キーマスキング
キーマスキングに対して設定されたカラムは、ソース値とシード値が同じ場合に、マスクされた確定的なデータを返します。データマスキングトランスフォーメーションは、カラムに対して一意の値を返します。
キーマスキングに対してカラムを設定すると、データマスキングトランスフォーメーションによって、そのカラムのシード値が生成されます。異なるデータマスキングトランスフォーメーションで再現可能なデータを生成するようにシード値を変更できます。例えば、キーマスキングを設定して、参照整合性を強制します。あるテーブルのプライマリキーと別のテーブルの外部キーをマスクするには、同じシード値を使用します。
データマスキングトランスフォーメーションによって返されるデータの形式に影響を与えるマスキングルールを設定できます。キーマスキングでは、数値、文字列、日時のデータ型をマスクできます。
日時の値に対してキーマスキングを設定できる場合、データマスキングトランスフォーメーションでシードとしてランダムな数値が必要になります。カラム間で再現可能な日時の値を返すには、別のカラムのシード値に一致するようにシードを変更できます。データマスキングトランスフォーメーションは、キーマスキングで1753~2400の日付をマスクできます。ソース年がうるう年の場合、データマスキングトランスフォーメーションは同じくうるう年の年を返します。ソース月に31日が含まれる場合、データマスキングトランスフォーメーションは31日を含む月を返します。ソース月が2月の場合、データマスキングトランスフォーメーションは2月を返します。データマスキングトランスフォーメーションは、常に有効な日付を生成します。
決定性出力が生成されるようにするには、数値ソースデータにキーマスキングを設定します。カラムに対して数値キーマスキングを設定する場合、カラムにランダムなシード値を割り当てます。データマスキングトランスフォーメーションによってソースデータがマスクされる場合、シードを必要とするマスキングアルゴリズムが適用されます。
文字列のキーマスキングを設定すると、再現可能な出力が生成されます。マスク形式を設定して、出力文字列に含まれる各文字に対する制限を定義します。マスク形式を定義するには、ソースフィルタ文字とターゲットフィルタ文字を定義します。ソースフィルタ文字では、マスクするソース文字を定義します。ターゲットフィルタ文字では、ソースフィルタ文字をマスクする文字を定義します。