デザイン > データ型とフィールドのプロパティの理解 > [フィールドのプロパティ]ダイアログの使用
  

[フィールドのプロパティ]ダイアログの使用

プロセス内でステップを定義するときに、サービスから受け取る、またはプロセス内の別のステップに渡すために必要な入力、出力、その他の変数を処理するために、フィールドを挿入します。追加する各フィールドに、フィールドソース、形式、表示プロパティ、リスト処理を決定するために設定できるフィールドプロパティのセットがあります。
一部のフィールドの場合、エディタを使用して、フィールドの値とその他の属性を決定するための複合計算式を定義することもできます。
この項のトピックに、[フィールドのプロパティ]ダイアログ内のオプションと、フィールドプロパティと一緒に使用するために記述できるクエリの種類について説明します。

[フィールドのプロパティ]ダイアログの多くまたは一部のコントロール

ほとんどの[フィールドのプロパティ]ダイアログには、次のコントロールがあります。

リストを表示: 詳細クエリ

[詳細クエリ]を選択すると、リストのために取得する情報を詳細に調整できます。
クエリの実行後、デフォルトのアクションは、値がオブジェクトIDであるリストを返すことです。このリストには、表示するための名前フィールドもあります。
クエリの4つのパラメータのソースは、コンテンツ、フィールド、計算式、画面です。ほとんどの場合、ソースはコンテンツです。設定できる項目は次のとおりです。
詳細方法: 詳細クエリを使用して、ステップ内でクエリの結果を表示するステップを作成できます。これは、別個の「テスト」目的のガイドで使用できます。

リストを表示: カスタムリスト

[カスタムリスト]を選択すると、独自の値リストを入力できます。例えば、ニューイングランドの州名を個別に入力できます。プロセスが表示されるときに、この選択リスト内に入力する項目がユーザーに表示されます。
複数の項目はカンマ(,)を使用して区切る必要があります。
デフォルト値を設定することもできます。

リストを表示: 子オブジェクトの一覧表示

クエリに関連する(または子)オブジェクトを使用します。[子オブジェクトの一覧表示]の使用は、フィールド内の関連オブジェクトの使用と類似していますが、これを使用する方が、クエリの条件を指定する必要がないため簡単です。
[子オブジェクトの一覧表示]の選択後、子のオブジェクトのタイプも指定する必要があります。ソースの選択肢は、自動的に[コンテンツ]に設定され、許可されているソースはこれのみです。

リストを表示: なし

ユーザーがフィールドに任意の値を指定できる検索ボックスを表示するには、この設定を使用します。フィールドがオブジェクトへの参照である場合、[リストを表示]を使用せず、ユーザーが[参照]領域に指定されたタイプのオブジェクトを検索できるようにします。
[カラムの表示]項目を使用して、オブジェクトに関する情報を表示する方法を制御します。

リストを表示: オブジェクトクエリ

クエリを使用して、Where句で選択されたすべてのオブジェクトからオブジェクト情報を取得します。
[オブジェクトクエリ]を選択すると、Process Designerはオブジェクトクエリコントロールを[フィールドのプロパティ]ダイアログに追加します。[WHERE句][ソース]は常に[コンテンツ]です。テキスト領域に直接条件を入力できますが、[条件の追加]ボタンをクリックする方が簡単です。
注: 値と、表示フィールドに表示される値との違いは明確でないことがあります。多くの場合、それらは同じです。これらの違いは、表示フィールドはユーザーに表示される値であり、値は格納されている値です。例えば、通貨の値が小数点以下2桁で格納される場合、表示では、これらの数値は省略される可能性があります。この違いは、IDフィールドでほぼ常に使用されます。それは、表示するのは名前にし、ユーザーが選択したときに、格納される実際の値としてはIDを使用するのが有効なためです。また、コードがオブジェクトID以外のコードであるコードテーブルを使用することがよくあります。例えば、都道府県オブジェクトのコードが2文字の略語であり、他のオブジェクトの値として格納されるものの、ユーザーが都道府県を選択するときには、ユーザーに都道府県名を表示する場面があると考えてください。
このダイアログの使用後、ダイアログによって追加された情報は編集できます。
フィールドの内部名が何かが不明な場合があるため、選択リストからフィールドを選択することをお勧めします。ここで入力されるテキストは、標準SQL WHERE句です。また、このテキストには、WHEREキーワードは含まれません。
複数の条件を作成する場合、標準のAND演算子とOR演算子を使用できます。NOT演算子を使用して、条件の意味を逆にすることもできます。
各条件に、次の4つの部分があります。
SQL LIMIT句をクエリに追加するには、Where句のテキストボックスに入力します。例えば、「Limit 200」と入力すると、取得した行数を200に制限できます。WHERE情報の後にスペースを1つ追加し、SQL LIMITを入力します。または、改行してSQL LIMIT情報を入力します(「Limit」は大文字、小文字、または大文字と小文字を混在させて記述できます)。デフォルトでは、100行が返されます。プロセスに100を超える行が必要な場合、この句を追加する必要があります。ただし、読み取り専用のオブジェクトリストには、関連付けられたクエリを100を超えた数に設定しても、100行の制限があります。
JDBC接続を使用する場合、ORDER BY関数を使用してデータをソートできます。
ORDER BY関数を使用するには、[ソート順]をクリックし、フィールドを選択します。例えば、名前のリストを人物の姓でソートできます。
注: ORDER BY関数を使用を使用して、OData対応の要求をJDBCコネクタに対して行うことはできません。

リストを表示: フィールドの選択リスト

レコードタイプは、オブジェクトの一部を選択できるオブジェクトに関連付ける情報です。例えば、リードに「On the Road」レコードタイプと「In the Office」レコードタイプを設けるとします。プロセスは、これらの値を使用して、表示するその他の情報を選択できます。レコードタイプの値が「On the Road」の場合、A、B、Cの値を持つ選択リストを設定します。値が「In the Office」の場合、C、D、Eの値の選択リストを設定します。
依存関係選択リストを持つ作成サービスステップを使用する場合は、このオプションを使用します。[オブジェクトタイプ]と[フィールド名]が自動的に入力されるのに対し、[コントローラ値]は手動で入力する必要があります。ユーザーがレコードタイプを含むフィールドに入力する場合、[ソース]を[フィールド]に設定し、依存先の該当するフィールドも選択します。[コンテンツ]の場合、その値を入力します。
例えば、[事業部門]選択リストと、それに依存する[業種]選択リストを持つリードの作成サービスステップがあるとします。ユーザーが[事業部門]選択リストから[テクノロジー]を選択すると、Process Designerはその部門に設定されている、[コンピュータハードウェア]や[バイオテクノロジー]などの値を[業種]選択リストに表示できます。これを[作成]画面で正しく操作するには、[業種]フィールドのフィールドプロパティを編集し、[コントローラ値]を[フィールド]に変更し、フィールドとして[事業部門]を選択する必要があります。
[フィールド]に[選択リスト]を選択したときのオプションは次のとおりです。

リストを表示: ロール内のユーザー

ロール内のユーザーでは、Process Designerに対して、識別するロールを持つすべてのユーザーを特定することを指定します。
[リストを表示]にこのオプションを選択するときに、そのロールのユーザーを見つけるためにProcess Designerが使用するロール名も選択します。これらの各のソースは、コンテンツ、フィールド、計算式、画面です。