アップグレードタスク
以下のトピックでは、データ統合コネクタのアップグレードの前後に実行が必要になる可能性のあるタスクに関する情報を説明します。以前にアップグレードを行った後にこれらのタスクを実行していない場合に備えて、以前の月次リリースのアップグレード後のタスクも含まれています。
2024年7月リリースのアップグレード後のタスク
組織の環境を2024年7月リリースにアップグレードした後に、次のタスクを実行します。
Oracleコネクタ
Oracle接続を使用したマッピングを実行し、nVarchar2データ型のカラムにデータを書き込む場合、ソースデータの長さがターゲットオブジェクトに設定された精度を超えると、行は拒否され、警告メッセージが表示されます。以前は、これらのレコードは、ターゲットオブジェクトに設定された精度に従ってデータを切り詰めた後にターゲットに書き込まれていました。この問題は、Oracleコネクタのベースドライバが次のバージョンにアップグレードされるために発生します。
- •JDBC: 6.0.0.001165
- •ODBC: 08.02.3072
この問題を解決するには、次のいずれかの手順を実行します。
- •Oracleデータベースのカラムの長さを増やし、マッピングを実行する前にターゲットを再同期できます。
- •以前の動作を維持するには、EBFフォルダにある古いバージョンのドライバを使用できます。EBFフォルダのドライバを使用するには、次の手順を実行します。
- 1Informatica Intelligent Cloud Servicesにログインします。
- 2[Administrator]で、[ランタイム環境]を選択します。
- 3マッピングを実行するSecure Agentを選択し、[編集]をクリックします。
- 4[カスタム構成の詳細]セクションで、サービスとして[データ統合サービス]を選択します。
- 5該当するデータ統合サーバータイプを選択し、コネクタに使用するJDBCドライバまたはODBCドライバに基づいて次のカスタムプロパティを追加します。
ドライバ | タイプ | カスタムプロパティ | 値 |
---|
OracleJDBC | Tomcat | ORACLE_JDBC_DRIVER_JARNAME | 'dworacle-ebf.jar' |
Oracle ODBC | DTM | DD_CLOSED_ORACLE_DRIVER | 'DataDirect CLOSED 8.0 Oracle Wire Protocol for Informatica - EBF' |
- 6[保存]をクリックします。