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MLLPを使用したHL7メッセージの処理

Minimal Lower Layer Protocol(MLLP)プロトコルは、HL7メッセージの転送に使用されます。MLLPを使用して外部ソースからHL7メッセージを受信するには、組織でMLLPサーバーを有効にします。MLLPサーバーでは、メッセージの転送方法(フラットファイルまたはKafkaキュー)を定義できます。
MLLPサーバー経由でHL7メッセージを受信すると、メッセージをKafkaキューまたはフラットファイルに書き込むことで、さらに処理することができます。適切なフラットファイルまたはKafka接続を作成し、それをMLLPサーバーのターゲットタイプとして設定します。その後、MLLP経由でYHL7メッセージを送信するには、MLLP接続を作成し、この接続をアウトバウンドフローの一部としてマッピングのターゲットとして使用します。
MLLPを使用するには、次のタスクを実行します。
1. MLLPサーバーを有効にして設定します。
MLLPプロトコルを通じてHL7メッセージを転送するには、MLLPサーバーを設定し、パートナーがそのサーバーに接続してサーバーとの間でファイルをアップロードおよびダウンロードできるようにします。
MLLPサーバーを有効にして設定するには、Administratorの[ファイルサーバー]ページを使用します。ターゲットタイプは、フラットファイルまたはKafkaキューです。詳細については、Administratorのヘルプの「ファイル転送」を参照してください。
注: MLLPサーバーが転送できるのはHL7メッセージのみであるため、フラットファイルまたはKafkaキューにはHL7メッセージが含まれている必要があります。
2. 必要に応じて、Kafka接続を作成します
次のシナリオではKafka接続を作成します。
3. 必要に応じて、フラットファイル接続を作成します。
マッピングでフラットファイルを使用してHL7メッセージを処理する場合は、フラットファイル接続を作成します。
4. MLLP接続を作成します。
MLLP接続により、サードパーティから受信したHL7メッセージをMLLPサーバーに渡します。
MLLP接続を作成するには、Administratorの[接続]ページを使用します。接続プロパティの詳細については、Administratorのヘルプの「接続」を参照してください。
MLLP接続は、マッピング内のターゲットにHL7メッセージを書き込むためだけに使用します。
5. マッピングを作成します。
MLLPサーバー経由でHL7メッセージを処理するには、マッピングを作成します。ソーストランスフォーメーションでは、MLLPサーバーのターゲットタイプとして指定した接続を使用します。例えば、MLLPサーバーのターゲットタイプがKafkaキューである場合は、ソーストランスフォーメーションでKafka接続を使用します。このマッピングは、MLLPサーバーがKafkaキューに書き込んだHL7メッセージを読み取り、マッピングロジックに従ってメッセージを処理します。
注: マッピングがKafkaキューをソースとして使用した場合、マッピングはリアルタイムで実行され、ジョブを停止するまで実行が続行されます。
MLLPを使用してHL7メッセージを送信するには、ターゲットトランスフォーメーションでMLLP接続を使用します。
MLLPサーバー経由で転送されるHL7メッセージによっても、確認応答が生成されます。