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ラベラーアセットの概要

ラベラーアセットは、データの内容と構造に関する情報を取得します。トークンラベル適用または文字ラベル適用を実行するようにラベラーアセットを設定できます。トークンラベル適用は、入力フィールド内の1つ以上のトークンまたは区切り値を分析します。文字ラベル適用は、入力フィールドの個々の文字を分析します。
トークンラベル適用操作は、入力フィールドの情報のタイプを識別します。実行時に、アセットは識別した各タイプのラベルを対応する出力フィールドに書き込みます。ラベルは、個人名、日付、郵便番号などの情報のタイプを示す文字列です。
文字ラベル適用操作は、句読点やスペースなど、入力フィールドのデータの文字構造を分析します。実行時に、アセットは、ラベル適用基準に一致する入力データフィールドの各文字のラベルを書き込みます。文字ラベル適用では、ラベルは単一の文字です。出力データには、一致する各入力文字に対するラベルが含まれています。
ラベラーアセットをデータ統合でラベラートランスフォーメーションに追加します。ラベラートランスフォーメーションを使用してマッピングを実行することで、データフィールド内の情報のタイプに関する詳細を確認し、想定されるタイプの情報が含まれていないフィールドを特定できます。
次のように、ラベル適用操作を設定して、値にラベルが適用されるようにすることができます。
ディクショナリを使用して、値にラベルを適用する
ラベル適用操作では、入力文字列の値とラベラーアセットで指定したディクショナリの値が比較されます。ディクショナリ値と一致する入力値が見つかった場合は、その値に指定したラベルが出力に書き込まれます。
トークンラベル適用と文字ラベル適用でディクショナリを使用できます。トークンラベル適用では、ディクショナリ値に一致しない値にラベルを割り当てるようにラベル適用操作を設定することもできます。
正規表現を使用して、値にラベルを適用する
このラベル適用操作によって、正規表現が入力文字列に適用され、式ロジックと一致する値が検出されます。式ロジックと一致する入力値が見つかった場合は、その値に指定したラベルが出力に書き込まれます。
文字の形式または構造に一致する値を検出するには、正規表現を使用します。定義済みの正規表現を使用するか、独自の正規表現を入力することができます。
トークンラベル適用では正規表現を使用できます。
文字セットを使用して、値にラベルを適用する
ラベル適用操作は、入力文字列内の文字を調べて、文字セットに一致する文字のラベルを返します。
事前定義された文字セットを使用することも、カスタム文字セットを追加することもできます。
文字ラベル適用では文字セットを使用できます。文字ラベル適用では、ラベルは単一の文字です。
ラベラーアセットで定義するそれぞれの操作はステップと呼ばれます。トークンラベル適用では、ディクショナリを使用するステップと正規表現を使用するステップを1つのアセットに組み合わせることもできます。文字ラベル適用では、ディクショナリを使用するステップと文字セットを使用するステップを1つのアセットに組み合わせることもできます。