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Amazon Redshift V2コネクタでのSQL ELT

SQL ELTを使用してマッピングのパフォーマンスを向上させることができます。
SQL ELTを使用して、クラウドデータウェアハウスからデータを読み取り、同じクラウドデータウェアハウスにそのデータを書き込むことができます。また、クラウドエコシステム内のデータレイクからデータの読み取りを行い、同じエコシステム内のクラウドデータウェアハウスにそのデータの書き込みを行うこともできます。データ統合は、トランスフォーメーションロジックを、基礎となるクラウドインフラストラクチャで実行されているエコシステム固有のコマンドおよびSQL文に変換します。これにより、処理のためにクラウドインフラストラクチャからデータが移動されることがなくなるため、データ処理速度が向上します。

複数の店舗とオンラインプラットフォームを運営する小売組織の販売および在庫部門で働いているとします。経営陣は、さまざまなソースからのデータを分析することで、在庫管理を最適化し、顧客の行動を把握し、販売戦略を改善したいと考えています。
組織はAmazon S3を使用して、複数のソースからのデータを保存しています。データを分析するために、組織はAmazon Redshiftのウェアハウスインフラストラクチャを活用し、すべてのデータをAmazon Redshiftにロードすることを計画しています。
SQL ELTを使用して、Amazon S3からAmazon Redshiftにデータをすばやくロードできます。SQL ELTはETL方式よりも高速で、データがクラウドインフラストラクチャ内に留まるため、データエグレスコストが不要になります。