SAP ADSOターゲットのルールとガイドライン
SAP ADSOターゲットを設定するときは、次のルールとガイドラインに従ってください。
- •SAP ADSO Writerコネクタのブラウザリストにはアクティブ化されたADSOのみが表示されます。データ統合で使用する前に、必要なADSOがSAPシステムでアクティブ化されていることを確認してください。
- •ADSO名の先頭に名前空間(“/”)文字が含まれている場合、Secure Agentによってそれらの文字がT__に置き換えられます。ADSO名の後続のすべての名前空間文字は、“__”に置き換えられます。例えば、ADSO名が/IMO/CMSD17である場合、ブラウザリストにはT__IMO__CMSD17と表示されます。
- •抽出したデータが破損する可能性があるため、フィールドメタデータは編集しないでください。
- •選択したADSOのフィールド名に名前空間文字(“/”)が含まれている場合、Secure Agentによってその文字がアンダースコア“_”文字に置き換えられます。
- •マッピングを定義する場合は、操作を挿入として選択する必要があります。SAP BW/4HANAは、アクティブ化中にそのアルゴリズムを使用して、ロードされたデータを処理します。更新操作または削除操作を実行するためにデータ統合で追加のプロパティを設定する必要はありません。更新や削除などの操作は、SAP BW/4HANAレイヤー自体で処理されます。
- •BW/4HANAにロードする各種のデータ型のデータが正しいことを確認してください。挿入したデータが正しくない場合、ロードされたパケットのアクティブ化が失敗する可能性があります。
- •Secure Agentは、サポートされているトランスフォーメーションデータ型に従ってデータの有効性をチェックします。ただし、データが正しくない場合、Secure AgentはデータをSAP BW/4HANAにロードしますが、データのアクティブ化中に失敗します。フィールドのデータ型に応じてデータが有効であることを確認してください。
- •データを書き込むためのデフォルトのパケットサイズは8MBです。パケットサイズの値を8MBを超す値に設定し、メモリ不足の問題が発生した場合は、Secure AgentのJavaヒープメモリを増やすことができます。Secure Agentプロパティの[システム構成の詳細]セクションで[DTM]を選択し、[JVMOption1]プロパティを次の値に設定します: Xmx512m。[OK]をクリックして変更を保存してから、Secure Agentを再起動します。書き込むレコードの量およびSecure Agentマシンで使用可能なメモリに基づいて、JVMOption1プロパティの値を調整してください。
- •STRINGやRAWSTRINGなどの可変長データ型のデフォルトの精度は、より高い値の1333に設定されています。ただし、最適なレコード長を管理するには、これらのデータ型の長さをマッピングの 実際のデータの予想される長さに基づいて設定する必要があります。