ユーザー定義関数
ユーザー定義関数は再利用可能な関数で、式で使用できます。ユーザー定義関数を作成すると、Informatica Intelligent Cloud Servicesのトランスフォーメーション言語を使用して複雑な式を作成できます。ユーザー定義関数は、トランスフォーメーションやフィールド式と同じ構文を使用します。また、同じトランスフォーメーション言語コンポーネントを使用することもできます。
ユーザー定義関数は、マッピングまたはマップレットのトランスフォーメーション式、マッピングタスクのフィールド式、または他のユーザー定義関数に含めることができます。式でユーザー定義関数を使用するには、式エディタでユーザー定義関数を選択し、必要な引数を入力します。
同期タスクの式でユーザー定義関数を使用することはできません。
詳細モードでは、次のトランスフォーメーションにユーザー定義関数を含めることができます。
ユーザー定義関数は、SQL ELTモードのマッピングの式では使用できません。
例
名前や住所などのテキスト文字列から先頭または末尾のスペースを削除するとします。この場合、テキスト文字列を引数としたRemoveSpacesというユーザー定義関数を作成し、LTRIM関数とRTRIM関数を実行します。このユーザー定義関数を設定する場合は、以下の式を入力します。
LTrim( RTrim(TextString) )
作成した関数を式トランスフォーメーションで使用して、受信フィールドLAST_NAMEから先頭および末尾のスペースを削除します。式フィールドに含まれる式は次のとおりです。
:UDF.RemoveSpaces(LAST_NAME)
式では、ユーザー定義関数名の先頭に「:UDF」が付きます。受信フィールドLAST_NAMEが引数として関数に渡されます。