電子メールマスキング
データマスキングトランスフォーメーションでは、電子メールアドレスをマスクする場合、ランダムな文字で構成される電子メールアドレスが返されます。
例えば、Georgesmith@yahoo.comがKtrIupQAPyk@vdSKh.BICJなどとしてマスクされます。
電子メールマスク形式を使用するときは、シード値を設定する必要があります。シード値は1~999のランダムな数値であり、マスクされた値の生成の開始ポイントです。別のシード値を入力することもできます。別のソースデータから同じマスクされたデータ値を返すには、カラムに同じシード値を適用します。例えば、4つのテーブルに同じCust_IDカラムがあるとします。そのすべてで、同じようにマスクされた値を出力する必要があります。このような場合は、4つすべてのカラムを同じシード値に設定してください。
詳細電子メールマスキング
姓、名、ドメイン名を使用して、現実的な電子メールアドレスを作成できます。
詳細電子メールマスキングを設定する際は、電子メールアドレス内のユーザー名とドメイン名をマスクするパラメータを設定することができます。例えば、ソーステーブルにFirst_NameとLast_Nameというカラムがあるとします。この場合、First_Nameの最初の文字とLast_Nameの7文字を含む電子メールアドレスを設定できます。電子メールアドレスのドメイン名を定義します。マスキングタスクにより、次の構文でアドレスが作成されます。
VSingh@mycompany.com
次の表は、高度な電子メールマスキングに設定できるパラメータを示しています。
パラメータ | 説明 |
---|
再現可能 | タスクを複数回実行する場合、または複数のテーブルに存在するフィールドに対してマスク値を生成する場合は、同じマスク値を返します。 |
シード値 | 再現可能な出力を生成する開始番号。1 - 999の数値を入力します。デフォルトのシード値は190です。シード値をパラメータとして入力できます。 |
名 | 電子メール名の最初の部分として使用するカラム名。電子メールには、選択したカラムのマスク値が含まれます。 |
名の長さ | 電子メールアドレスに含める名の文字数。 |
区切り文字 | 電子メールアドレス内の名と姓を区切るための、ドット、ハイフン、アンダースコアなどの区切り文字。電子メールアドレス内の名と姓を区切らない場合は、区切り文字を空欄のままにします。 |
姓 | 電子メール名で使用する、マスクされたカラムの名前。電子メールには、選択したカラムのマスク値が含まれます。 |
姓の長さ | 電子メールアドレスに含める姓の文字数。 |
ドメイン名 | gmail.comなどのインターネットプロトコル(IP)リソースを表す文字列値。 |