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Amazon S3オブジェクト

Amazon S3コネクタのソースとターゲットは、Amazon S3バケットに対して区切りファイルとして読み取り/書き込みされる区切りファイルのデータオブジェクトです。
Amazon S3から区切りファイルを読み取ったり、Amazon S3バケットの区切りファイルにデータを挿入したりするには、Amazon S3コネクタを使用します。

Amazon S3オブジェクトの形式

Amazon S3オブジェクトは区切りファイルです。区切りファイル内のすべてのフィールドは文字列データ型です。この文字列データ型には、変更できないデータ形式が設定され、256の精度が定義されています。Amazon S3の区切りファイル内のデータは、文字列形式(256文字)で記述されます。
Amazon S3の区切りファイルでは、デフォルトで次のデータ形式が使用されます。
デフォルトのデータ形式の値を上書きするには[形式オプション]を使用します。
Amazon S3ファイルに対してデータの書き込みを実行する場合、正しくない[形式オプション]を選択すると、アプリケーションに例外が表示されることがあります。有効な[形式オプション]を選択してタスクを続行する必要があります。
読み取るAmazon S3ファイルが有効な形式であることを確認します。形式が有効でない場合、NULLポインタ例外が発生し、適切なエラーメッセージが表示されません。
バックスラッシュは、形式オプションのデフォルトのエスケープ文字です。Amazon ファイルから、エスケープが含まれるデータを読み取る場合は、異なるエスケープ文字を指定してください。
注: デフォルトのエスケープ文字としてのバックスラッシュは、[形式オプション]ダイアログボックスには表示されません。ただし、バックスラッシュはデフォルトのエスケープ文字です。Amazon S3ファイルから、エスケープが含まれるデータを読み取る場合は、異なるエスケープ文字を指定してください。
Amazon S3ファイルにデータを書き込むとき、ソースデータに一重引用符または二重引用符が1つ含まれていると、ターゲットデータに余分な引用符が1つ追加されます。
[形式オプション][その他]オプションで、区切り文字としてスペース、セミコロン、カンマを指定することはできません。

Amazon ターゲットでのデータの暗号化

データを保護するために、サーバーサイド暗号化またはクライアントサイド暗号化を有効にして、Amazon S3バケットに挿入されたデータを暗号化できます。マスタ対称キーを使用して、データを暗号化できます。
注: データの暗号化にAWS KMSを使用する場合、Amazon S3バケットポリシーに設定されている許可または拒否の権限に関わらず、Amazon S3バケットポリシーにタグ"s3:x-amz-server-side-encryption":"aws:kms"が必要です。
マスタ対称キーは、Base64形式の256ビットAES暗号化キーで、クライアントサイド暗号化を有効にするために使用されます。サードパーティのツールを使用して、マスタ対称キーを生成できます。

サーバーサイド暗号化

区切りファイルをバケットにアップロードするときに、Amazon S3が管理する暗号化キーを使用してデータを暗号化する場合は、サーバーサイド暗号化を有効にします。サーバーサイド暗号化を有効にするには、詳細ターゲットプロパティで暗号化タイプとして[サーバーサイド暗号化]を選択します。

クライアントサイド暗号化

区切りファイルをバケットにアップロード中に、Secure Agentでデータを暗号化する場合は、クライアントサイド暗号化を有効にします。クライアントサイド暗号化を有効にするには、Amazon 接続を作成するときに、マスタ対称キーを指定する必要があります。次に、詳細ターゲットプロパティで暗号化タイプに[クライアントサイド暗号化]を選択します。