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トランスフォーメーションタイプ

トランスフォーメーションをマッピングに追加したら、トランスフォーメーションの詳細を定義できます。各トランスフォーメーションタイプには、設定可能な固有のオプションのセットがあります。
以下の表に、各トランスフォーメーションの簡単な説明を示します。
トランスフォーメーション
説明
ソース
ソースからデータを読み取ります。
ターゲット
ターゲットにデータを書き込みます。
アクセスポリシー
データアクセス管理で作成されたアクセスポリシーを適用するパッシブトランスフォーメーション。
アグリゲータ
アクティブなトランスフォーメーションで、データのグループに対して集計計算を実行します。
チャンキング
アクティブなトランスフォーメーションで、テキストの大きな塊をより小さなセグメント(チャンク)に分割して、コンテンツの関連性を高めます。
クレンジング
Data Qualityで作成したクレンジングアセットをマッピングまたはマップレットに追加するパッシブなトランスフォーメーション。クレンジングアセットを使用して、データの形式やコンテンツを標準化します。
データマスキング
パッシブなトランスフォーメーションで、非プロダクション環境向けの現実的なテストデータとして機密データをマスクします。
データサービス
HL7やHIPAAなどの業界標準サービスやカスタマイズされたサービスなど、データサービスリポジトリからデータサービスを呼び出すアクティブなトランスフォーメーション。
重複排除
Data Qualityで作成した重複排除アセットをマッピングまたはマップレットに追加するアクティブなトランスフォーメーション。重複排除アセットを使用して、データセットの重複するIDのインスタンスを検索し、必要に応じて重複を1つのレコードに統合します。
パッシブなトランスフォーメーションで、個々のデータ行に対して計算を実行します。
フィルタ
アクティブなトランスフォーメーションで、データフローからのデータをフィルタリングします。
階層ビルダ
アクティブなトランスフォーメーションで、リレーショナル入力を階層出力に変換します。
階層パーサー
階層入力をリレーショナル出力に変換するパッシブトランスフォーメーション。
階層プロセッサ
階層入力をリレーショナル出力に、またはリレーショナル入力を階層出力に、または階層出力を別のスキーマの階層出力に、あるいは階層入力を非正規化されたフラット化済みの出力に変換するアクティブなトランスフォーメーション。
入力
データをマップレットに渡すパッシブトランスフォーメーション。マップレットでは使用できますが、マッピングでは使用できません。
Java
Javaで書かれたユーザーロジックコードを実行します。
アクティブまたはパッシブです。
ジョイナ
アクティブなトランスフォーメーションで、2つのソースからのデータを結合します。
ラべラ
Data Qualityで作成したラベラアセットをマッピングまたはマップレットに追加するパッシブなトランスフォーメーション。ラベラーアセットを使用して、入力フィールドの情報のタイプを識別し、各タイプのラベルをデータに割り当てます。
ルックアップ
ルックアップオブジェクトからデータを検索します。ルックアップオブジェクトおよびルックアップ接続を定義します。また、ルックアップ条件を定義して、値を返します。
パッシブなルックアップトランスフォーメーションは1行を返します。アクティブなルックアップトランスフォーメーションは複数行を返します。
機械学習
機械学習モデルを実行し、予測をマッピングに返します。
マップレット
マップレットを、マッピングまたは別のマップレットに挿入します。マップレットにはトランスフォーメーションロジックが含まれます。このロジックを作成および使用すると、データを変換してからターゲットにロードできます。
マップレットのトランスフォーメーションロジックに基づいてアクティブまたはパッシブになります。
ノーマライザ
複数出現するフィールドのあるデータを処理し、複数出現するデータの各インスタンスの行を返すアクティブトランスフォーメーション。
出力
データをマップレットからダウンストリームトランスフォーメーションに渡すパッシブトランスフォーメーション。マップレットでは使用できますが、マッピングでは使用できません。
解析
Data Qualityで作成した解析アセットをマッピングまたはマップレットに追加するパッシブなトランスフォーメーション。解析アセットを使用して、入力フィールドの単語または文字列を、その単語または文字列に含まれる情報のタイプに基づいて1つ以上の個別の出力フィールドに解析します。
Python
トランスフォーメーション機能を定義するPythonコードを実行します。アクティブまたはパッシブです。
ランク
アクティブなトランスフォーメーションで、レコードを上限/下限に制限します。
ルータ
入力データへの条件の適用に使用できる、アクティブなトランスフォーメーション。
ルール仕様
Data Qualityで作成したルール仕様アセットをマッピングまたはマップレットに追加するパッシブなトランスフォーメーション。ルール仕様アセットを使用して、データセットにビジネスルールのデータ要件を適用します。
シーケンス
値のシーケンスを生成するパッシブトランスフォーメーション。
ソーター
指定されたソート条件に従って昇順または降順にデータをソートするパッシブトランスフォーメーション。
SQL
ストアドプロシージャまたはストアド関数を呼び出すか、データベースに対してクエリを実行します。
ストアドプロシージャまたはストアド関数を呼び出す場合はパッシブです。クエリを処理する場合は、アクティブまたはパッシブにできます。
構造パーサー
フラットファイルソースの構造化されていないデータを分析して、構造化形式で書き込むパッシブトランスフォーメーション。
トランザクション制御
アクティブなトランスフォーメーションで、マッピングの実行時に行のセットをコミットまたはロールバックします。
共有体
アクティブなトランスフォーメーションで、複数の入力グループのデータを1つの出力グループにマージします。
ベクトル埋め込み
パッシブなトランスフォーメーションで、入力テキストのベクトル埋め込みを生成し、テキストのセマンティック上の意味をベクトル形式でキャプチャします。
Velocity
Velocityスクリプトを実行して、データをフラット化せずに、JSONまたはXML階層入力をある形式から別の形式に変換するパッシブトランスフォーメーション。
ベリファイヤ
Data Qualityで作成したベリファイヤアセットをマッピングまたはマップレットに追加するパッシブなトランスフォーメーション。ベリファイヤアセットを使用して、郵便アドレスデータを検証および改善します。
Webサービス
WebサービスクライアントとしてWebサービスに接続し、データへのアクセス、データの変換または配信を行うアクティブトランスフォーメーション。

マッピングで使用可能なトランスフォーメーション

マッピングを作成すると、トランスフォーメーションパレットに使用可能なトランスフォーメーションが表示されます。使用可能なトランスフォーメーションは、使用しているモードが詳細モードであるかSQL ELTモードであるかに応じて異なります。
トランスフォーメーションをマッピングにコピーすると、トランスフォーメーションが詳細モードでのみ使用可能な場合は、[検証]パネルに検証エラーが表示されます。エラーを解決するには、使用可能なトランスフォーメーションのみを使用するようにマッピング内のデータロジックを更新します。
次のトランスフォーメーションを使用できます。

詳細モードで使用できるトランスフォーメーション

詳細モードでは、高度な機能を使用できるトランスフォーメーションがトランスフォーメーションパレットに表示されます。マッピングを詳細モードにコピーする場合、使用可能なトランスフォーメーションを使用するためにデータフローの更新が必要になることがあります。
マッピングを詳細モードにコピーすると、詳細モードでトランスフォーメーションを使用できない場合、[検証]パネルに検証エラーが表示されます。エラーを解決するには、詳細モードで使用できるトランスフォーメーションのみを使用するようにマッピングのデータロジックを更新します。詳細モードのトランスフォーメーションは、異なる動作をする場合があります。
詳細モードでは、次のトランスフォーメーションを使用できます。

SQL ELTモードで使用できるトランスフォーメーション

SQL ELTモードでは、トランスフォーメーションパレットには、ターゲットのクラウドデータウェアハウスが処理できるトランスフォーメーションが表示されます。
SQL ELTモードのマッピングにトランスフォーメーションをコピーすると、そのトランスフォーメーションがSQL ELTモードでは使用できない場合、[検証]パネルに検証エラーが表示されます。エラーを解決するには、SQL ELTモードで使用できるトランスフォーメーションのみを使用するようにマッピングのデータロジックを更新します。
SQL ELTモードでは、次のトランスフォーメーションを使用できます。