詳細モードでのデータのプレビュー
詳細モードでマッピングを作成するときに、個別のトランスフォーメーションのデータをプレビューして、マッピングロジックをテストできます。プレビュージョブは、AWSまたはAzureクラウド環境の詳細クラスタで実行され、オンデマンドインスタンスが使用されます。
選択したトランスフォーメーションにマッピング検証エラーがない場合は、データをプレビューできます。詳細モードのマッピングには、選択したトランスフォーメーションのプレビューデータが表示されます。
次のトランスフォーメーションについては、データをプレビューできません。
- •バイナリフィールドを持つソース
- •ノーマライザ
- •ルータ
- •複数の出力グループを持つ階層プロセッサ
- •ターゲット
注: クラスタが多数のジョブを実行している場合、プレビュージョブの実行が遅くなる場合があります。
プレビュージョブの実行高度な設定を表示するモード
選択したトランスフォーメーションの[プレビュー]パネルでデータプレビュージョブを実行します。
データプレビュージョブを実行する前に、選択したトランスフォーメーションにマッピング検証エラーがないことを確認します。
1 Mapping Designerでトランスフォーメーションを選択します。
2[プレビュー]パネルを開きます。
3[プレビューの実行]をクリックします。
4 プレビューの実行ウィザードで、プレビューするソース行の数と、プレビュージョブを実行するランタイム環境を入力します。
入力する番号は、マッピングの各ソースに適用されます。例えば、10行を選択し、マッピングに複数のソースが含まれている場合、プレビュージョブは各ソースの最初の10行を処理します。
最大で999,999,999行を選択できます。
警告: 多数のソース行を選択すると、Secure Agentマシンでストレージまたはパフォーマンスの問題が発生する可能性があります。
5データ統合がすべてのソースデータを読み取るようにするには、[ソース全体を読む]オプションを選択します。ソースデータセットが大きい場合、プレビューデータの表示が遅くなることがあります。ターゲットデータは、[プレビューする行数]フィールドに入力した値に基づいて制限されます。
6[アップストリームプレビューの有効化]オプションを使用すると、選択したトランスフォーメーションとアップストリームトランスフォーメーションのデータをプレビューできます。このオプションはデフォルトで有効になっています。アップストリームトランスフォーメーションが多数ある場合、プレビューデータの表示が遅くなることがあります。**
7[プレビューの実行]をクリックします。
データ統合で、選択したトランスフォーメーションの[プレビュー]パネルに結果が表示されます。
プレビュージョブは、データ統合の[マイジョブ]ページとMonitorの[すべてのジョブ]ページと[実行中のジョブ]ページで監視できます。データ統合は、プレビュージョブに<マッピング名>-<インスタンス番号>という名前を付けます(例: MyMapping_1)。データプレビュージョブのセッションログをダウンロードできます。
プレビュージョブを再開するには、[プレビュー]パネルでジョブを再度実行します。[マイジョブ]ページまたは[すべてのジョブ]ページでデータプレビュージョブを再開することはできません。
注: パラメータ化されたソースまたは複雑なフィールドを含むトランスフォーメーションを含んだデータをローカルクラスタでプレビューする場合は、S3/ADLSステージングディレクトリのみを指定できます。
詳細モードでのプレビュー結果の表示
データ統合は、選択したトランスフォーメーションのプレビュー結果を生成し、プレビュー結果を詳細クラスタのステージングの場所に保存します。
データ統合は、[プレビュー]ページに複合データセルをハイパーリンクとして表示します。ハイパーリンクをクリックすると、プレビューデータが別のパネルに表示されます。プレビュー結果では、ジョブ名、開始時刻、終了時刻、およびジョブステータスのカラムにNULL値が表示されます。
シーケンストランスフォーメーションのプレビューでは、プレビューの実行ごとに一貫性のない結果が返される場合があります。例えば、トランスフォーメーションの初期値を1に設定すると、最初にプレビューを実行したときは1、2、3、4という結果が得られる場合がありますが、2回目にプレビューを実行すると、2001、2002、2003、2004という結果が表示されることもあります。
選択したトランスフォーメーションが詳細モードでしか使用できない場合、または階層データが含まれている場合、データ統合はプレビュー結果をJSONファイルに保存します。そうでない場合、データ統合は、プレビュー結果をCSVファイルに保存します。データ統合は、30分ごとにプレビューデータを消去し、クラスタがシャットダウンするとプレビューデータを削除します。
注: プレビュー結果がCSV形式の場合、integer型、double型、string型、およびtext型のNULL値は空として表示されます。