マスクされた一貫性のある出力
ソースデータをマスクするためにさまざまなツールを使用する場合があります。
次のツールを使用すると、同じソースデータから同じようにマスクされた出力を生成できます。
ルールおよびガイドライン
マッピング、タスク、またはワークフローを実行してマスクされた一貫性のある出力を生成する前に、次のルールおよびガイドラインを確認してください。
- •置換マスキングルールを使用して、マスクされた一貫性のある出力を生成します。
- •マスキングルールでは、同じディクショナリを使用する必要があります。
- •繰り返し可能なオプションは[オン]に設定する必要があります。
- •同じシード値を使用します。
置換マスキングルールはディクショナリの値を使用して、マスクされた出力を作成します。Informatica Intelligent Cloud ServicesとオンプレミスのTest Data Managementのデフォルトのディクショナリは同じです。同じ置換ルールを使用すると、ワークフローは同じディクショナリを使用してソースデータを置き換えます。そのため、同じシード値を使用すると、ディクショナリが同じであれば、すべての行に同じ代替値が使用されます。
Informatica Intelligent Cloud Servicesでは、<Secure Agentのインストールディレクトリ>\apps\Data_Integration_Server\dataにディクショナリファイルがあります。
オンプレミスのTest Data Managementでは、<Informatica のインストールディレクトリ>\server\infa_shared\LkpFilesにディクショナリファイルがあります。
繰り返し可能なオプションを[オン]に設定して、タスクまたはワークフローが同じソース値に対してディクショナリ値を繰り返すようにする必要があります。
例
次の例を検討します。
ソースデータには、ターゲットデータの氏名がマスクされるようにマスクする必要がある名カラムと姓カラムが含まれます。
次の方法を使用すると、マスクされた出力を生成できます。
- •Informatica Intelligent Cloud Servicesでマスキングタスクを実行します。
- •Informatica Intelligent Cloud Servicesでデータマスキングトランスフォーメーションが含まれるマッピングタスクを実行します。
- •Informatica Intelligent Cloud Servicesでデータマスキングトランスフォーメーションが含まれるマッピングを実行します。
- •Test Data Managementでデータマスキングプランを実行します。
- •データマスキングトランスフォーメーションが含まれるPowerCenterマッピングを実行します。
マスクされた出力を生成するには、次の上位タスクを実行します。
- 1名カラムをマスクするには、名の置換マスキングルールを使用します。繰り返し可能なオプションを[オン]に設定します。シード値を入力します。
- 2姓カラムをマスクするには、姓の置換マスキングルールを使用します。繰り返し可能なオプションを[オン]に設定します。シード値を入力します。
- 3セットアップで利用可能なデフォルトのディクショナリを使用します。ディクショナリを変更しないでください。
Informatica Intelligent Cloud Services、Test Data Managementのワークフロー、または出力を生成するPowerCenterマッピングで、マスキングタスク、マッピング、またはマッピングタスクを実行する場合は、同じソースデータに対してマスクされた同じ出力を生成します。