ODBC接続の作成
Microsoft Azure SQL Data WarehouseのソースオブジェクトおよびターゲットオブジェクトにアクセスするためにODBC接続を作成します。
[接続]ページでODBC接続を作成するには、次の手順を実行します。
1. [接続] ページで、[新しい接続]をクリックします。[新しい接続]ページが表示されます。
2. [接続の詳細]セクションで、次の接続の詳細を設定します。
プロパティ | 説明 |
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接続名 | ODBC接続の名前。 |
説明 | 接続の説明。 |
タイプ | 接続の種類。接続のタイプに[ODBC]を選択します。 |
3. [接続のプロパティ]セクションで、次の接続の詳細を設定します。
プロパティ | 説明 |
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ランタイム環境 | タスクを実行するランタイム環境の名前。 |
ユーザー名 | Microsoft Azure SQL Data Warehouseアカウントのユーザー名。 |
パスワード | Microsoft Azure SQL Data Warehouseアカウントのパスワード。 |
データソース名 | Microsoft Azure SQL Data Warehouseデータベース用に作成したODBCデータソースの名前を入力します。 |
スキーマ | Microsoft Azure SQL Data Warehouseスキーマ名。 |
コードページ | Secure Agentがデータの読み取りまたは書き込みに使用する必要があるコードページを選択します。 |
ODBCサブタイプ | [ODBCサブタイプ]フィールドの値を[Azure DW]として入力します。 |
4. [OK]をクリックします。
Microsoft Azure SQL Data Warehouse ODBC接続が正常に作成されます。
スキーマ間のプッシュダウンの最適化
スキーマ間のプッシュダウンの最適化をマッピングに使用して、同じデータベース内の異なるスキーマに基づいて、データの読み取りおよび書き込みを行うことができます。
スキーマ間のプッシュダウンの最適化を使用するには、2つのMicrosoft Azure SQL Data Warehouse ODBC接続を作成し、各接続に異なるスキーマを指定する必要があります。マッピングの詳細セッションプロパティで、[スキーマ間のプッシュダウンの最適化を有効にする]チェックボックスを選択します。デフォルトでは、このチェックボックスはオンです。
注: Microsoft Azure SQL Data Warehouse ODBC接続の両方で指定するスキーマが同じデータベースに属していることを確認してください。
スキーマ間のプッシュダウンの最適化を使用するには、次の手順を検討します。
- 1. Azure_DW1 ODBC接続を作成し、接続プロパティで[DW_schema1]スキーマを指定します。
- 2. もう1つのAzure_DW2 ODBC接続を作成し、接続プロパティで[DW_schema2]スキーマを指定します。
- 3. マッピングを作成して、次のタスクを実行します。
- a. [Azure_DW1]接続をソースとして選択し、[DW_schema1]スキーマを使用してソースオブジェクトからデータを読み取ります。
- b. [Azure_DW2]接続をターゲットとして選択し、[DW_schema2]スキーマを使用してターゲットオブジェクトにデータを書き込みます。
- c. 詳細セッションプロパティで、[スキーマ間のプッシュダウンの最適化を有効にする]チェックボックスを選択します。
次の図は、[スキーマ間のプッシュダウンの最適化を有効にする]プロパティを示しています。
- d. マッピングを実行します。
マッピングを実行すると、Secure Agentは、DW_schema1を使用してソースオブジェクトからデータを読み取り、DW_schema2を使用してターゲットオブジェクトにデータを書き込みます。