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共有体トランスフォーメーション例

2つのフラットファイルソースに従業員に関する人口統計データが含まれており、そのデータをマージするとします。
.txtファイルで次のデータを受け取ります。
employee_ID,first_name,last_name,location,email,phone
1211,John,Davis,Redwood City,jdavis@infa2.com,555-555-4444
0233,Miles,Simone,Barcelona,msimone@infa2.com,555-555-6666
1045,Billie,Coltrane,Philadelphia,bcoltrane@infa2.com,555-555-7777
0987,Django,Holiday,Paris,dholiday@infa3.com,444-444-4444
1199,Nina,Reinhardt,New York,nreinhardt@infa3.com,444-555-5555
2番目のファイルには次のデータが含まれています。
ID,first,last,dept,e-mail,phone
0456,Joni,Smith,Marketing,j_smith@infa4.com,333-333-3333
1325,David,Mitchell,R&D,dmitchell@infa4.com,222-222-2222
1101,David,Harry,R&D,dharry@infa5.com,777-777-7777
0623,Debbie,Byrne,HR,dbyrne@infa5.com,888-888-8888
0777,Patti,Bowie,Sales,pbowie@infa5.com,999-999-9999
次のカラムを使用してMySQLでこれらのレコードを1つのデータセットにマージします。
注: 共有体トランスフォーメーションでマージするデータのデータ型、精度、およびスケールは同じである必要があります。
共有体トランスフォーメーションでファイルをマージするには、次の手順を実行します。
  1. 1Secure Agentがアクセスできる場所にソースファイルがあることを確認します。
  2. 2.csvファイルにアクセスするための接続を定義します。
  3. 3Mapping Designerでマッピングを作成します。
  4. 42つのソーストランスフォーメーションをマッピングに追加し、.csvファイルのデータに接続します。
  5. 5共有体トランスフォーメーションを追加し、ソーストランスフォーメーションを接続します。
  6. 6共有体トランスフォーメーションのプロパティで、入力グループごとに次の手順を実行します。
    1. a[フィールドルール]セクションで、設定するグループをクリックします。
    2. b(任意)受信フィールドで、出力でマージするフィールドを選択します。
    3. 次の図は、最初の入力グループで選択したフィールドを示しています。
      「location」フィールドを除き、最初の入力グループのすべての名前付きフィールドが含まれています。
      次の図は、2番目の入力グループで選択したフィールドを示しています。
      「dept」フィールドを除き、2番目の入力グループのすべての名前付きフィールドが含まれています。
      フィールドを除外するルールを指定していない場合、出力フィールドにマッピングしていないフィールドは実行時にタスクで無視されます。
    4. cターゲットのフィールド名に合わせて、共有体トランスフォーメーションの出力フィールド名を編集します。
    5. 共有体トランスフォーメーションの[出力フィールド]タブに、データフローに含まれる出力フィールドが示されています。この画像には、email、first、ID、last、phoneの5つの出力フィールドがあります。
      注: フィールドの選択、メタデータの変更、他のフィールドの追加、またはフィールドタイプの変換(integerからnumberなど)を行うこともできます。
  7. 7共有体トランスフォーメーションのフィールドマッピングで、各入力グループのフィールドが適切にマッピングされていることを確認します。
  8. 共有体トランスフォーメーションの[フィールドマッピング]タブで、入力グループ「Input1」が選択されており、フィールドマップオプションが[手動]に設定されています。各出力フィールドは、対応する受信フィールドにマッピングされています。
  9. 8ターゲットトランスフォーメーションをマッピングに追加します。
  10. 9共有体トランスフォーメーションをターゲットトランスフォーメーションに接続します。
  11. 10ターゲットトランスフォーメーションのフィールドマッピングで、自動フィールドマッピングを選択します。
  12. ターゲットトランスフォーメーションの[フィールドマッピング]タブで、フィールドマップオプションが[自動]に設定されています。したがって、受信フィールドはターゲットフィールドに自動的にマッピングされます。
完了すると、次の画像のようなマッピングが表示されます。
完成したマッピングには2つのパイプラインが含まれています。1つ目のパイプラインでは、ソース「s_ees_jz」が共有体トランスフォーメーションの入力グループ「Input1」に接続されており、共有体トランスフォーメーションがターゲットに接続されています。2つ目のパイプラインでは、ソース「s_ees_rk」が共有体トランスフォーメーションの入力グループ「Input2」に接続されており、共有体トランスフォーメーションがターゲットに接続されています。