SQL ELTクエリプレビュー

SQL ELTの最適化用に設定されたマッピングまたはSQL ELTモードのマッピングを作成した場合は、データ統合がデータベースまたはクラウドデータウェアハウスにプッシュするSQLクエリをプレビューできます。これらのクエリは、Mapping Designerの［SQL ELTクエリ］パネルでプレビューします。

一部のコネクタタイプでは、SQL ELTクエリをプレビューできます。詳細については、該当するコネクタのヘルプを参照してください。

SQL ELTクエリをプレビューすると、データ統合によって一時的なSQL ELTプレビューマッピングタスクが作成されて実行されます。ジョブが完了すると、データ統合の［SQL ELTクエリ］パネルに、実行されるSQLと警告が表示されます。

SQL ELTの最適化用に設定されたマッピングの場合、データ統合は、データフローの実行順序に基づいてSQLと警告をグループ化します。SQL ELTプレビュージョブを実行すると、SQLクエリに含まれるトランスフォーメーションによって変換されたデータをプレビューできます。

選択したSQL ELTの最適化タイプが利用できない場合、実行できるSQLクエリがあれば、データ統合にその一覧が表示されます。例えば、完全なSQL ELTの最適化を選択し、ターゲットでそれがサポートされていない場合、データ統合ではソースにプッシュされるSQLクエリが表示されます。

SQL最適化用に設定されたマッピングのSQL ELTクエリプレビューの実行

［SQL ELTクエリ］パネルで、データ統合がデータベースにプッシュするSQLクエリをプレビューします。

SQL ELTクエリプレビューを実行する前に、次の条件が満たされていることを確認します。

SQL最適化用に設定されたマッピングのSQL ELTクエリプレビューを実行するには、次の手順を実行します。

データ統合の［SQL ELTクエリ］パネルに、SQLクエリと警告が表示されます。警告がトランスフォーメーションに関連する場合は、警告をクリックして、マッピングキャンバスでトランスフォーメーションを選択します。SQL ELTの最適化が失敗した場合、データ統合に、障害が発生するまでに生成されたすべてのクエリが一覧で表示されます。

SQL ELTの最適化に含まれるトランスフォーメーションを表示するには、表示したいグループの［トランスフォーメーションの表示］をクリックします。マッピングキャンバスでグループを強調表示するには、表示するグループの［ハイライト］をクリックします。

［マイジョブ］、［実行中のジョブ］、および［すべてのジョブ］ページでプレビュージョブを監視できます。データ統合では、ジョブに<mapping name>_sql_elt_preview-<instance number>という名前が付与されます（例: Mapping1_sql_elt_preview-2）。プレビュージョブのセッションログをダウンロードできます。

プレビュージョブを実行した後にマッピングを更新すると、プレビューは無効になります。プレビュージョブを再開するには、［SQL ELTクエリ］パネルから再度実行します。［マイジョブ］、［実行中のジョブ］、または［すべてのジョブ］ページでプレビュージョブを再開することはできません。

SQL ELTモードのマッピングのSQL ELTクエリプレビューの実行

［SQL ELTクエリ］パネルで、データ統合がクラウドデータウェアハウスにプッシュするSQLクエリをプレビューします。

SQL ELTクエリプレビューを実行する前に、マッピングが有効であることを確認します。

SQL ELTモードのマッピングのSQL ELTクエリプレビューを実行するには、次の手順を実行します。

データ統合の［SQL ELTクエリ］パネルに、SQLクエリと警告が表示されます。警告がトランスフォーメーションに関連する場合は、警告をクリックして、マッピングキャンバスでトランスフォーメーションを選択します。クエリの生成がいずれかの時点で失敗した場合、データ統合に、障害が発生するまでに生成されたすべてのクエリが一覧で表示されます。

SQL ELTクエリプレビュー結果ファイル

データ統合は、Secure Agentマシンにプレビュー結果をJSONファイルで保存します。

プレビューを複数回実行すると、データ統合によってJSONファイルが上書きされます。

デフォルトでは、ファイルは以下のディレクトリに格納されています。

組織の管理者がSecure Agentのデータ統合サーバーサービスの$PMCacheDirプロパティを変更していない場合、ファイルはこのディレクトリに保存されます。Secure Agentサービスの詳細については、Administratorヘルプにある。

データ統合はディレクトリを24時間ごとにパージします。パージ時に、データ統合は24時間よりも前のファイルを削除します。

SQL ELTクエリデータプレビュー

SQL ELTの最適化用に設定されたマッピングのSQL ELTクエリプレビューを実行した後、クエリに含まれるトランスフォーメーションロジックによって変換されたデータをプレビューできます。［SQL ELTクエリ］パネルでは、任意のグループのデータの最初の15行をプレビューできます。

データをプレビューするには、データ統合データプレビューアロールがあるか、ユーザーロールにデータ統合の「データ - プレビュー」機能特権が必要です。

SQL ELTクエリプレビューを実行すると、データ統合により、ターゲットの直前、またはSQL ELTの最適化が可能な最後のトランスフォーメーションの直前の仮想ターゲットを含む一時マッピングタスクが作成されます。

SQL ELTクエリデータプレビューを実行すると、データ統合では、SQL ELTクエリプレビュージョブの設定時に入力したパラメータ値とセッション属性を使用してプレビュージョブが実行されます。データ統合がデータプレビューを実行するトランスフォーメーションは、可能なSQL ELTの最適化のタイプによって異なります。

次の表に、最適化のタイプごとにデータプレビューが実行されるトランスフォーメーションを示します。

最適化のタイプ	トランスフォーメーション
完全	ターゲットトランスフォーメーションの直前のトランスフォーメーション。
部分的	SQL ELTの最適化が可能な最後のトランスフォーメーション。

次のトランスフォーメーションのSQL ELTクエリデータをプレビューすることはできません。

SQL ELTの最適化が可能な最後のトランスフォーメーションがマップレットトランスフォーメーションである場合、マッピングのSQL ELTクエリデータをプレビューすることはできません。SQL ELTモードのマッピングのデータはプレビューできません。

同じマッピングでマッピングデータプレビュージョブを実行すると同時にSQL ELTクエリデータプレビュージョブを実行すると、ジョブは失敗します。

SQL ELTクエリデータプレビュージョブの実行

SQLクエリの実行後にデータをプレビューするには、データプレビューを実行します。SQL ELTクエリプレビューを実行した後、SQL ELTクエリデータプレビューを実行します。

SQL ELTモードのマッピングのSQL ELTクエリデータプレビュージョブは実行できません。