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式フィールド

式フィールドは、受信フィールドに対して実行する計算を定義したもので、結果の出力フィールドとして機能します。受信フィールドに対して計算を実行するために必要な数だけ式フィールドを使用できます。
式フィールドを設定するときは、フィールドのプロパティと実行する計算を定義します。式フィールドの設定は[式]タブで行います。
以下のタイプの式フィールドを作成できます。
型の長いリストがあり、それぞれの式フィールドの型を表示する場合は、次の画像に示すように、[式]テーブルに[フィールドタイプ]カラムを追加します。
カラムの見出しを右クリックし、[フィールドタイプ]を選択します。

出力フィールド

出力フィールドを作成して、式マクロを必要としない計算を定義します。
次の表では、出力フィールドを作成するときに定義できるプロパティについて説明します。
プロパティ
説明
名前
フィールドの名前。
タイプ
フィールドのデータ型。
精度
数値の全桁数。例えば、数値123.45の精度は5です。
精度は1以上でなければなりません。
decimalフィールドでは38を超える精度は指定できません。
スケール
数値の小数点の右側の桁数。例えば、数値123.45のスケールは2です。
スケールは0以上でなければなりません。数値のスケールは、その精度より小さい値にする必要があります。
スケールにより、ゼロフィリングまたは四捨五入による切り詰めが発生する可能性があります。例えば、スケールが5である場合、123.45は"123.45000"と表され、また、123.456789は"123.45679"表されます。
デフォルト値
デフォルト値は、トランスフォーメーションで出力エラーが発生した場合に実行する動作をマッピングタスクに指定します。デフォルト値は、詳細モードのマッピングでは使用できません。次のいずれかの値を入力できます。
  • - ERROR('トランスフォーメーションエラー')トランスフォーメーションエラーが発生すると、マッピングタスクは行をスキップし、エラーをセッションログまたは行エラーログに書き込みます。
  • - 定数または定数式。マッピングタスクは、エラーを定数または定数式に置き換えます。ログには何も書き込まれません。
  • - ABORT。トランスフォーメーションは強制終了し、マッピングタスクはセッションログにメッセージを書き込みます。
デフォルトはERROR('transformation error')です。
データ統合では、マッピングを保存または検証するときに、出力フィールドのデフォルト値が検証されます。無効な値を入力すると、Mapping Designerではマッピングが無効としてマークされます。
説明
オプション。フィールドの説明。説明には最大4000文字を含めることができます。

変数フィールド

式トランスフォーメーション内で使用する計算を定義するための変数フィールドを作成します。
次の表では、変数フィールドを作成するときに定義できるプロパティについて説明します。
プロパティ
説明
名前
フィールドの名前。
タイプ
フィールドのデータ型。
精度
数値の全桁数。例えば、数値123.45の精度は5です。
精度は1以上でなければなりません。
decimalフィールドでは38を超える精度は指定できません。
スケール
数値の小数点の右側の桁数。例えば、数値123.45のスケールは2です。
スケールは0以上でなければなりません。数値のスケールは、その精度より小さい値にする必要があります。
スケールにより、ゼロフィリングまたは四捨五入による切り詰めが発生する可能性があります。例えば、スケールが5である場合、123.45は"123.45000"と表され、また、123.456789は"123.45679"表されます。
説明
オプション。フィールドの説明。説明には最大4000文字を含めることができます。

入力マクロフィールド

式マクロで使用する入力を表す入力マクロフィールドを作成します。マクロのタイプに応じて、入力はフィールドまたは定数になります。
次の表では、入力マクロフィールドを作成するときに定義できるプロパティについて説明します。
プロパティ
説明
名前
入力マクロフィールドの名前。
タイプ
フィールドのデータ型。
精度
数値の全桁数。例えば、数値123.45の精度は5です。
精度は1以上でなければなりません。
decimalフィールドでは38を超える精度は指定できません。
スケール
数値の小数点の右側の桁数。例えば、数値123.45のスケールは2です。
スケールは0以上でなければなりません。数値のスケールは、その精度より小さい値にする必要があります。
スケールにより、ゼロフィリングまたは四捨五入による切り詰めが発生する可能性があります。例えば、スケールが5である場合、123.45は"123.45000"と表され、また、123.456789は"123.45679"表されます。
一部のデータ型では編集できません。
説明
オプション。フィールドの説明。説明には最大4000文字を含めることができます。

出力マクロフィールド

出力マクロフィールドを作成して、すべての受信フィールドまたは定数に対して実行する計算を定義します。マクロ入力フィールドは、受信フィールドまたは定数を表します。
次の表では、出力マクロフィールドを作成するときに定義できるプロパティについて説明します。
プロパティ
説明
入力マクロフィールド
式マクロの入力を表す入力マクロフィールドの名前。
出力マクロフィールド
次の形式の出力マクロフィールドの名前:
<prefix>%<input mactiro field name>%<suffix>
出力マクロフィールド名には、プレフィックス、サフィックス、またはその両方が含まれている必要があります。
サフィックス
出力マクロフィールド名のサフィックス。
デフォルトは_outです。
プレフィックス
出力マクロフィールド名のプレフィックス。
デフォルトは[なし]です。
タイプ
フィールドのデータ型。
精度
数値の全桁数。例えば、数値123.45の精度は5です。
精度は1以上でなければなりません。
decimalフィールドでは38を超える精度は指定できません。
スケール
数値の小数点の右側の桁数。例えば、数値123.45のスケールは2です。
スケールは0以上でなければなりません。数値のスケールは、その精度より小さい値にする必要があります。
スケールにより、ゼロフィリングまたは四捨五入による切り詰めが発生する可能性があります。例えば、スケールが5である場合、123.45は"123.45000"と表され、また、123.456789は"123.45679"表されます。
説明
オプション。フィールドの説明。説明には最大4000文字を含めることができます。