SAMLグループとロールのマッピング
組織が認証と認可にSAMLシングルサインオン(SSO)を使用している場合は、orgリソースを使用して、SAMLロールおよびSAMLグループをInformatica Intelligent Cloud Servicesロールにマッピングします。orgリソースを使用して、組織のSAMLロールとグループのマッピングに関する詳細を取得することもできます。
Informatica Intelligent Cloud Servicesロールには、最大200個のSAMLグループまたはSAMLロールをマッピングできます。
Informatica Intelligent Cloud Servicesロールのリストを見つけるには、
ロールリソースを使用します。
SAMLグループとSAMLロールをマッピングする前に、管理者で[SAMLグループとロールのマッピング]が有効になっていることを確認します。
SAMLグループとロールをInformatica Intelligent Cloud Servicesロールにマッピングした後に、管理者またはInformatica Intelligent Cloud Services REST APIでSAML SSOユーザーのユーザーロールまたはグループを個別に設定することはできません。
SAML SSOの使用に関する詳細については、管理者のヘルプの「ユーザー管理」を参照してください。
SAMLグループマッピングの追加
SAMLグループをInformatica Intelligent Cloud ServicesロールにマッピングするSAMLグループマッピングを追加します。
注: 名前に次のいずれかの文字を含むSAMLグループまたはSAMLロールをマッピングすることはできません。
PUT要求
Informatica Intelligent Cloud ServicesロールとSAMLグループ間のマッピングを追加するには、次のURIを使用します。
/public/core/v3/Orgs/<organization ID>/addSamlGroupMappings
Informatica Intelligent Cloud Servicesに存在しないSAMLグループをマッピングすると、Informatica Intelligent Cloud Servicesによってそのグループが作成されます。Informatica Intelligent Cloud Servicesに同じ名前のグループが存在する場合、グループを再利用するか、新しいグループを作成するかどうかを指定できます。デフォルトでは、Informatica Intelligent Cloud Servicesは名前に_EXTを追加した新しいグループを作成します。
以下の情報を含めます。
フィールド | タイプ | 必須 | 説明 |
---|
groupMappings | 配列 | はい | Informatica Intelligent Cloud ServicesロールとSAMLグループとのマッピングを定義するオブジェクト。 |
roleName | String | はい | groupMappingsオブジェクトに含めます。 Informatica Intelligent Cloud Servicesロールの名前。 |
samlGroupNames | String | はい | groupMappingsオブジェクトに含めます Informatica Intelligent Cloud ServicesロールにマッピングするSAMLグループの名前。 |
reuseGroup | Boolean | -- | グループ名がSAMLグループ名と同じ場合に、既存のInformatica Intelligent Cloud Servicesグループを使用するかどうか。 falseの場合、Informatica Intelligent Cloud Servicesは新しいグループを作成します。 デフォルトはfalseです。 |
成功した場合は204の応答コードを返します。エラーが発生した場合はエラーオブジェクトを返します。
PUTの例
Informatica Intelligent Cloud Services管理者ロールをSecurityおよびDev-Managers SAMLグループにマッピングし、Informatica Intelligent Cloud ServicesデザイナロールをDevelopers SAMLグループにマッピングするには、次の例のような要求を送信します。
PUT <baseApiUrl>/public/core/v3/Orgs/6MRgiMIfvdRfCCLITrLCcI/addSamlGroupMappings
Accept: application/json
INFA-SESSION-ID: 9KA11tLGqxVcGeul8SQBK3
{
"groupMappings": [
{
"roleName": "Admin",
"samlGroupNames": ["Security","Dev-Managers"]
},
{
"roleName": "Designer",
"samlGroupNames": "Developers"
}
],
"reuseGroup": "true"
}
別のグループマッピングを追加して、Informatica Intelligent Cloud Services管理者ロールをAdministrators SAMLグループにマッピングするには、次の例のような要求を送信します。
PUT <baseApiUrl>/public/core/v3/Orgs/6MRgiMIfvdRfCCLITrLCcI/addSamlGroupMappings
Accept: application/json
INFA-SESSION-ID: 9KA11tLGqxVcGeul8SQBK3
{
"groupMappings": [
{
"roleName": "Admin",
"samlGroupNames": "Administrators"
}
],
"reuseGroup": "true"
}
これにより、Informatica Intelligent Cloud Services管理者ロールがSecurity、Dev-Managers、およびAdministrators SAMLグループにマッピングされます。
SAMLロールマッピングの追加
SAMLロールをInformatica Intelligent Cloud ServicesロールにマッピングするSAMLロールマッピングを追加します。
注: 名前に次のいずれかの文字を含むSAMLグループまたはSAMLロールをマッピングすることはできません。
PUT要求
Informatica Intelligent Cloud ServicesロールとSAMLロール間のマッピングを追加するには、次のURIを使用します。
/public/core/v3/Orgs/<organization ID>/addSamlRoleMappings
以下の情報を含めます。
フィールド | タイプ | 必須 | 説明 |
---|
roleMappings | 配列 | はい | Informatica Intelligent Cloud ServicesロールとSAMLロールとのマッピングを定義するオブジェクト。 |
roleName | String | はい | roleMappingsオブジェクトに含めます。 Informatica Intelligent Cloud Servicesロールの名前。 |
samlRoleNames | List | はい | roleMappingsオブジェクトに含めます Informatica Intelligent Cloud ServicesロールにマッピングするSAMLロールの名前。 |
成功した場合は204の応答コードを返します。エラーが発生した場合はエラーオブジェクトを返します。
PUTの例
Informatica Intelligent Cloud Services開発者ロールをData DesignerおよびMS Deployer SAMLロールにマッピングし、Informatica Intelligent Cloud Services管理者ロールをOperator SAMLロールにマッピングするには、次の例のような要求を送信します。
PUT <baseApiUrl>/public/core/v3/Orgs/6MRgiMIfvdRfCCLITrLCcI/addSamlRoleMappings
Accept: application/json
INFA-SESSION-ID: 9KA11tLGqxVcGeul8SQBK3
{
"roleMappings": [
{
"roleName": "Developer",
"samlRoleNames": ["Data Designer","MS Deployer"]
},
{
"roleName": "Admin",
"samlRoleNames": "Operator"
}
]
}
SAMLグループマッピングの削除
SAMLグループをInformatica Intelligent Cloud ServicesロールにマッピングするSAMLグループマッピングを削除します。
PUT要求
SAMLグループマッピングを削除するには、次のURIを使用してPUT要求を送信します。
/public/core/v3/Orgs/<organization ID>/removeGroupMappings
以下の情報を含めます。
フィールド | タイプ | 必須 | 説明 |
---|
groupMappings | 配列 | はい | Informatica Intelligent Cloud ServicesロールとSAMLグループとのマッピングを定義するオブジェクト。 |
roleName | String | はい | groupMappingsオブジェクトに含めます。 Informatica Intelligent Cloud Servicesロールの名前。 |
samlGroupNames | String | はい | groupMappingsオブジェクトに含めます。 削除するSAMLグループの名前。 |
PUTの例
Informatica Intelligent Cloud Services管理者ロールとAdministrators SAMLグループの間のマッピングを削除するには、次の例のような要求を送信します。
PUT <baseApiUrl>/public/core/v3/Orgs/6MRgiMIfvdRfCCLITrLCcI/removeSamlGroupMappings
Accept: application/json
INFA-SESSION-ID: 9KA11tLGqxVcGeul8SQBK3
{
"groupMappings": [
{
"roleName": "Admin",
"samlGroupNames": "Administrators"
}
]
}
SAMLロールマッピングの削除
SAMLロールをInformatica Intelligent Cloud ServicesロールにマッピングするSAMLロールマッピングを削除します。
PUT要求
SAMLロールマッピングを削除するには、次のURIを使用してPUT要求を送信します。
/public/core/v3/Orgs/<organization ID>/removeSamlRoleMappings
以下の情報を含めます。
フィールド | タイプ | 必須 | 説明 |
---|
roleMappings | 配列 | はい | Informatica Intelligent Cloud ServicesロールとSAMLロールマッピングを定義するオブジェクト。 |
roleName | String | はい | roleMappingsオブジェクトに含めます。 Informatica Intelligent Cloud Servicesロールの名前。 |
samlRoleNames | String | はい | roleMappingsオブジェクトに含めます。 削除するSAMLロールの名前。 |
PUTの例
Informatica Intelligent Cloud Services管理者ロールとOperator SAMLロール間のマッピングを削除するには、次の例のような要求を送信します。
PUT <baseApiUrl>/public/core/v3/Orgs/6MRgiMIfvdRfCCLITrLCcI/removeSamlRoleMappings
Accept: application/json
INFA-SESSION-ID: 9KA11tLGqxVcGeul8SQBK3
{
"roleMappings": [
{
"roleName": "Admin",
"samlRoleNames": "Operator"
}
]
}
SAMLグループマッピングの詳細の取得
組織のすべてのグループマッピングの詳細の取得したり、フィルタを使用して特定のInformatica Intelligent Cloud ServicesロールまたはSAMLグループのグループマッピングの詳細を取得したりできます。
GET要求
グループマッピングの詳細を取得するには、次のURIを使用します。
public/core/v3/Orgs/<organization ID>/SAMLConfig/groupMappings?<query parameters>
組織のすべてのグループマッピングの詳細を取得するには、クエリパラメータを省略します。
特定のロールまたはSAMLグループの詳細を取得するには、次のクエリパラメータをURIに追加します。
パラメータ | タイプ | 説明 |
---|
q | String | クエリフィルタの文字列。次のいずれかのフィールドを使用してフィルタできます。 - - roleId
- - roleName
- - samlGroupNames
|
limit | Int | 返すマッピングの最大数。 デフォルトは200です。 |
skip | Int | 結果でスキップするマッピングの数。 例えば、値を4に設定すると、最初の4つのマッピングが除外されます。 デフォルトは0です。 |
以下のフィールドを使用してクエリフィルタを定義できます。
フィールド | タイプ | 演算子 | 説明 |
---|
roleId | String | == | Informatica Intelligent Cloud ServicesロールのID。 |
roleName | String | == | Informatica Intelligent Cloud Servicesロールの名前。 |
samlGroupNames | String | == | SAMLグループの名前。 |
GET要求の例
特定のInformatica Intelligent Cloud ServicesロールのIDのグループマッピングの詳細を取得するには、次の要求を使用します。
GET <baseApiUrl>/public/core/v3/Orgs/<organization ID>/SAMLConfig/groupMappings?q=roleId=="94207429"
GET応答
グループマッピングの詳細を返します。エラーが発生した場合はエラーを返します。
[SAMLグループとロールのマッピング]オプションが有効になっていてもマッピングが存在しない場合、応答は空になります。
成功すると、使用可能なグループマッピングの数と、各グループマッピングに関する次の情報を返します。
フィールド | タイプ | 説明 |
---|
count | String | 使用可能なグループマッピングの数。 |
groupMappings | - | 各グループマッピングのマッピング情報が含まれます。 |
roleId | String | Informatica Intelligent Cloud ServicesロールのID。 |
roleName | String | Informatica Intelligent Cloud Servicesロールの名前。 |
samlGroupNames | String | SAMLグループの名前。 |
GET応答の例
成功した場合、次の例のような応答を受信します。
{
"count": 2,
"groupMappings": [
{
"roleId":"94207429",
"roleName:"Admin",
"samlGroupNames": [
"Security", "Dev-Managers"
]
},
{
"roleId":"149021",
"roleName:"Monitor",
"samlGroupNames": "Developers"
}
]
}
SAMLロールマッピングの詳細の取得
組織のすべてのロールマッピングの詳細を取得したり、フィルタを使用して特定のInformatica Intelligent Cloud ServicesロールまたはSAMLロールのロールマッピングの詳細を取得したりできます。
GET要求
ロールマッピングの詳細を取得するには、次のURIを使用します。
public/core/v3/Orgs/<organization ID>/SAMLConfig/roleMappings?<query parameters>
組織のロールマッピングの詳細をすべて取得するには、クエリパラメータを省略します。
特定のロールまたはSAMLロールの詳細を取得するには、次のクエリパラメータをURIに追加します。
パラメータ | タイプ | 説明 |
---|
q | String | クエリフィルタの文字列。次のいずれかのフィールドを使用してフィルタできます。 - - roleId
- - roleName
- - samlRoleNames
|
limit | Int | 返すマッピングの最大数。 デフォルトは200です。 |
skip | Int | 結果でスキップするマッピングの数。 例えば、値を4に設定すると、最初の4つのマッピングが除外されます。 デフォルトは0です。 |
以下のフィールドを使用してクエリフィルタを定義できます。
フィールド | タイプ | 演算子 | 説明 |
---|
roleId | String | == | Informatica Intelligent Cloud ServicesロールのID。 |
roleName | String | == | Informatica Intelligent Cloud Servicesロールの名前。 |
samlRoleNames | String | == | SAMLロールの名前。 |
GET要求の例
特定のInformatica Intelligent Cloud ServicesロールのIDのロールマッピングの詳細を取得するには、次の要求を使用します。
GET <baseApiUrl>/public/core/v3/Orgs/03kEYNeduIJkVv0Qvq8NgY/SAMLConfig/roleMappings?q=roleId=="94247429"
GET応答
ロールマッピングの詳細を返します。エラーが発生した場合はエラーを返します。
[SAMLグループとロールのマッピング]オプションが有効になっていてもマッピングが存在しない場合、応答は空になります。
成功すると、使用可能なロールマッピングの数と、各ロールマッピングに関する次の情報を返します。
フィールド | タイプ | 説明 |
---|
count | String | 使用可能なロールマッピングの数。 |
roleMappings | - | 各ロールマッピングのマッピング情報が含まれます。 |
roleId | String | Informatica Intelligent Cloud ServicesロールのID。 |
roleName | String | Informatica Intelligent Cloud Servicesロールの名前。 |
samlRoleNames | String | SAMLロールの名前。 |
GET応答の例
成功した場合、次の例のような応答を受信します。
{
"count": 2,
"roleMappings": [
{
"roleId":"94247429",
"roleName:"Developer",
"samlRoleNames": [
"Data Designer", "MS Deployer"
]
},
{
"roleId":"142321",
"roleName:"Admin",
"samlRoleNames": "Operator"
}
]
}