同期タスクのSalesforceソース
同期タスクでは、単一のオブジェクト、複数の関連オブジェクト、または保存済みクエリを使用できます。
Salesforceソースのプロパティは、同期タスクウィザードの[ソース]ページで設定します。
次の表に、Salesforceソースのプロパティを示します。
プロパティ | 説明 |
---|
接続 | ソース接続の名前。 |
ソースタイプ | [シングル]、[複数]、または[保存済みクエリ]を選択します。 |
ソースオブジェクト | ソースオブジェクトの名前。 |
ラベルの代わりに技術名を表示 | ビジネス名の代わりに技術名を表示します。 |
ソースフィールドをアルファベット順に表示 | ソースフィールドを、ソースシステムによって返される順序ではなく、アルファベット順に表示します。 |
ソースのアーカイブ済みの行と削除済みの行を含める | ソースのアーカイブ済みの行と削除済みの行を含めます。デフォルトでは、エージェントはアクティブな行を返します。 |
Salesforceで明示的なリレーションが定義されている複数のオブジェクトを追加できます。例えば、商談オブジェクトをソースとして使用する場合は、関連する取引先オブジェクトも追加できます。マスタレコードオブジェクトも追加できます。マスタレコードオブジェクトは取引先オブジェクトに関連しているためです。
複数のSalesforceオブジェクトをソースとして設定する
複数のSalesforceオブジェクトを同期タスクのソースとして設定できます。
1[ソース]ページでSalesforce接続を選択します。
接続を作成するには、[新規作成]をクリックします。接続を編集するには、[表示]をクリックし、[接続の表示]ダイアログボックスで[編集]をクリックします。
2[複数]を選択します。
ソースオブジェクトテーブルが表示されます。アクションカラムには、各行で実行できるアクションがリスト表示されます。[ソースオブジェクト]カラムには、選択したそれぞれのSalesforceソースが表示されます。[リレーションパス]カラムには、ソースとプライマリSalesforceソースのリレーションが表示されます。
3[追加]をクリックし、プライマリSalesforceソースを追加します。
4[ソースオブジェクトの選択]ダイアログボックスで、使用するプライマリSalesforceソースを選択し、[OK]をクリックします。
このダイアログボックスには、オブジェクトが200個まで表示されます。使用するオブジェクトが表示されない場合は、検索文字列を入力して表示されるオブジェクトの数を少なくします。
注: Salesforceでは、クエリ可能なSalesforceオブジェクトのみが[レプリケートするオブジェクト]領域に表示されます。オブジェクトが表示されない場合は、Salesforce管理者に問い合わせてください。
5プライマリソースに関連するソースを追加するには、[ソースオブジェクト]テーブルでプライマリソースを強調表示して[追加]をクリックします。
[関連オブジェクトの追加]ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスには、使用可能であるが、選択したソースオブジェクトに関連付けられていないリレーションが表示されます。同期タスクウィザードでは、選択したリレーションに基づいてオブジェクトが選択されます。
6リレーションタイプを選択して[OK]をクリックします。
選択したリレーションパスが[ソースオブジェクト]テーブルに表示されます。ソースを削除するには、そのソースのアクションカラムの[削除]アイコンをクリックします。
7その他の関連ソースを追加するには、使用するソースを選択して[OK]をクリックします。次に別のリレーションタイプを選択して[OK]をクリックします。
8一部の接続タイプでビジネス名の代わりに技術名を表示するには、[ラベルの代わりに技術フィールド名を表示する]を選択します。
9ソースフィールドをアルファベット順に表示するには、[ソースフィールドをアルファベット順に表示]をクリックします。
デフォルトでは、ソースシステムによって返される順序でフィールドが表示されます。
10同期タスクで、アーカイブされた行や削除された行など、Salesforceソースの履歴データを読み取る場合は、[ソースのアーカイブ済みの行と削除済みの行を含める]を選択します。
デフォルトでは、同期タスクで、選択したSalesforceソースの現在のソース行のみが読み取られ、アーカイブされた行や削除された行は無視されます。
11ソースデータをプレビューするには、[ソースオブジェクト]テーブルでソースを選択します。プレビューデータが自動的に表示されない場合は、[データプレビューの表示]をクリックします。
[データプレビュー]領域には、ソースの最初の5カラムの最初の10行が表示されます。ソースのカラム総数も表示されます。
[データプレビュー]領域では、特定のUnicode文字が期待どおりに表示されません。データにバイナリデータが含まれる場合は、[データプレビュー]エリアに次のテキストが表示されます。
BINARY DATA
12ファイルのすべてのソースカラムをプレビューするには、[ソースオブジェクト]テーブルでソースを選択して[すべてのカラムをプレビュー]をクリックします。
ファイルには、ソースの最初の10行が表示されます。
13[次へ]をクリックします。
アーカイブ済みおよび削除済みSalesforceデータをタスクに含める
Salesforce標準APIおよびBulk APIを使用してタスク内のSalesforceソースを操作する場合は、[ソースのアーカイブ済みの行と削除済みの行を含める]フィールドを選択することで、削除済みおよびアーカイブ済みのソースデータを取得することができます。デフォルトでは、同期タスクで、選択したSalesforceソースの現在のソース行のみが読み取られ、アーカイブされた行や削除された行は無視されます。
このオプションを選択すると、同期タスクは、削除済みおよびアーカイブ済みのSalesforceデータをソースから取得します。
Salesforce Bulk APIのタスク削除操作は、Salesforce APIバージョン39.0以降で使用できます。
Salesforceソースのルールおよびガイドライン
Salesforceソースを設定するときは、次のルールおよびガイドラインを考慮します。
- •タスクを実行したときに、エージェントがすべてのソースオブジェクトをレプリケートできない場合、複数のSalesforceソースオブジェクトと1つのフラットファイルターゲットが含まれるタスクは失敗します。
- •すべてのオブジェクトが同じソース接続で利用できる必要があります。オブジェクトが複数あるソース内のすべてのSalesforceオブジェクトには、Salesforceで事前に定義されたリレーションが必要です。
- •ソース接続をデータベースからフラットファイルまたはSalesforceに変更すると、同期タスクウィザードによって、ユーザー定義の結合が削除されます。
- •Salesforceのソースまたはターゲットとの接続を作成すると、データ統合によって接続メタデータがキャッシュされます。接続の作成中に接続メタデータを変更した場合は、ログアウトしてから再度ログインし、接続メタデータを更新する必要があります。
- •SalesforceオブジェクトのルックアップフィールドにText Area(Long)データ型が含まれていると、同期タスクは失敗します。
- •ネストされたクエリでORDER BY句を使用すると、保存済みクエリによる解析が失敗します。
- •保存済みクエリのデータをUnicodeフィルタでプレビューすることはできません。
- •同期タスクでSalesforce Bulk APIを有効にすると、カスタムクエリをソースとして使用できなくなります。