プッシュダウンの最適化の関数に関するルールおよびガイドライン
Microsoft Azure SQL Data Warehouseデータベースに関数をプッシュする場合は次のルールとガイドラインを使用します。
- •プッシュダウンの最適化の更新/挿入操作は、ODBC接続を使用している場合は適用されません。
- •datetimeoffsetデータ型はパススルーマッピングでのみ適用されます。
- •Microsoft Azure SQL Data Warehouse集計関数は、引数を1つだけとります(集計関数のフィールドセット)。エージェントは、引数に定義されたフィルタ条件を無視します。また、ターゲットにマップされているすべてのフィールドがGROUP BY句に指定されていることを確認します。
- •TO_CHAR()関数をMicrosoft Azure SQL Data Warehouseデータベースにプッシュするには、日付と形式の引数を定義する必要があります。
- •SYSTIMESTAMP()関数とSYSDATE()関数をMicrosoft Azure SQL Data Warehouseデータベースにプッシュするときは、形式を指定しないでください。Microsoft Azure SQL Data Warehouseデータベースは、完全なタイムスタンプを返します。SYSDATEは、かっこ()がない場合にのみ機能します。かっこを付けると、無効な式として表示されます。
- •複数の引数を指定してTO_BIGINT()またはTO_INTEGER()関数をMicrosoft Azure SQL Data Warehouseデータベースにプッシュすることはできません。
- •REPLACECHR()またはREPLACESTR()関数をMicrosoft Azure SQL Data Warehouseデータベースにプッシュすると、エージェントはcaseFlag引数を無視します。
例えば、REPLACECHR(false, in_F_CHAR, 'a', 'b')とREPLACECHR(true, in_F_CHAR, 'a', 'b')のどちらも同じ値を返します。
- •INSTR()をMicrosoft Azure SQL Data Warehouseデータベースにプッシュするには、string、search_value、およびstart argumentsの引数のみを指定する必要があります。Microsoft Azure SQL Data Warehouseでは、occurrenceとcomparison_typeの引数はサポートされません。
- •Microsoft Azure SQL Data Warehouseコネクタは、TO_DATE()関数で以下の日付形式をサポートしています。
- - YYYY-MM-DD HH24:MI:SS.NS
- - YYYY-MM-DD HH12:MI:SS.NSAM
- - MON DD YYYY HH12:MI:SS.NSAM
- - MON DD YYYY HH24:MI:SS.NS
- - DD MON YYYY HH12:MI:SS.NSAM
- - DD MON YYYY HH24:MI:SS.NS
- - MM/DD/YY HH12:MI:SS.NSAM
- - MM/DD/YY HH24:MI:SS.NS
- - MM/DD/YYYY HH12:MI:SS.NSAM
- - MM/DD/YYYY HH24:MI:SS.NS
- - HH24:MI:SS.NS
- - HH12:MI:SS.NSAM
- •SET_DATE_PART()関数をMicrosoft Azure SQL Data Warehouseデータベースにプッシュするには、引数として次の日付データ型を使用する必要があります。
- - datetime
- - datetimeoffset
- - datetime2
- - smalldatetime
日付データ型には、次の形式を使用できます。
- •ADD_TO_DATE()関数をMicrosoft Azure SQL Data Warehouseデータベースにプッシュするには、引数として次の日付データ型を使用する必要があります。
- - date
- - datetime
- - datetimeoffset
- - datetime2
- - smalldatetime
- - time
日付データ型には、次の形式を使用できます。
- - YYYY, YY, YY, Y
- - MM, MON, MONTH
- - D, DD, DD, DY, DAY
- - HH, HH12, HH24
- - MI
- - MS
- - SS
- - NS: datetimeoffset、datetime2、およびtimeに適用
- - US
- •MAKE_DATE_TIME()関数をMicrosoft Azure SQL Data Warehouseデータベースにプッシュするには、引数として次の日付データ型を使用する必要があります。
- - date
- - datetime
- - datetimeoffset
- - datetime2
- - smalldatetime
- - time
年、月、日、時間、分、およびナノ秒を該当する日付の戻り型で使用できます。