ソースの推奨事項
マッピングのソーストランスフォーメーションがAmazon Redshift、Oracle、またはSnowflake接続を使用している場合、CLAIREは追加のソースオブジェクトを推奨する場合があります。
接続に属したソースオブジェクトに関するCLAIREの推奨事項を受け取るには、接続のメタデータとデータをスキャンする必要があります。メタデータコマンドセンターを使用したメタデータ抽出とデータプロファイリングの詳細については、メタデータコマンドセンターのヘルプを参照してください。。
注: 接続プロパティ内のスキーマ名は、大文字と小文字の区別を含めて、データベースで使用されているスキーマ名と一致している必要があります。
CLAIREは、プライマリキーと外部キーのリレーションに基づいて、追加のソースオブジェクトの推奨を行います。推奨事項は、複数のソースオブジェクトを使用する必要がある場合やデータソースに検索するテーブルが多数ある場合に役立ちます。
例えば、顧客のリストと、それぞれの顧客が注文した車のタイプを検索するとします。マッピングのソーストランスフォーメーションでは、数百件のテーブルを含むOracleデータベースへの接続を使用しています。ソースオブジェクトに対する顧客テーブルを選択します。CLAIREの[推奨事項]タブに、顧客テーブルに結合可能な、推奨されるいくつかのテーブルが表示されます。テーブルの1つには、顧客の注文データが含まれています。追加のソーストランスフォーメーションとしてテーブルをマッピングに追加します。
推奨事項が利用可能な場合は、データ統合で[推奨事項]タブが強調表示されます。[推奨事項]タブを選択して、推奨事項を表示します。
推奨事項のリストで、確認するソースの[表示]アイコンをクリックします。推奨されるソースオブジェクトを使用したソーストランスフォーメーションがマッピングキャンバスに表示されます。次の図は、推奨されるソースの[表示]アイコンを示しています。
ソーストランスフォーメーションを開き、[フィールド]タブをクリックして、ソースオブジェクトのソースフィールドを確認します。
ソースを使用する場合は、[推奨事項]タブで[承認]アイコンをクリックします。マッピングキャンバスで、ソーストランスフォーメーションをデータフローに接続します。
推奨されるソースを使用しない場合は、[拒否]をクリックします。データ統合で、推奨されるソーストランスフォーメーションがマッピングキャンバスから削除されます。
注: データガバナンスとカタログではこの形式がサポートされていないため、ORCファイルソースのソース推奨事項は表示されません。
結合推奨事項
CLAIREで追加のソースオブジェクトが推奨され、2つのオブジェクト間の結合関係が検出された場合は、新しいソースと元のソースをジョイナトランスフォーメーションで結合するように推奨されている可能性もあります。
データ統合は、推奨される結合条件に基づいて、ノーマル結合でソースを自動的に結合します。デフォルトでは、データ統合はソースを結合し、推奨されるソースをマスターグループにリンクして、元のソースを詳細グループにリンクします。フィールド名の競合を回避するために、データ統合は、推奨されるソースのフィールド名にプレフィックスを付けます。
推奨された結合条件を確認するには、[推奨事項]タブで、確認するソースに対して[ジョイナがあるものを表示]を選択し、[表示]アイコンをクリックします。マッピングキャンバスでジョイナトランスフォーメーションを開き、[結合条件]タブをクリックします。
ジョイナトランスフォーメーションでソースを使用する場合は、[推奨事項]タブで[承認]アイコンをクリックします。マッピングキャンバスで、ジョイナトランスフォーメーションをデータフローに接続します。
共有体の推奨事項
CLAIREで追加のソースオブジェクトが推奨され、2つのソース間の共有関係が検出された場合は、共有体トランスフォーメーションが推奨されている可能性もあります。推奨事項を受け入れた場合、データ統合はソースを自動的に共有します。
デフォルトでは、データ統合は元のソースを入力グループ1として追加し、元のソースフィールドを共有体トランスフォーメーションの出力フィールドにマッピングします。
推奨されたソースと共有体トランスフォーメーションを確認するには、[推奨事項]タブで、確認するソースに対して[ユニオンがあるものを表示]を選択し、[表示]アイコンをクリックします。共有体トランスフォーメーションでソースを使用する場合は、[推奨事項]タブで[承認]アイコンをクリックします。マッピングキャンバスで、共有体トランスフォーメーションをデータフローに接続します。