フィルタ条件
フィルタ条件は、TRUEまたはFALSEを返す式です。
1つ以上の簡易フィルタ条件を作成できます。簡易フィルタ条件は、フィールド名、演算子、および値から成ります。例えば、Sales > 0は、すべての売上高が0より大きい行を保持します。詳細モードでは、フィルタ条件が数値結果として評価される必要があります。
フィルタ条件では大文字と小文字が区別されます。簡易フィルタでは次の演算子を使用できます。
- •=(等しい)
- •<(より小さい)
- •>(より大きい)
- •<=(以下)
- •>=(以上)
- •! =(等しくない)
複数の簡易フィルタ条件を定義すると、マッピングタスクによって、指定した順番で条件が評価されます。マッピング設定タスクは、AND論理演算子を使用して各フィルタ条件を評価し、条件を結合します。そして、すべてのフィルタ条件を満たす行を返します。
詳細フィルタ条件を使用すると複合フィルタ条件を定義できます。詳細フィルタ条件を設定する際には、ANDまたはOR論理演算子を使用して複数の条件を組み込むことができます。条件の評価結果を表す定数を使用できます。0はFALSEと等価、ゼロ以外の任意の値はTRUEと等価です。
フィルタ条件のタイプを簡易から詳細に変更すると、Mapping Designerによって、設定済みの簡易フィルタ条件が詳細フィルタ条件に取り込まれます。簡易フィルタ条件は利用しても削除してもかまいません。パラメータは変換の対象になりません。
NULL値を含む行をフィルタリングするには、ISNULL関数を使用してフィールド値をテストします。スペースを含む行をフィルタリングするにはIS_SPACESを使用します。
例えば、First_NameフィールドにNULL値を含む行を除外するには、IIF(ISNULL(First_Name),FALSE,TRUE)という条件を使用します。この条件は、First_NameフィールドがNULLの場合にFALSEを返すという意味です。マッピングタスクは行を破棄します。NULLが含まれていなければ、行は次のトランスフォーメーションへ渡されます。
SQL ELTモードのマッピングでは、ターゲットのクラウドデータウェアハウスで有効なフィルタ条件を入力する必要があります。