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ルックアップトランスフォーメーション

指定されたルックアップ条件に基づいてデータを取得するには、ルックアップトランスフォーメーションを使用します。例えば、ルックアップトランスフォーメーションを使用すると、ソースデータで使用されているコードの値をデータベーステーブルから取得できます。
マッピングタスクにルックアップトランスフォーメーションが含まれる場合、タスクはルックアップフィールドとルックアップ条件に基づいてルックアップソースを照会します。ルックアップトランスフォーメーションは、ルックアップの結果をターゲットまたは別のトランスフォーメーションに返します。単一の行または複数の行を返すように、ルックアップトランスフォーメーションを設定することができます。単一の行を返す用に設定されたルックアップトランスフォーメーションは、パッシブトランスフォーメーションです。複数の行を返す用に設定されたルックアップトランスフォーメーションは、アクティブトランスフォーメーションです。1つのマッピングで複数のルックアップトランスフォーメーションを使用できます。
ルックアップトランスフォーメーションでは、以下のタスクを実行します。
実行できるルックアップのタイプは次のとおりです。
コネクトされたルックアップまたはコネクトされていないルックアップ
接続されたルックアップトランスフォーメーションは、ソースデータを受け取り、ルックアップを実行し、データを返します。
接続されていないルックアップトランスフォーメーションは、ソースにもターゲットにも接続されません。トランスフォーメーションは、ルックアップ式を使用して、ルックアップトランスフォーメーションを呼び出します。接続されていないルックアップトランスフォーメーションは、呼び出し元のトランスフォーメーションに1つのカラムを返します。
キャッシュを使用するルックアップおよびキャッシュを使用しないルックアップ
パフォーマンスを最適化するため、ルックアップソースをキャッシュします。ルックアップソースをキャッシュする場合、静的キャッシュまたは動的キャッシュを使用できます。また、永続または非永続キャッシュのいずれかを使用できます。
デフォルトでは、ルックアップキャッシュは静的なままであり、マッピングタスクが実行されても変更されません。動的キャッシュの場合、ターゲットテーブルが変更されるときにキャッシュの行が挿入または更新されます。ターゲットテーブルをルックアップソースとしてキャッシュすると、キャッシュ内の値をルックアップして値がターゲットに存在するかどうかを調べることができます。
デフォルトでは、ルックアップキャッシュは非永続キャッシュでもあります。したがって、データ統合によってマッピングタスクの完了後にキャッシュファイルは削除されます。マッピングの実行間でルックアップテーブルが変更されない場合は、永続キャッシュを使用するとパフォーマンスを向上できます。