PowerCenterマップレット Informatica PowerCenterユーザーの場合は、PowerCenterマップレットを使用してデータ統合 にマップレットを作成できます。
PowerCenterマップレットを使用するには、PowerCenterでマップレットを作成して、このマップレットをXMLファイルにエクスポートします。次に、このXMLファイルをデータ統合 にアップロードします。
マップレットには一連のトランスフォーメーションが含まれます。PowerCenterマップレットには、1つまたは複数のソーストランスフォーメーションを含めることができますが、ターゲットトランスフォーメーションを含めることはできません。以下のデータ統合 タスクでPowerCenterマップレットを使用できます。
• 同期 タスク1つの同期 タスクで1つのマップレットを使用できます。• マッピング 1つのマッピング タスクで複数のマップレットを使用できます。マッピングではマップレットを使用できますが、詳細モードではPowerCenterマップレットを使用することはできません。• マスキング タスクマスキング タスクでパッシブなマップレットを使用すると、ターゲットフィールドをマスクできます。アクティブおよびパッシブなPowerCenterマップレット マップレットはアクティブかパッシブになります。
データ統合 でPowerCenterマップレットをアップロードする場合は、マップレットがアクティブまたはパッシブのどちらかを指定します。
アクティブなマップレットには、少なくとも1つのアクティブなPowerCenterトランスフォーメーションが含まれます。アクティブなマップレットによって返される行の数は、マップレットに渡されるソース行の数と異なることがあります。たとえば、アクティブなマップレットでは5つのソース行が集計されて、1つの行が返されることがあります。
パッシブなマップレットには、パッシブなPowerCenterトランスフォーメーションのみが含まれます。パッシブなマップレットで返される行の数は、ソースから渡される行の数と同じです。
マップレット内のストアドプロシージャ 使用するPowerCenterマップレットにストアドプロシージャが含まれる場合、このストアドプロシージャには例外処理が含まれている必要があります。
例外処理には必要に応じて複雑な処理を記述できます。または、次の簡単な例を使用できます。
Exception when NO_DATA_FOUND then NULL; END;
例えば、PowerCenterワークフローに次のようなストアドプロシージャがあるとします。
CREATE OR REPLACE PROCEDURE SP_GETSAL_WITH_EXCEPTION (EMP_ID NUMBER, EMP_NAME OUT VARCHAR, SAL OUT NUMBER) AS BEGIN SELECT EMPNAME INTO EMP_NAME FROM EMPLOYEE WHERE EMPID=EMP_ID; SELECT SALARY INTO SAL FROM EMPLOYEE WHERE EMPID=EMP_ID;
このワークフローをエクスポートするには、次のように例外処理を追加します。
CREATE OR REPLACE PROCEDURE SP_GETSAL_WITH_EXCEPTION (EMP_ID NUMBER, EMP_NAME OUT VARCHAR, SAL OUT NUMBER) AS BEGIN SELECT EMPNAME INTO EMP_NAME FROM EMPLOYEE WHERE EMPID=EMP_ID; SELECT SALARY INTO SAL FROM EMPLOYEE WHERE EMPID=EMP_ID; Exception when NO_DATA_FOUND then NULL; END;
マップレットのPowerCenter XMLファイル データ統合 でマップレットを使用するには、PowerCenterマップレットを定義するPowerCenter XMLファイルをアップロードします。
PowerCenter XMLファイルを使用してデータ統合 マップレットを作成する場合は、次のルールを検討します。
• マップレットに接続を使用するトランスフォーメーションが含まれる場合、PowerCenter XMLファイルに含まれるのは、ワークフローが1つ、セッションタスクが1つ、マッピングが1つ、マップレットが1つのみです。マップレットに接続を使用するトランスフォーメーションが含まれない場合、PowerCenter XMLファイルにマップレットを1つ含める必要があります。ワークフロー、セッションタスク、およびマッピングは省略可能です。
• セッションでは、あらゆるタイプの接続を使用出来ます。• PowerCenterマッピングでは、すべてのソースフィールドとターゲットフィールドをマッピングする必要はありません。• PowerCenterマップレットには、次のサポート対象トランスフォーメーションを含めることが出来ます。- アグリゲータトランスフォーメーション- 式トランスフォーメーション- フィルタトランスフォーメーション- HTTPトランスフォーメーション- ルックアップトランスフォーメーション- Salesforceルックアップトランスフォーメーション(複数の一致で単一の一致を返す)- Salesforce Picklistトランスフォーメーション- Salesforce統合トランスフォーメーション- ソータートランスフォーメーション- ストアドプロシージャトランスフォーメーション(例外処理あり)- トランザクション制御トランスフォーメーション- Webサービスコンシューマトランスフォーメーション- ソースがフラットファイルかデータベースのXMLジェネレータトランスフォーメーション- ソースがフラットファイルかデータベースのXMLパーサートランスフォーメーション• 同期 タスクでマップレットを使用する場合、PowerCenterマップレットに複数の入力トランスフォーメーションを含める事は出来ません。• マップレットをマッピング タスクで使用する場合は、PowerCenterマップレットに複数の入力トランスフォーメーションを含めることが出来ます。• データ統合 では、複数の入力グループがあるPowerCenterマップレットが、1つの入力グループがあるマップレットにフラット化されます。このため、PowerCenterマップレットの各入力グループのポートには一意の名前が必要です。名前が一意でない場合は、PowerCenterで入力ポートの名前を変更してから、マップレットを含むPowerCenter XMLファイルをエクスポートします。• データ統合 は再利用可能なオブジェクトを保存するためにリポジトリを使用しないので、PowerCenterマップレットにはショートカットなどの再利用可能なオブジェクトを含める事は出来ません。再利用可能なオブジェクトを含まないマップレットをエクスポートします。データ統合 タスクでのPowerCenterマップレットデータ統合 タスクでPowerCenterマップレットを使用する場合は、次のルールとガイドラインに従ってください。
• ソースとマップレットの間にはルックアップトランスフォーメーションを追加できます。• ソースとマップレットの間およびマップレットとターゲットの間には、式トランスフォーメーションを追加できます。• 同期 タスクにマップレットを追加すると、同期 タスクウィザードは既存のフィールドマッピングを削除します。ソースとターゲットの間にパッシブマップレットを追加しても、同期 タスクウィザードは既存のフィールドマッピングを削除しません。• 保存済みクエリが含まれる同期 タスクでアクティブなマップレットを使用すると、同期 タスクは、タスクに設定されたターゲットオプションを無視して、データをターゲットに挿入します。• データ統合 は、PowerCenterセッションレベルの上書きをマッピングに保持します。PowerCenterマップレットの設定 データ統合 でマップレットを作成するには、PowerCenterマップレットが含まれるPowerCenter XMLファイルをアップロードします。
PowerCenter XMLファイルをアップロードすると、そのXMLファイルのマップレット定義に基づいて、データ統合 がマップレットを作成します。
1 マップレットを作成するには、 [新規] > [マップレット] > [マップレット - PCインポート] をクリックし、 [作成] をクリックします。
マップレットを編集するには、[エクスプローラ] ページでマップレットに移動します。マップレットが含まれている行で、[アクション] をクリックし、[編集] を選択します。
2 次の詳細を設定します。
明細
説明
マップレット名
マップレットの名前。
マップレット名には、英数字、スペース、および次の特殊文字を含めることができます。+ -
最大長は100文字です。マップレット名では大文字と小文字が区別されません。
場所
マップレットを格納するプロジェクトフォルダ。
説明
マップレットの説明。
最大長は255文字です。
マップレットタイプ
マップレットがアクティブまたはパッシブのどちらなのか。マップレットタイプは、マップレットのPowerCenterトランスフォーメーションのタイプによって異なります。
- アクティブ。このマップレットには、1つ以上のアクティブなPowerCenterトランスフォーメーションが含まれます。- パッシブ。このマップレットには、パッシブなPowerCenterトランスフォーメーションのみが含まれます。
3 PowerCenter XMLファイルをアップロードするには、 [アップロード] をクリックします。
4 [マップレットXMLファイルのアップロード] ダイアログボックスで、 [ファイルを選択] をクリックします。
5 適切な場所を参照して、PowerCenter XMLファイルを選択します。
6 [OK] をクリックします。
[マップレットXMLファイルの詳細]領域には、接続、入力フィールド、出力フィールドが表示されます。
7 [保存] をクリックします。