SAPテーブルコネクタの概要
SAPテーブルコネクタを使用して、データレベルでSAPとデータを統合できます。
SAPテーブルからデータを読み取り、顧客の名前空間で作成されたSAPカスタムテーブルにのみデータを書き込むには、SAPテーブルコネクタ接続を使用します。
透過テーブル、クラスタテーブル、プールテーブル、ビュー、およびABAP CDSビューからデータを読み取ることができます。Secure Agentは、ABAPを使用してSAPのアプリケーションレイヤを介してデータにアクセスします。データは、HTTPまたはHTTPSプロトコルを使用Secure Agentにストリーミングされます。SAPテーブルコネクタでは、ソーステーブルの結合とフィルタリングがサポートされています。
SAPテーブルコネクタを使用して、SAP ADSOオブジェクトからデータを読み取ることもできます。ADSOにデータを書き込むには、SAP ADSO Writerコネクタを使用します。
Secure AgentとSAPシステムが別のネットワークにある場合にパフォーマンスを最適化するには、SAPからデータを読み取るときのデータ圧縮を有効にします。
同期タスク、マッピング、マッピングタスク、またはデータ転送タスクを作成すると、データ統合は動的なABAPクエリを生成してSAPテーブルからの読み取りとカスタムSAPテーブルへの書き込みを行います。マッピングを詳細モードに切り替えて、高度な機能を実現するトランスフォーメーションや関数を含めることができます。
注: SAP標準テーブルにデータを書き込む場合、SAPでは、OData、BAPI/RFC、またはIDoc APIを使用してSAPアプリケーション内のデータを更新することをお勧めします。SAPテーブルコネクタ接続を使用してSAPカスタムテーブルにデータを書き込む方法については、Informaticaグローバルカスタマサポートにお問い合わせください。