出力フィールド

マッピングでは、出力フィールドは次のグループに分類されます。

パススルーフィールドを転送する1つまたは複数のグループを選択できます。パススルーフィールドは、トランスフォーメーションのフィールドマッピングでマッピングせず、トランスフォーメーションで選択した1つまたは複数のグループにそのまま転送されるフィールドです。後からマッピングでパススルーフィールドを使用する場合、例えば、タイムスタンプフィールドを次のダウンストリームトランスフォーメーションに渡す場合は、このオプションを使用します。構造パーサートランスフォーメーションは、パススルーフィールドを選択した各グループに渡します。

詳細モードのマッピングでは、出力フィールドは1つのグループに入れられます。パススルーフィールドを有効にするようにトランスフォーメーションを構成する場合、このグループにはパススルーフィールドが含まれます。

［出力フィールド］タブには、各出力グループの最初の5つのフィールド（各フィールドの名前、タイプ、精度、スケール、オリジンなど）が表示されます。グループの下部にあるリンクをクリックすると、グループ内のすべてのフィールドを表示できます。フィールドのオリジンは、インテリジェント構造モデルのそれぞれのノードのパスを示します。インテリジェント構造モデルのノードの名前に特殊文字が含まれている場合、Secure Agentはそれらをアンダースコア（_）文字に置き換え、［出力フィールド］タブには、修正後の名前が出力フィールド名として表示されます。［出力フィールド］タブには、名前が修正されたフィールドのオリジンは表示されません。

出力フィールドの精度を編集するには、その精度をクリックして、必要な精度を入力します。

トランスフォーメーション出力フィールドを編集することはできません。データフローから出力フィールドを除外する場合、または出力フィールドをダウンストリームトランスフォーメーションまたはターゲットに渡す前に出力フィールド名を変更する場合は、ダウンストリームトランスフォーメーションのフィールドルールを設定します。

リレーショナル出力を生成するようにトランスフォーメーションを設定した場合、トランスフォーメーションには複数の出力グループが含まれることがあります。各出力グループには1つ以上のフィールドが含まれており、リレーショナルターゲットに書き込むか、以降の処理のためにダウンストリームトランスフォーメーションに渡すことができます。

詳細モードでは、構造パーサートランスフォーメーションはリレーショナル出力を生成できません。

JSON、JSON行、またはXML出力を生成するようにトランスフォーメーションを設定した場合、トランスフォーメーションには1つの出力グループが含まれます。出力グループには、出力データを示す1つの文字列フィールドが含まれます。デフォルトの精度は1,000,000文字です。文字列フィールドのデータは、ダウンストリームトランスフォーメーションまたは適切なタイプのターゲットに渡すことができます。例えば、XML出力を生成するようにトランスフォーメーションを設定した場合、出力フィールドをフラットファイルターゲットに接続し、出力をXMLファイルに保存することができます。

Avro、Parquet、またはORC出力を生成するようにトランスフォーメーションを設定した場合、トランスフォーメーションには1つの出力グループが含まれます。出力グループには、出力データを示す1つのバイナリフィールドが含まれます。デフォルトの精度は1,000,000文字です。バイナリフィールドのデータは、ダウンストリームトランスフォーメーションまたは適切なタイプのターゲットに渡すことができます。例えば、Parquet出力を生成するようにトランスフォーメーションを設定した場合、出力フィールドをAmazon S3やHadoop Filesなどのターゲットに接続できます。

詳細モードでは、構造パーサートランスフォーメーションはAvro、Parquet、またはORC出力を生成できません。