT": "2001", "CREATOR": "admin", ...}, {"ROWID_OBJECT": "2002", "CREATOR": "admin", ...}, ... ] }
添付、添付ファイル
添付および添付ファイルをプロセスに使用して添付ファイルを渡し、応答の関数を使用してファイルサイズやファイル名などのデータを抽出します。
デフォルトの最大ファイルサイズは5,242,880バイトであり、デフォルトの最大ファイル数は10です。これらのフィールドプロパティは変更できます。
注: プロセスをCloud Server上で実行する場合、サイズがデフォルトの5,242,880バイトを超える添付ファイルは使用しないでください。クラウドサーバーは、5,242,880バイトを超える添付ファイルを処理できません。
チェックボックス
チェックボックス型を使用すると、ユーザーは真偽判定を行うことができます。この決定は、[はい]/[いいえ]または[いいえ]/[はい]として表示することもできます。例えば、チェックボックスを使用して、住所が職場の電話番号か自宅の電話番号かを示すことができます。
代わりに、チェックボックスを[はい]/[いいえ]の値として表示することもできます。
  • - 次として表示: チェックボックス、[はい]/[いいえ]、および[いいえ]/[はい]の項目を含む選択リスト。この選択肢によって、ユーザーに表示されるラベルが設定されます。
チェックボックスデータ型のリストは、プロセスとガイド内の入力フィールド、出力フィールド、一時フィールド、およびメッセージに設定することもできます。Boolean値のカンマ区切りリストを入力できます。
注: メッセージはプロセスにのみ適用されます。
チェックボックスのリストをデータ型として設定するには、データ型のフィールドとして[単純型]>[チェックボックス]を選択し、次に[タイプの編集]ダイアログボックスで[このタイプのオブジェクトのリストを許可します]チェックボックスを選択します。
出力フィールドのチェックボックスデータ型のリストに初期値を割り当てる場合は、次の形式で値を入力できます。
(true())または(false())
単純型のリストの使用方法に関する詳細については、単純型のリストを使用したフィールドの作成を参照してください。
通貨
通貨フィールドには通貨での値が格納されます。数値や小数点に加えて、必要に応じてカンマを使用することもできます。カンマは常に省略可能です。
  • - 長さ/小数点以下の桁数: 入力可能な数値の数を指定します(左のボックス)。右のボックスを使用して、小数点以下の桁数の最大値を入力します。0を入力すると、小数点の右側に桁はありません。
  • - 通貨記号を表示しない: 選択すると、通貨記号は表示されません。
日付
出力される日付はUTCであり、出力される日時はISO 8601形式です。例えば、入力日付を2016-03-29と入力し、currentTime XQuery関数を使用して日付と時刻の値を取得すると、次の出力が表示されます。
  • - 日付: 2016-03-29Z
  • - dateTime: 2016-03-29T06:00:48.525Z
  • - 時刻: 06:00:48.525Z
有効な日付値のサンプルを次に示します。
  • - 2001-10-26
  • - 2001-10-26+02:00
  • - 2001-10-26Z
  • - 2001-10-26+00:00
  • - -2001-10-26
  • - -2000-04-01
タイムゾーンを渡さない場合、Informatica Process Designerは時間がUTCであると見なします。
エンドポイントURLで日付をクエリパラメータとして渡す場合に、その日付に特殊文字が含まれているときは、日付をエンコードする必要があります。例えば、2001-10-26+02:00を2001-10-26%2B02%3A00にエンコードします。
日付が表示される形式を指定する必要がある場合、「日付、時刻、番号の形式設定」を参照してください。
日付データ型のリストは、プロセスとガイド内の入力フィールド、出力フィールド、一時フィールド、およびメッセージに設定することもできます。日付値のカンマ区切りリストを入力できます。
注: メッセージはプロセスにのみ適用されます。
日付のリストをデータ型として設定するには、データ型のフィールドとして[単純型]>[日付]を選択し、次に[タイプの編集]ダイアログボックスで[このタイプのオブジェクトのリストを許可します]チェックボックスを選択します。
単純型のリストの使用方法に関する詳細については、単純型のリストを使用したフィールドの作成を参照してください。
日付/時刻
[日付/時刻]フィールドをプロセスで選択すると、ユーザーは時刻を一覧から選択できます。
  • - デフォルト値: 特定の日付、フィールド、または間隔を入力します。
  • - 30分増分: 選択した場合、時刻選択リストに正時と30分単位の時間が表示されます。選択しない場合、ユーザーは任意の時刻の値(10:37など)を入力できます。
出力される時刻はUTCであり、出力される日時はISO 8601形式です。例えば、入力日付を2016-03-29と入力し、currentTime XQuery関数を使用して日付と時刻の値を取得すると、次の出力が表示されます。
  • - 日付: 2016-03-29Z
  • - dateTime: 2016-03-29T06:00:48.525Z
  • - 時刻: 06:00:48.525Z
有効なdateTime値のサンプルを次に示します。
  • - 2001-10-26T21:32:52
  • - 2001-10-26T21:32:52+02:00
  • - 2001-10-26T19:32:52Z
  • - 2001-10-26T19:32:52+00:00
  • - -2001-10-26T21:32:52
  • - 2001-10-26T21:32:52.12679
タイムゾーンを渡さない場合、Informatica Process Designerは時間がUTCであると見なします。
エンドポイントURLで日付と時刻をクエリパラメータとして渡す場合に、その日付と時刻に特殊文字が含まれているときは、日付をエンコードする必要があります。例えば、2001-10-26T19:32:52+00:00を2001-10-26T19%3A32%3A52%2B00%3A00にエンコードします。
日時が表示される形式を指定する必要がある場合、「日付、時刻、番号の形式設定」を参照してください。
日付/時刻データ型のリストは、プロセスとガイド内の入力フィールド、出力フィールド、一時フィールド、およびメッセージに設定することもできます。日付と時刻の値のカンマ区切りリストを入力できます。
注: メッセージはプロセスにのみ適用されます。
日付と時刻のリストをデータ型として設定するには、データ型のフィールドとして[単純型]>[日付/時刻]を選択し、次に[タイプの編集]ダイアログボックスで[このタイプのオブジェクトのリストを許可します]チェックボックスを選択します。
単純型のリストの使用方法に関する詳細については、単純型のリストを使用したフィールドの作成を参照してください。
電子メール
このフィールドのコンテンツは電子メールアドレスです。
  • - 表示文字#: このアドレス用にプロセス内に表示する文字数。
  • - 最大文字#: このアドレス用に入力できる最大文字数。
フォーマットされたテキスト
入力テキスト内にユーザーが入力できる文字の種類を表す形式。
  • - 形式: ユーザーが入力するテキストのパターン。形式を定義する場合、以下の文字を使用できます。
    • - a: a~zまでの小文字。
    • - 9: 数値。
    • - *: 任意の文字、数値、記号。
: 「-」はリストに表示されません。この文字を入力できる場合、ユーザーにステップが表示されるときに、その文字が表示されます。
イメージ
画像を格納するフィールド。最もよく使用されるのは、自動アクションによって画像が取得されるときです。
  • - プレビューの表示: 画像のプレビューが表示されます。
  • - 最大幅: 画像が表示される領域の最大幅。
  • - 最大高: 画像が表示される領域の最大高。
  • - 表示文字#: このアドレス用にプロセス内に表示する文字数。
整数
正または負の整数。
ユーザーが入力できる数値の最大値を入力するには、[数字]フィールドを使用します。
数値はユーザーのロケールの形式を使用して表示されます。
数値が表示される形式を指定する必要がある場合、「日付、時刻、番号の形式設定」を参照してください。
整数データ型のリストは、プロセスとガイド内の入力フィールド、出力フィールド、一時フィールド、およびメッセージに設定することもできます。整数値のカンマ区切りリストを入力できます。
注: メッセージはプロセスにのみ適用されます。
整数のリストをデータ型として設定するには、データ型のフィールドとして[単純型]>[整数型]を選択し、次に[タイプの編集]ダイアログボックスで[このタイプのオブジェクトのリストを許可します]チェックボックスを選択します。
単純型のリストの使用方法に関する詳細については、単純型のリストを使用したフィールドの作成を参照してください。
複数選択リスト
ユーザーが1つまたは複数の行を選択できる選択リストフィールド。複数の項目を選択するには、ユーザーはCtrlキーを押しながら各項目をクリックします。
  • - 高さ(行数): プロセス内に表示する1つのリスト項目がそれぞれに格納される行数。
  • - カンマ区切りリスト: リスト内の項目のリスト。リスト内の各項目は、カンマで区切ります。指定する各項目は、実行時にリスト内で使用できます。
使用上の注意
  • - 入力フィールドのデータ型を複数選択リストまたは選択リストとして宣言し、設定値を入力しない場合、カンマの代わりに、区切り文字としてセミコロン(;)を使用する必要があります。[次の値に等しい]条件にはセミコロンを使用し、[次を含む]条件にはカンマを使用することに注意してください。
  • - [複数選択リスト]プロパティまたは[選択リスト]プロパティで使用可能な値が指定されておらず、検索サービスから値のリストを受け取った場合、次の操作を行う必要があります。
    1. 1検索サービスを指定します。さらに、
    2. 2他のステップ内で画面ステップまたは入力オプションからリストを入力します。利用可能な値のリストは、現在のステップ内でのみ存在することに注意してください。他のステップで同じリストを使用するには、検索サービスを再度指定します。
  • - また、割り当てステップ内で未定義の複数選択リストまたは選択リストに値を割り当てることもできます。その場合、[ソース]として[計算式]を使用し、選択リストまたは複数選択リストの値をコンテンツとして使用します。数式を入力するときは、値を引用符で囲みます。例えば、選択リストの場合"value"、複数選択リストの場合"value1;value2"です。
番号
正または負の10進数。
入力可能な数値の数(左のボックス)を指定するには[長さ/小数点以下の桁数]フィールドを使用します。右のボックスを使用して、小数点以下の桁数の最大値を入力します。0を入力すると、小数点の右側に桁はありません。
数値はユーザーのロケールの形式を使用して表示されます。
数値が表示される形式を指定する必要がある場合、「日付、時刻、番号の形式設定」を参照してください。
数値データ型のリストは、プロセスとガイド内の入力フィールド、出力フィールド、一時フィールド、およびメッセージに設定することもできます。数値のカンマ区切りリストを入力できます。
注: メッセージはプロセスにのみ適用されます。
数値のリストをデータ型として設定するには、データ型のフィールドとして[単純型]>[数値型]を選択し、次に[タイプの編集]ダイアログボックスで[このタイプのオブジェクトのリストを許可します]チェックボックスを選択します。
単純型のリストの使用方法に関する詳細については、単純型のリストを使用したフィールドの作成を参照してください。
オブジェクトID
オブジェクトIDは、オブジェクトインスタンスのIDです。例えば、リードの1つを識別します。(この値は、アプリケーションによってオブジェクトに割り当てられます)。
このダイアログ固有の部分については、この表の後に説明します。。ここと[フィールドのプロパティ]ダイアログ内で使用されるフィールドについては、このトピックの最初で説明しています。
オブジェクトリスト
オブジェクトリストはオブジェクトIDのセットです。オブジェクトIDは、オブジェクトインスタンスのIDです。例えば、リードの1つを識別します。
  • - 参照: リストに含められるオブジェクトのタイプ。オブジェクトのラベルでなく、オブジェクトタイプの正式名称を入力する必要があります。リストに複数のオブジェクトタイプを含められる場合、カンマ区切りのオブジェクトタイプのリストを入力できます。ただし、1つの参照タイプを持つのでない限りフィールドに提供できないクエリとテーブルの機能があるため、これは避ける必要があります。
  • - 表示フィールド: オブジェクトIDに関連付けられたデータからのカラム(手動で入力する必要があります)。
  • - 高さ(行数): プロセス内に表示する1つのリスト項目がそれぞれに格納される行数。
  • - (%): 情報の表示に使用される領域の割合。
関連付けられたクエリが、より多くの行を返すように要求するLIMIT句を使用していても、読み取り専用のオブジェクトリストには100行の制限があります。
その他のフィールドについては、このトピックの最初で説明しています。
割合
割合で表される数値。
  • - 精度: 数値の最大桁数。
  • - スケール: 小数点以下の桁数の最大値。0を入力すると、小数点の右側に桁はありません。
数値はユーザーのロケールの形式を使用して表示されます。
ここにいくつかの例を示します。これらの例では、次のようにそれぞれ100%を超える数値を示しています。
  • - 精度5、スケール2: 123.45または123.4または123。または123
  • - 精度5、スケール0: 12345または12または12,345
割合が表示される形式を指定する必要がある場合、「日付、時刻、番号の形式設定」を参照してください。
電話番号
電話番号を入力できるフィールド。
形式: 数値を表す文字(9とその他の表示文字)を入力します。例えば、99-999はプロセス内で「_ _ - _ _ _」と表示されます。
注: 数字の9以外の表示文字で形式を入力すると、値は静的になり、後続のプロセスステップでフィールドを使用するときにフィールド値を編集することはできなくなります。
選択リスト
ユーザーが1行を選択できる選択リストフィールド。
  • - カンマ区切りリスト: リスト内の項目のリスト。リスト内の各項目は、カンマで区切ります。プロセス内で、各項目がそれぞれの行に表示されます。
使用上の注意
  • - テキストをユーザーに表示し、フィールドに別の値を割り当てる場合は、等号(=)を使用してラベルを値から区切ります。例えば、「赤, 白, 青」を値として入力すると、ユーザーにこれらの3つの文字列が表示され、選択した文字列がフィールドに割り当てられます。これとは異なり、「赤=1, 白=2, 青=3」と入力すると、ユーザーには同じ3つの文字列が表示されますが、選択した項目の数値がフィールドに割り当てられます。
  • - 検索サービスから値のリストを受け取る方法については、複数選択リストの「使用上の注意」も参照してください。
リッチテキスト領域
HTMLコマンドとテキストが格納されるフィールド。HTMLエディタを使用してこのテキストを入力します。
  • - 高さ(行数): ユーザーがテキストを入力できる、プロセスが表示する領域内の行数。
  • - 幅(%): プロセスの幅に対応するテキスト領域の幅。
リッチテキスト領域にJavaScriptを入力することはできません。
テキスト
ユーザーがテキストを入力できる文字のサイズと数を変更するコントロール。
  • - 最大文字#: テキストの入力時に入力できる最大文字数。
  • - 表示文字#: プロセス内に表示する文字数。プロセスのサイズは制限されるため、このフィールドを使用して、ユーザーの入力内容を表示する文字数を指定します。
テキストデータ型のリストは、プロセスとガイド内の入力フィールド、出力フィールド、一時フィールド、およびメッセージに設定することもできます。テキスト値のカンマ区切りリストを入力できます。
注: メッセージはプロセスにのみ適用されます。
テキストのリストをデータ型として設定するには、データ型のフィールドとして[単純型]>[テキスト]を選択し、次に[タイプの編集]ダイアログボックスで[このタイプのオブジェクトのリストを許可します]チェックボックスを選択します。
単純型のリストの使用方法に関する詳細については、単純型のリストを使用したフィールドの作成を参照してください。
テキスト領域
ユーザーがテキストを入力できるコントロール。これは、1行または複数の行として表示できます。
  • - 幅(%): プロセスの幅に対応するテキスト領域の幅。
  • - 高さ(行数): ユーザーがテキストを入力できる、プロセスが表示する領域内の行数。
時間
選択リストから時刻を選択するには、[時間]フィールドを選択します。
表示されるフィールドのプロパティダイアログは次のとおりです。
出力される時刻はUTCであり、出力されるデータと時刻はISO 8601形式です。例えば、入力日付を2016-03-29と入力し、currentTime XQuery関数を使用して日付と時刻の値を取得すると、次の出力が表示されます。
  • - 日付: 2016-03-29Z
  • - dateTime: 2016-03-29T06:00:48.525Z
  • - 時刻: 06:00:48.525Z
有効な時間値のサンプルを次に示します。
  • - 21:32:52
  • - 21:32:52+02:00
  • - 19:32:52Z
  • - 19:32:52+00:00
  • - 21:32:52.12679
タイムゾーンを渡さない場合、Informatica Process Designerは時間がUTCであると見なします。
[30分増分]を選択すると、時刻選択リストに正時と30分のリストが表示されます。選択しないと、任意の時間の値を入力できます。例えば、「10:37」のように入力できます。
エンドポイントURLで時間をクエリパラメータとして渡す場合に、その時間に特殊文字が含まれているときは、時間をエンコードする必要があります。例えば、21:32:52+02:00を21%3A32%3A52%2B02%3A00にエンコードします。
時刻が表示される形式を指定する場合、「日付、時刻、番号の形式設定」を参照してください。
時間データ型のリストは、プロセスとガイド内の入力フィールド、出力フィールド、一時フィールド、およびメッセージに設定することもできます。時間値のカンマ区切りリストを入力できます。
注: メッセージはプロセスにのみ適用されます。
時間のリストをデータ型として設定するには、データ型のフィールドとして[単純型]>[時間]を選択し、次に[タイプの編集]ダイアログボックスで[このタイプのオブジェクトのリストを許可します]チェックボックスを選択します。
単純型のリストの使用方法に関する詳細については、単純型のリストを使用したフィールドの作成を参照してください。
URL
URLを格納するフィールド。
  • - 読み取り専用表示用: 選択肢は[リンク][ボタン]、または[IFrame]です。
  • - 読み取り専用ラベル用: フィールドのコンテンツを特定するテキスト。
  • - 高さ: URLが表示される領域の高さ。
  • - : URLが表示される領域の幅。
  • - 表示文字#: プロセス内に表示する文字数。プロセスのサイズは制限されるため、このフィールドを使用して、ユーザーの入力内容を表示する文字数を指定します。
URLは、入力、出力、または一時プロセスフィールドであるか、それに基づくフィールドにできます。フィールドのデータは、有効なURLであると見なされます。
画面ステップ内でボタンを作成する手順
  1. 1[フィールド]タブをプロセスプロパティ内で使用して、フィールドを作成します。
  2. 2割り当てステップを使用して、リンク先のURLにデータを割り当てます。コンテンツになるこのデータには、{!FieldName}という構文を使用して、IDフィールドなどの他のフィールドへの参照を含めることができます。Process Designerは、テキスト入力領域の右側のボタンを使用してデータを自動的に挿入します。これは、他のページや他のデータに依存するハイパーリンクにリンクするときに非常に便利です。
  3. 3割り当てステップの後の画面で、読み取り専用フィールド選択リストからファイルを選択して、フィールドをステップ内に配置します。
  4. 4フィールドの[...]ボタンを選択し、プロパティを指定します。[読み取り専用表示用][ボタン]に変更し、[読み取り専用ラベル用]のボタンに表示するテキストを入力します。
XML
XMLデータ型は、プロセスおよびサービスコネクタで使用できます。
プロセスでXMLデータ型を使用するには、次のいずれかの方法を選択します。
  • - XMLデータ型をプロセスの割り当てステップで使用する。
  • - XMLデータ型をJMSまたはAMQPで使用する。この場合は、ペイロードをXMLデータにすることができ、メッセージを送受信するプロセスを設計できます。
  • JMSまたはAMQPでXMLデータを使用する場合は、ペイロードをルート要素内にラップします。
単純なXMLデータ要素を他のフィールドにマッピングするには、計算式とXQuery関数を使用します。
例えば、次のXMLを考えます。
<o:order xmlns:o="urn:purchasing:system">
<o:number>123</o:number>
<o:amount>9213.32</o:amount>
</o:order>
このXQuery関数を使用して、注文番号を検索できます。
$input.myInboundOrder/*:number/text()
名前空間でXMLデータをクエリするときは、アスタリスク(*)文字を使用する必要があります。
サービスコネクタでXMLデータ型を使用するには、[アクション]タブの入力フィールドと出力フィールドでタイプに[XML]を選択します。

オブジェクトID

オブジェクトIDは、オブジェクトインスタンスのIDです。例えば、リードの1つを識別します。(この値は、アプリケーションによってオブジェクトに割り当てられます)。
他のステップでこのフィールドを使用すると、表示される情報は異なります。Process Designerの例を挙げます。フィールドを挿入するときは、2つの選択肢があります。
最初のフィールド(PolymorphicID)を挿入し、挿入したフィールドの[...]をクリックすると、表示される[フィールドのプロパティ]ダイアログに、[プロパティ]ダイアログで選択されたすべての項目が表示されます。
ただし、[更新対象フィールドを挿入する]選択リストの[多形性]セクション内から項目を選択するときに表示されるのは、名前が付けられた個々の項目です。実際に必要な項目に戻るには、もう一度クリックする必要があります。

オブジェクトIDの付記とコメント

オブジェクトIDがキャンバス内に読み取り専用フィールドとして配置されるとき、またはテーブル内のカラムに配置されるときに、オブジェクトIDはオブジェクトへのリンクとして表示されます。オブジェクトIDを数値として表示するには、テキストフィールドに「{!Id}」と挿入します。ただし、IDフィールドが[ルックアップ]ダイアログからの結果に含まれている場合、IDの値が表示されます。
オブジェクトIDがカラムまたは選択リストに表示されるときに、Process Designerでは意味がある名前で表示されます。例えば、b6f0f0b2-9f38-4771-8365-58eb4f7b7d41は「Acme」として表示されます。ただし、オブジェクトIDフィールドが[ルックアップ]ダイアログの結果に含まれている場合は、IDの値を使用して表示されます。例えば、b6f0f0b2-9f38-4771-8365-58eb4f7b7d41と表示されます。
コンテンツフィールドを使用してオブジェクトIDを入力し、サンドボックスを使用する場合は、プロセスを本番環境に移動するときに、IDを調整する必要があります。コンテンツを使用するのでなく、クエリを使用して、オブジェクトの名前でオブジェクトIDを読み込めます。