ファイルの暗号化または復号化
File Processorコネクタを使用して、ローカルファイルを暗号化および復号化することが出来ます。ファイルを暗号化および署名するには、FileEncryptオブジェクトを使用します。ローカルファイルを復号化して検証するには、FileDecryptオブジェクトを使用します。File Processorコネクタは、ローカルファイルを暗号化および復号化するための.pgp、.gpg、および.pbe形式をサポートしています。
ファイルの暗号化または復号化の例
システム管理者として、ローカルファイルシステムに存在するファイルを暗号化する必要があるとします。
ローカルファイルシステムに存在するファイルを暗号化するための同期タスクを作成するには、次の手順を実行します。
1. データ統合で、[新規] > [タスク]をクリックします。
2. [同期タスク]を選択して[作成]をクリックします。
[定義]タブが表示されます。
3. [定義]タブで次のフィールドを設定します。
フィールド | 説明 |
---|
タスク名 | 同期タスクの名前。例: File_Process_Encryption |
説明 | 同期タスクの説明。最大長は255文字です。 |
タスク操作 | [挿入]を選択します。 |
4. [次へ]をクリックします。
[ソース]タブが表示されます。
5. [ソース]タブで次のフィールドを設定します。
フィールド | 説明 |
---|
接続 | 作成した接続を選択します。例: File_Process_Encryption_GPG_perf |
ソースタイプ | [単一]を選択します。 |
ソースオブジェクト | [FileEncrypt]を選択します。 |
6. [次へ]をクリックします。
[ターゲット]タブが表示されます。
7. [ターゲット]タブで次のフィールドを設定します。
フィールド | 説明 |
---|
接続 | フラットファイル接続を選択します。 |
ターゲットオブジェクト | [ターゲットの作成]をクリックします。 |
8. [次へ]をクリックします。
[データフィルタ]タブが表示されます。
9. フィルタオブジェクト、フィルタフィールド、およびフィルタ演算子を選択して、[データフィルタ]ページでデータフィルタを作成します。
次の図は、
[データフィルタ]ページを示しています。

署名による暗号化を使用する場合は、ファイルを暗号化するための受信者のパブリックキーのパスと、ファイルに署名するための送信者のプライベートキーのパスを指定します。
[データフィルタ]ページで、FileEncryptオブジェクトのパブリックキーのパスとプライベートキーのパスを指定します。次の図は、
[データフィルタ]ページを示しています。

10. [次へ]をクリックします。
[フィールドマッピング]タブが表示されます。
11. [フィールドマッピング]タブで[オートマッチ]をクリックすると、その内容に応じてソースフィールドがターゲットフィールドにマッピングされます。
12. [マッピングの検証]をクリックして、マッピングを検証します。
13. [保存]をクリックし、次に[終了]をクリックします。
14. [エクスプローラ]ページで、タスクを選択し、[アクション] > [実行]をクリックします。
モニタで、タスクの実行後にログのステータスを監視出来ます。