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プロキシサーバーの設定

組織で送信プロキシサーバーを使用してインターネットに接続する場合、Secure Agentは、そのプロキシサーバー経由でInformatica Intelligent Cloud Servicesに接続します。
WindowsおよびLinuxで、プロキシサーバーを使用するようにSecure Agentを設定できます。
認証されていないプロキシサーバーのみを使用してInformatica Intelligent Cloud Servicesに接続できます。
Secure Agentのプロキシの設定を行うには、次のいずれかのタスクを実行します。
サーバーレスランタイム環境を使用している場合、プロキシサーバーを使用してInformatica Intelligent Cloud Servicesに接続することはできません。
注: HTTPプロキシとSOCKSプロキシの両方を有効にすると、デフォルトではSOCKSプロキシが使用されます。SOCKSプロキシの代わりにHTTPプロキシを使用する場合は、システムプロパティで[DisableSocksProxy]プロパティの値をtrueに設定します。

プロキシサーバーのバイパス

組織で送信プロキシサーバーを使用してインターネットに接続している場合、Secure Agentは、そのプロキシサーバー経由でInformatica Intelligent Cloud Servicesに接続します。
ただし、特定のIPアドレスとホスト名をプロキシから除外する場合は、プロキシをバイパスできます。proxy.iniファイルでInfaAgent.NonProxyHostプロパティを設定し、Secure AgentプロパティのJVMオプションで-Dhttp.nonProxyHostsプロパティを設定して、除外するIPアドレスとホスト名を含めます。
次の表は、proxy.iniファイルまたはJVMオプションを使用して設定できるプロキシ設定を示しています。
プロキシ設定
プロキシフラグの設定
Proxy.ini
InfaAgent.NonProxyHost=localhost| <your_bucket_name>.s3.|127.*|[\:\:1]
例えば、単一のS3バケットiam.qa.bucketをバイパスするには、次のプロキシ設定を使用します。
InfaAgent.NonProxyHost=localhost|iam.qa.bucket.s3.|127.*|[\:\:1]
すべてのS3バケットをバイパスするには、次のプロキシ設定を使用します。
InfaAgent.NonProxyHost=localhost|*.s3.*|127.*|[\:\:1]
JVMオプション
-Dhttp.nonProxyHosts=localhost| <your_bucket_name>.s3.|127.* |[\:\:1]
例えば、単一のS3バケットiam.qa.bucketをバイパスするには、次のプロキシ設定を使用します。
-Dhttp.nonProxyHosts=localhost|iam.qa.bucket.s3.|127.*|[\:\:1]
すべてのS3バケットをバイパスするには、次のプロキシ設定を使用します。
-Dhttp.nonProxyHosts=localhost|*.s3.*|127.*|[\:\:1]

詳細モードでのプロキシサーバーのバイパス

プロキシサーバーをバイパスするには、proxy.iniファイルのNonProxyHost値を更新する必要があります。エージェントコアパスでプロパティを設定して、詳細クラスタ設定でNonProxyHostを設定できます。
Amazon S3エンドポイントでプロキシをバイパスするには、次の手順を実行します。
  1. 1proxy.iniファイルを編集し、NonProxyHostのプロパティにクラスタリージョンを設定します。
  2. 2適切なリージョン名をプロパティに次の形式で入力します。
  3. InfaAgent.NonProxyHost=localhost|127.*|[\:\:1]|169.254.169.254|.<REGION_NAME>.elb.amazonaws.com|*.<REGION_NAME>.elb.amazonaws.com
    次の例は、proxy.iniファイルでの、米国西部リージョンの場合のNonProxyHostを更新する方法を示しています。
    InfaAgent.NonProxyHost=localhost|127.*|[\:\:1]|169.254.169.254|.us-west-2.elb.amazonaws.com|*.us-west-2.elb.amazonaws.com|s3.us-west-2.amazonaws.com|*.s3.us-west-2.amazonaws.com|s3.amazonaws.com
  4. 3proxy.iniファイルを編集したら、詳細クラスタのランタイムプロパティで、プロパティccs.enable.storage.proxy.settingsをfalseに設定する必要があります。
  5. プロパティを設定するには、次の手順を実行します。
    1. aAdministratorに移動します。
    2. b[詳細クラスタ]ページで、編集する設定の名前を詳細設定のリストから選択します。
    3. cプロパティccs.enable.storage.proxy.settingsをfalseに設定し、クラスタ設定を特定のクラスタの[ランタイムプロパティ]に保存します。
    4. 次の図は、設定したクラスタのランタイムプロパティを示しています。
    5. S3バイパスのためのプロキシiniフラグ