パススルーパーティション化
パススルーパーティション化を設定して、Microsoft SQL Serverソースからデータを読み取るときにマッピングタスクのパフォーマンスを最適化できます。
パススルーパーティション化を設定するには、各パーティションにクエリまたはフィルタ値を指定して、データを並列で読み取ります。
パススルーパーティション化が有効なマッピングタスクを実行してMicrosoft SQL Serverから読み取りを行うときは、次のルールとガイドラインを考慮してください。
- •Microsoft SQL Serverターゲットでデータを更新/挿入すると、データの不一致が発生します。
- •ソーストランスフォーメーションでフィルタを設定していても、ソースデータをフィルタリングすることはできません。
- •ソーストランスフォーメーションでSQLオーバーライドを指定すると、SQLオーバーライド文により、設定されたパーティションのSQLクエリおよびソースフィルタ文がオーバーライドされます。
例えば、5つのパーティションに対してSQLクエリまたはソースフィルタを指定すると、SQLオーバーライドによって、5つのパーティションすべてのSQLクエリおよびソースフィルタ文がオーバーライドされます。
Unicode文字の処理
設定されたパーティションのSQLクエリまたはソースフィルタ値にUnicode文字が含まれている場合は、マッピングタスクでパススルーパーティション化を有効にする前に、AdministratorでSecure Agentの特定のシステムプロパティとカスタムプロパティを設定する必要があります。
1[Administrator] > [ランタイム環境]の順に選択します。
2[ランタイム環境]ページで、マッピングタスクを実行するSecure Agentを選択します。
3[編集]をクリックします。
4[システム構成の詳細]セクションで、次の手順を実行します。
- aサービスとして[データ統合サーバー]を選択し、タイプとして[DTM]を選択します。
- bOdbcDataDirectNonWapiシステムプロパティを編集し、値を[0]に設定します。
5[カスタム構成の詳細]セクションで、次の手順を実行します。
- aサービスとして[データ統合サーバー]を選択し、タイプとして[DTM]を選択します。
- b[名前]フィールドにAddQuotesAlwaysと入力し、値を[はい]に設定します。
6[保存]をクリックします。