アプリケーション取り込みとレプリケーションジョブの再開時のスキーマドリフトオプションのオーバーライド
停止状態、強制終了状態、または失敗状態のアプリケーション取り込みとレプリケーションジョブを再開するときにスキーマドリフトオプションをオーバーライドできます。オーバーライドは、[オブジェクトの停止]、[テーブルの停止]、[レポートの停止]、または[ジョブの停止]スキーマドリフトオプションによって、現在エラー状態にあるオブジェクトにのみ影響します。オーバーライドを使用して、これらのエラーを修正または解決します。
スキーマドリフトオプションをオーバーライドして、データ取り込みおよびレプリケーションサービスの[マイジョブ]ページまたはオペレーションインサイトの[データ取り込みおよびレプリケーション]ページの[すべてのジョブ]タブから増分ロードジョブまたは初期ロードと増分ロードの組み合わせジョブを再開できます。
1オーバーライドを使用して再開するジョブの行に移動します。
2行の[アクション]メニューで、[オプションで再開]をクリックします。
注: タスクのデプロイメントが失敗したためにジョブが[失敗]状態になっている場合、[オプションで再開]コマンドは使用できません。
[オプションの再開]ダイアログボックスが表示されます。
3[スキーマドリフトオプション]リストで、アプリケーション取り込みとレプリケーションジョブを停止させたソースでのDDL操作の処理に使用されるスキーマドリフトオプションを選択します。
次の表に、スキーマドリフトのオプションを示します。
オプション | 説明 |
---|
無視 | ソースで発生するDDLの変更をターゲットにレプリケートしません。 |
テーブルの停止 | DDL変更が発生したソースオブジェクトの処理を停止します。 重要: アプリケーション取り込みとレプリケーションジョブは、ジョブが変更の処理を停止した後にソースオブジェクトで発生したデータ変更を取得できません。その結果、ターゲットでデータ損失が発生する可能性があります。データの損失を回避するには、ジョブが処理を停止したソースオブジェクトとターゲットオブジェクトを再同期する必要があります。[オプションで再開] > [再同期]オプションを使用します。 |
再同期 | ターゲットテーブルをソースオブジェクトと再同期します。このオプションは、[スキーマドリフト]オプションの[オブジェクトの停止]、[テーブルの停止]、または[レポートの停止]設定によって、ジョブが処理を停止したオブジェクトに使用します。 重要: このオプションは、初期ロードジョブと増分ロードジョブを組み合わせた場合にのみ使用できます。 |
レプリケート | アプリケーション取り込みとレプリケーションジョブがDDL変更をターゲットにレプリケートできるようにします。 重要: Microsoft Azure Synapse Analyticsターゲットでのカラムの名前変更操作に[レプリケート]オプションを選択すると、エラーが発生してジョブが終了します。 |
4[オプションで再開]をクリックします。
再開されたジョブは、ステップ3で指定したスキーマドリフトオプションを使用して、ジョブを停止させる原因となったスキーマの変更を処理します。その後、タスクの作成時に指定したスキーマドリフトオプションが再び有効になります。
重要: アプリケーション取り込みとレプリケーションがソースオブジェクトのスキーマ変更を処理するのは、オブジェクトでDML操作が発生した後のみです。したがって、ジョブを再開した後にオブジェクトで最初のDML操作が発生するまで、オブジェクトのサブタスクの状態は変更されません。