マップレットトランスフォーメーション
マップレットトランスフォーメーションは、データ統合で作成したマップレット、PowerCenterからインポートしたマップレット、またはSAPアセットから生成したマップレットをマッピングに挿入します。各マップレットトランスフォーメーションに含めることができるマップレットは1つのみです。複数のマップレットトランスフォーメーションをマッピングまたはマップレットに追加できます。
マップレットトランスフォーメーションがアクティブであるかパッシブであるかは、マップレット内のトランスフォーメーションロジックに基づいて決まります。アクティブなマップレットには、少なくとも1つのアクティブなトランスフォーメーションが含まれます。アクティブなマップレットによって返される行の数は、マップレットに渡されるソース行の数と異なることがあります。パッシブなマップレットには、パッシブなトランスフォーメーションのみが含まれます。パッシブなマップレットで返される行の数は、ソースから渡される行の数と同じです。
マップレットトランスフォーメーションを使用すると、次のことが実現できます。
- データ統合のデータトランスフォーメーション機能を拡張します。
- 例えば、顧客が信用調査に合格した場合に、顧客レコードをターゲットに渡すマッピングを作成するとします。Webサービストランスフォーメーションを作成して、各顧客の信用調査を実行します。マップレットにWebサービストランスフォーメーションを含め、このマップレットをマッピングで使用して信用調査を行います。
- トランスフォーメーションロジックをさまざまなマッピングで再利用する。
- 例えば、さまざまなファクトテーブルがあり、一連の次元キーが必要となるとします。一連のルックアップトランスフォーメーションを含むマップレットを作成し、各次元キーを検索します。各マッピングでルックアップロジックを再作成する代わりに、マップレットを異なるファクトテーブルマッピングに含めます。
- 複合トランスフォーメーションロジックを隠す。
- マップレットトランスフォーメーションには、マップレットの受信フィールドと出力フィールドが表示されます。マップレットに含まれるトランスフォーメーションは表示されません。
マップレットの詳細については、「コンポーネント」を参照してください。