テンプレート
マッピング、マッピングタスク、またはタスクフローなどのアセットを作成する場合は、アセットを最初から作成するか、またはテンプレートを使用することができます。データ統合には、プロジェクトをジャンプスタートするためのさまざまなデータ操作テンプレートが用意されています。テンプレートには、データ統合、クレンジング、およびウェアハウジング作業に使用できる、あらかじめ構築されたロジックが含まれています。
アセットをすばやく作成するために、データ統合には、次のタイプのテンプレートが用意されています。
- マッピングテンプレート
マッピングテンプレートは、変換ロジックと必要なパラメータが定義されたマッピングです。データ統合には、データの統合、データのクレンジング、および緩やかに変化するディメンションテーブルの読み込みのためのマッピングテンプレートが用意されています。例えば、[2つのデータソースのマージ]マッピングテンプレートは、1つのソースのフィールドが空の場合、他方のソースの値が使用されるように、2つのソースをマージするマッピングです。
テンプレートマッピングのいずれかでロジックを再利用するときに、テンプレートからマッピングを作成しますが、このマッピングは必要に応じてカスタマイズすることもできます。マッピングが完了したら、マッピングタスクを作成して実行します。
例えば、1つのソースのフィールドが空の場合、他方のソースの値が使用されるように、2つのソースをマージする必要があります。ただし、データをターゲットにロードする前にソートする必要もあります。[2つのデータソースのマージ]マッピングテンプレートに基づいてマッピングを作成し、ソーター変換を追加して、データをターゲットにロードする前にソートできるようにします。次に、マッピングを実行するマッピングタスクを作成します。
- タスクテンプレートのマッピング
マッピングタスクテンプレートは、テンプレートマッピングに基づくタスクのマッピングです。変換ロジックを変更せずにテンプレートマッピングのいずれかを実行する場合は、マッピングタスクテンプレートを使用します。マッピングタスクを作成するときには、ランタイム環境、ソース情報、ターゲット情報、その他のマッピングパラメータの値などのランタイム情報を指定するだけで済むようになります。
例えば、参照テーブルの追加フィールドを使用して、リレーショナルソースのデータを拡張するとします。[ルックアップでデータを拡張]テンプレートに基づいて、マッピングタスクを作成します。マッピングタスクウィザードで、ランタイム環境、ソーステーブル、ターゲットテーブル、ルックアップテーブル、ルックアップ条件などのランタイム情報を入力します。
- タスクフローテンプレート
タスクフローテンプレートは、共通の制御フローロジックを含むタスクフローです。
タスクフローテンプレートを使用して、順次、並行、または決定に基づいた一般的な方法でタスクを整理します。テンプレートに基づいてタスクフローを作成すると、フローは事前に定義されています。タスクを追加および削除して、実際のタスクフローを反映します。