Microsoft Azure SQL Data Warehouse V2コネクタの管理
組織の管理者が以下のタスクを実行した後、ユーザーとして Microsoft Azure SQL Data Warehouse V2 コネクタを使用できます。
- •Microsoft Azure SQL Data WarehouseからJDBC URLを取得します。
- •ユーザーに db_owner 特権または以下の詳細な特権がユーザーに付与されていて、Microsoft Azure SQL Data Warehouseに接続し、読み取り操作および書き込み操作を正常に実行できることを確認します。
- - EXEC sp_addrolemember 'db_datareader', '<user>'; // あるいは個別のテーブルに権限を割り当てる
- - EXEC sp_addrolemember 'db_datawriter', '<user>'; // あるいは個別のテーブルに権限を割り当てる
- - GRANT ALTER ANY EXTERNAL DATA SOURCE TO <user>;
- - GRANT ALTER ANY EXTERNAL FILE FORMAT TO <user>;
- - GRANT CONTROL TO <user>;
- - GRANT CREATE TABLE TO <user>;
- - Pre-SQLコマンドとPost-SQLコマンドでタスクを実行するのに必要な特権を割り当てます。
Azure Active Directory認証
Microsoft Azure SQL Data Warehouseに接続するようにAzure Active Directory(AAD)認証を設定できます。デフォルト値は、Microsoft SQL Server認証です。
AAD認証を設定するには、以下のタスクを実行します。
サーバー証明書のインポート
AzureでAAD認証をActive Directoryフェデレーションサービスとともに使用する場合に該当します。サーバー証明書を <Secure Agentのインストールディレクトリ>\jre\lib\security\cacerts ファイルにインポートします。次のコマンドを使用します。
keytool -import -trustcacerts -alias <証明書のエイリアス名> -file <証明書ファイルのパス> -keystore <Secure Agentのインストールディレクトリ>\jre\lib\security\cacerts -storepass <トラストストアのパスワード>
注: AAD認証にActive Directoryフェデレーションサービスを使用している場合には、Hosted Agentでタスクを実行することはできません。
管理者の設定
Microsoft Azure SQL Data WarehouseがホストされているMicrosoft SQL ServerとAzure Active Directoryとの間で管理者を設定するには、以下の手順を実行します。
- 1. 資格情報を使用して、Microsoft Azureポータルにログオンします。[ダッシュボード]ページが表示されます。
- 2. [すべてのリソース]ページで、Microsoft Azure SQL Data WarehouseがホストされているMicrosoft SQL Serverを選択します。
- 3. Microsoft SQL Serverに表示される[設定]の下にある [Active Directory管理者] オプションを選択します。以下の図に、Active Directory管理者設定を示します。
![この図は、Azure Active Directoryの[管理者の設定]オプションを示しています。 この図は、Azure Active Directoryの[管理者の設定]オプションを示しています。](../cloud-data-integration-microsoft-azure-sql-data-warehouse-v2-connector/images/GUID-D47F22AE-A0EB-4061-B995-3C5FD8681BE5-low.png)
- 4. [管理者の設定]をクリックします。[管理者の追加]ページが表示されます。
- 5. 管理者として使用する電子メールIDを入力し、 [選択]をクリックします。
- 6. [保存]をクリックします。
ユーザーの作成
ユーザーを作成するには、以下の手順を実行します。
- 1. 前の手順で作成したAzure Active Directory管理者を使用して、Microsoft Azure SQL Data Warehouseに接続します。Microsoft SQL Server Management Studioを使用して、Microsoft Azure SQL Data Warehouseに接続できます。
- 2. 以下のコマンドを入力して実行し、ユーザーを作成します。 create user [user@foobar.com] from external provider;
詳細については、Microsoft Azureのドキュメントを参照してください。
- 3. 必要な特権をこのユーザーに割り当ててください。
AAD認証が有効になるように、接続プロパティで作成したJDBC URLとユーザーを設定します。