グループに関する作業
ルータトランスフォーメーションでグループを使用して、入力データをフィルタリングします。
データ統合は、フィルタ条件を使用して、受信データの各行を評価します。各ユーザー定義グループの条件をテストしてから、デフォルトグループを処理します。行が複数のグループフィルタ条件を満たす場合、データ統合はこの行を複数のグループに渡します。
Routerトランスフォーメーションには、以下の種類のグループがあります。
- 入力
- データ統合は、入力グループフィールドからプロパティをコピーして、各出力グループのフィールドを作成します。
- 出力
次の2種類の出力グループがあります。
- - ユーザー定義グループ。ユーザー定義グループを作成して、受信データに応じて条件をテストします。ユーザー定義グループは、出力ポートおよびグループフィルタ条件で構成されています。指定する各条件について、それぞれ1つのユーザー定義グループを作成します。データ統合は、トランスフォーメーションまたはターゲットに接続されているユーザー定義グループを処理します。
- - デフォルトグループ。デフォルトグループは、グループ条件を満たさない行を取得します。デフォルトグループのグループフィルタ条件は、編集、削除、定義できません。すべての条件がFALSEと評価された場合、データ統合は行をデフォルトグループに渡します。どのグループ条件も満たさない行を削除する場合は、デフォルトグループをトランスフォーメーションまたはターゲットに接続しないでください。
ユーザー定義の出力グループ名を変更できます。行をクリックして[出力グループの編集]ダイアログボックスを開きます。
出力グループを接続するためのガイドライン
ルータトランスフォーメーションの出力グループをダウンストリームトランスフォーメーションに接続するときは、次のガイドラインに注意してください。
- •各出力グループは、1つ以上のトランスフォーメーションまたはターゲットに接続できます。
- •複数のグループを1つのターゲットまたは1つの入力グループトランスフォーメーションに接続することはできません。
- •各出力グループを異なる入力グループに接続する場合、複数の出力グループをダウンストリームトランスフォーメーションに接続できます。
- •データ統合でデフォルトグループの行をすべて削除する場合は、デフォルトグループをマッピング内のトランスフォーメーションまたはターゲットに接続しないでください。