基本操作 > ランタイム環境設定
  

ランタイム環境設定

ランタイム環境は、タスクを実行するための実行プラットフォームです。組織内のユーザーがタスクを実行できるように、各組織に少なくとも1つのランタイム環境が必要です。
ランタイム環境は、1つ以上のSecure Agentで構成されます。Secure Agentは、タスクを実行し、組織とInformatica Intelligent Cloud Services間でのファイアウォールを越えた安全な通信を可能にする軽量プログラムです。
ランタイム環境は、次の方法で作成およびアクセスすることができます。
Informatica Cloudホステッドエージェントを使用します。
これは最も簡単かつ迅速な方法です。ホステッドエージェントは、データ統合のすべてのインストールに含まれています。
SaaS環境でデータにアクセスする場合は、Informatica Cloud Hosted Agentを使用できます。ホステッドエージェントは、Informatica Intelligent Cloud Servicesホスティング機能内で実行されるため、インストール作業が必要になることはありません。
ホステッドエージェントは、特定のコネクタを使用するマッピングタスク、同期タスク、およびレプリケーションタスクを実行することができます。使用するコネクタがHosted Agentをサポートしているかどうかを確認するには、関連するコネクタのヘルプを参照してください。
クラウド上のランタイム環境を設定します。
これは2番目に簡単な方法です。インストールウィザードによって、AWS、Google Cloud、またはMicrosoft AzureでSecure Agentをセットアップおよび設定するためのすべての作業をバックグラウンドで行います。
注: クラウド上にランタイム環境を設定すると、クラウドプラットフォーム上に仮想マシンが作成され、追加のコストが発生する可能性があります。
Secure Agentをダウンロードしてインストールします。
オンプレミスのデータにアクセスする必要がある場合、またはホステッドエージェントを使用せずにSaaSデータにアクセスする場合は、Secure Agentを手動でダウンロードしてインストールします。
次のいずれかのタスクを実行する必要がある場合は、ランタイム環境を手動でダウンロードしてインストールします。
1つのSecure Agentを各物理マシンまたは仮想マシンにインストールできます。インストールする各エージェントは、デフォルトで独自のグループに追加されます。複数のエージェントをグループに追加してワークロードのバランスを調整し、スケーラビリティを向上させることができます。
サーバーレスランタイム環境を設定します。
サーバーレスランタイム環境は、Secure AgentやSecure Agentグループのダウンロード、インストール、設定、管理が必要ない高度なサーバーレスデプロイメントソリューションです。
Hosted Agentのマルチテナントモデルと比較して、サーバーレスランタイム環境は、タスクを実行するための仮想マシンリソースを専用サーバーに提供する分離されたシングルテナントモデルを使用します。サーバーレスランタイム環境は、負荷の規模に合わせて自動スケールしますが、データはクラウド環境内に残ります。
サーバーレスランタイム環境の設定の詳細については、Administratorのヘルプの「ランタイム環境」を参照してください。