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File Processor接続の作成

同期タスクでFile Processorコネクタを使用するには、まずデータ統合で接続を作成する必要があります。IBM AS/400 FTPサーバー、IBM z/OS FTPサーバー、IBM AS/400 SFTPサーバー、またはIBM z/OS SFTPサーバーに接続するためのFile Processor接続を作成するときは、ソースファイルディレクトリをQGPLとして指定します。QGPLは、IBM AS/400 FTP、IBM z/OS FTP、IBM AS/400 SFTP、およびIBM z/OS SFTPサーバーのライブラリです。
接続の設定は、[接続]ページまたはタスク設定時にウィザードで実行できます。
    1. [接続]ページで、[新しい接続]をクリックして接続を作成します。
    [新しい接続]ページが表示されます。
    次の図は、[新しい接続]ページの詳細を示しています。
    2. [新しい接続]ページで、次の接続プロパティを設定します。
    接続プロパティ
    説明
    ランタイム環境
    タスクを実行するランタイム環境の名前。
    ソースファイルディレクトリ
    転送するファイルが含まれる場所。
    ターゲットファイルディレクトリ
    転送されたファイルを配置する場所。
    ファイルの選択
    転送するファイル。フィールドに基づいてファイルを選択することができます。
    ファイルパターン
    転送するファイルのパターン。例えば、日付パターンに基づいてファイルを選択する場合は、[ファイルパターン]フィールドに日付形式をDD/MM/YYYYとして指定できます。
    注: [ファイルの選択]接続プロパティから[すべて]を選択した場合は、[ファイルパターン]フィールドは適用できません。
    日数計算
    日数計算を使用して、指定された日付より前または指定された日付の後に作成または変更されたファイルを選択します。[日付パターンを含む]に基づいてファイルを選択し、指定された日付の前後に変更されたファイルを選択できるように日数計算の値を指定します。値を日数で指定します。月と年で値を指定することはできません。
    例えば、[日付パターンを含む]に基づいてファイルを選択した場合は、データフィルタを使用して、LastModDateをDD/MM/YYYY形式で02/02/2016と指定し、日数計算を-1と指定します。01/02/2016までに変更されたファイルが選択されます。
    PassKey
    FTPサーバーまたはSFTPサーバーに接続するための資格情報。例えば、FTPサーバーまたはSFTPサーバーのパスワードおよびパスフレーズを値passkey1およびpasskey2として指定できます。
    3. [保存]をクリックして接続を保存します。
    接続の詳細を保存する前に、接続をテストする必要があります。[テスト接続]をクリックして、接続が成功したかどうかを確認します。

特定のファイルの選択

File Processor操作を実行する場合、単一ファイルも複数のファイルも選択できます。ファイルは、[ファイルの選択]接続プロパティで設定したフィールドに基づいて選択されます。次の表では、特定のファイルまたは特定のファイルのセットを選択するための[ファイルの選択]フィールドについて説明します。
フィールド
説明
すべて
ソースディレクトリからすべてのファイルを選択します。
Equals
ファイルパターンプロパティで指定された名前と等しいファイルを選択します。例えば、sample.docxを指定すると、sample.docxファイルが選択されます。
Notequals
指定したファイルパターン以外のすべてのファイルを選択します。例えば、ファイルパターンをsample.txtと指定すると、sample.txtファイルは選択されません。
StartsWith
指定したパターンで始まるファイルを選択します。例えば、StartsWithの値をsampleと指定すると、sampleという名前で始まるすべてのファイルが選択されます。
EndsWith
指定したパターンで終わるファイルを選択します。例えば、EndsWithパターンを.txtと指定すると、.txtで終わるすべてのファイルが選択されます。
FileExtension
指定されたファイル名拡張子を含むファイルを選択します。例えば、ファイルパターンで値を.txtと指定すると、すべての.txtファイルが選択されます。
Contains
指定されたパターンを含むファイルを選択します。例えば、Containsパターンをsampleと指定すると、ファイル名にsampleを含むすべてのファイルが選択されます。
FileSizeGreaterThan
ファイルパターンで指定されたサイズより大きいファイルを選択します。ファイルサイズをKBで指定します。例えば、ファイルサイズを30と指定すると、30を超えるすべてのファイルが選択されます。
FileSizeLessThan
指定されたサイズより小さいファイルを選択します。ファイルサイズをKBで指定します。
例えば、ファイルサイズを30と指定すると、30未満のすべてのファイルが選択されます。
FileSizeEqualsto
指定されたサイズと等しいファイルを選択します。ファイルサイズをKBで指定します。
例えば、ファイルサイズを30と指定すると、サイズが30のすべてのファイルが選択されます。
FileSizeNotEqualsto
指定されたサイズと等しくないファイルを選択します。ファイルサイズをKBで指定します。
例えば、ファイルサイズを30と指定すると、サイズが30と等しくないすべてのファイルが選択されます。
Starts with DatePattern
指定した日付パターンで始まるファイルを選択します。例えば、ファイルパターンをDD/MM/YYYYと指定すると、DD/MM/YYYYの日付パターンで始まるすべてのファイルが選択されます。
EndsWithDatePattern
指定した日付パターンで終わるファイルを選択します。例えば、ファイルパターンをDD/MM/YYYYと指定すると、DD/MM/YYYYの日付パターンで終わるすべてのファイルが選択されます。
Contains Date Pattern
指定された日付パターンを含むファイルを選択します。例えば、ファイルパターンをDD/MM/YYYYと指定すると、DD/MM/YYYYの日付パターンを含むすべてのファイルが選択されます。

日付パターン形式

日付パターンを指定してファイルを選択する場合は、さまざまな形式で値を指定できます。
次の表は、日付パターンを指定するために使用できる形式を示しています。
日付または時刻のコンポーネント
値の表現
日付パターンの用語
年号指示子
テキスト
G
例えば、年号に20 ADを指定する場合は、20:ADなどGG:AD形式で値を指定できます。
数字
y
例えば、年に2001を指定する場合は、yyyy:2001またはyy:01形式で値を指定できます。
月(年)
数字
M
例えば、月にJuneを指定する場合は、MMMM:JUNE、MM:06、またはMMM:JUN形式で値を指定できます。
週(年)
数字
w
例えば、値に45を指定する場合は、ww:45形式で値を指定できます。
週(月)
数字
W
例えば、値に2を指定する場合は、W:2形式で値を指定できます。
日(年)
数字
D
例えば、値に227を指定する場合は、DDD:227形式で値を指定できます。
日(月)
数字
d
例えば、値に9を指定する場合は、dd:09形式で値を指定できます。
曜日(月)
数字
F
例えば、値に3を指定する場合は、F:3形式で値を指定できます。
曜日
テキスト
E
例えば、値に水曜日を指定する場合は、E:Wednesday形式で値を指定できます。
午前/午後マーカー
テキスト
a
例えば、aa:AM/PM形式で値を指定できます。
時間(日)(0-23)
数字
H
例えば、値に15を指定する場合は、HH:15形式で値を指定できます。
時間(日)(1-24)
数字
k
例えば、値に24を指定する場合は、kk:24形式で値を指定できます。
時間(午前/午後)(0-11)
数字
K
例えば、値に8を指定する場合は、K:8形式で値を指定できます。
時間(午前/午後)(1-12)
数字
h
例えば、値に12を指定する場合は、hh:12形式で値を指定できます。
分(時)
数字
m
例えば、値に45を指定する場合は、mm:45形式で値を指定できます。
秒(分)
数字
s
例えば、値に58を指定する場合は、ss:58形式で値を指定できます。
ミリ秒
数字
S
例えば、値に450を指定する場合は、SSS:450形式で値を指定できます。
タイムゾーン
一般的なタイムゾーン
z
例えば、値に450を指定する場合は、zzz:450形式で値を指定できます。
タイムゾーン
RFC 822時刻
Z
例えば、値に800を指定する場合は、ZZZ:800形式で値を指定できます。