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詳細プロパティ

ソータートランスフォーメーションの詳細プロパティで、追加のソート基準を指定することができます。マッピングタスクは、プロパティをすべてのソートフィールドに適用します。また、ソータートランスフォーメーションのプロパティは、マッピングタスクがデータのソート時に割り当てるシステムリソースも決定します。
使用可能なプロパティは、マッピングモードに応じて異なります。
ソータートランスフォーメーションの次の詳細プロパティを設定できます。
プロパティ
説明
トレースレベル
データ統合がセッションログに書き込むエラーおよびステータスメッセージの詳細レベル。[簡易]、[通常]、[詳細 - 初期化]、[詳細 - データ]から選択できます。デフォルトは[通常]です。
ソーターキャッシュサイズ
ソート操作の実行に必要なメモリの最大量。マッピングタスクでは、ソート操作の実行前に、すべての入力データがソータートランスフォーメーションに渡されます。マッピングタスクが十分なメモリを割り当てることができない場合は、マッピングが失敗します。
ソーターキャッシュには、数値を設定できます。少なくとも16 MBの物理メモリを割り当てます。デフォルトは[Auto]です。
大文字小文字の区別
マッピングタスクがデータをソートする際に大文字と小文字を区別するかどうかを決定します。大文字と小文字を区別するソートを有効にすると、マッピングタスクは大文字を小文字よりも上位にソートします。デフォルトは[大文字小文字の区別]です。
詳細クラスタでは、ソートでは常に大文字と小文字が区別されます。
作業ディレクトリ
マッピングタスクは、作業ディレクトリを使用してデータのソート中に一時ファイルを作成します。マッピングタスクはデータをソートした後で、一時ファイルを削除します。
Secure Agentマシンの任意のディレクトリを作業ディレクトリとして指定できます。少なくとも16 MB(16,777,216バイト)の物理メモリを作業ディレクトリ用に割り当てます。このフィールドには、システムパラメータまたはユーザー定義のパラメータを設定できます。デフォルトはTempDirシステムパラメータです。
個別
出力行を重複しないものとして扱います。出力行が重複しないようにソータートランスフォーメーションを設定した場合、マッピングタスクはすべてのフィールドをソート条件の一部として設定します。マッピングタスクは、ソート操作時に比較した重複行を破棄します。
NULLを下として扱う
NULL値を最下位にソートします。例えば、降順のソート条件を設定した場合、ソートフィールドがNULL値の行は他のどの行よりも後に表示されます。
詳細クラスタでは、NULL値は上位として扱われます。
トランスフォーメーション範囲
トランザクションは、コミットポイントまたはロールバックポイントによって決まります。トランスフォーメーション範囲は、マッピングタスクで入力データにトランスフォーメーションロジックをどう適用するかを指定します。
  • - Transaction。トランスフォーメーションロジックをトランザクションのすべての行に適用します。トランスフォーメーションの結果が同一トランザクションのすべての行に依存し、他のトランザクションの行には依存していない場合には、[Transaction]を選択します。
  • - すべての入力。トランスフォーメーションロジックをすべての入力データに適用します。[すべての入力]を選択すると、マッピングタスクは入力トランザクションの境界を削除します。[すべての入力]は、トランスフォーメーションの結果がソース内のデータのすべての行に依存する場合に選択します。
オプション
トランスフォーメーションがオプションかどうかを決定します。トランスフォーメーションがオプションで、受信フィールドがない場合、マッピングタスクの実行は可能で、データはデータフローの別のブランチへと進みます。トランスフォーメーションが必須で、受信フィールドがない場合、タスクは失敗します。
例えば、ソース接続のパラメータを設定します。データフローのあるブランチで、日付/時刻データのみがトランスフォーメーションに入力されるようにフィールドルールを使用してトランスフォーメーションを追加し、トランスフォーメーションがオプションになるように指定します。マッピングタスクを設定するときに、日付/時刻データのないソースを選択します。マッピングタスクはオプションのトランスフォーメーションのあるブランチを無視し、データフローはマッピングの別のブランチを経由して続行されます。