ディクショナリの概要

ディクショナリは、マッピングのデータを評価するために使用できる参照データセットです。ディレクトリを使用して、データソースまたはマッピングの別のオブジェクトのデータ値が正確であり、正しくフォーマットされていることを確認します。

Data Qualityでアセットにディクショナリを追加し、データ統合でマッピングの対応するトランスフォーメーションにこのアセットを追加します。例えば、ディクショナリを読み取るルール仕様を設定したり、マッピングのルール仕様トランスフォーメーションにルール仕様を追加したりすることができます。また、クレンジングアセットにディクショナリを追加し、マッピングのクレンジングトランスフォーメーションにこのアセットを追加することもできます。

トランスフォーメーションを含むマッピングを実行すると、マッピングは各入力データ値をディクショナリデータと比較し、指定したアクションを実行します。例えば、ルール仕様では、入力データ値とディクショナリデータ間の一致を示す値を返すことができます。または、クレンジングアセットでは、入力値の優先バージョンまたは正しいバージョンを返すことができます。

ディクショナリには、複数のカラムを含めることができます。1つ以上のカラムには、組織で使用する標準または優先バージョンの値セットを含める必要があります。その他のカラムには、ソースデータに表示される可能性があるバージョンなど、値の代替バージョンまたは関連バージョンを含めることができます。標準値または優先値を含むカラムは、有効なカラムと呼ばれます。ディクショナリには、組織およびプロジェクトの要件に合う任意の組み合わせの値を取り込むことができます。