リリースガイド > 部 I: バージョン10.4.0 > 新機能(10.4.0) > CI/CD
  

CI/CD

ここでは、バージョン10.4.0のCI/CDの機能拡張について説明します。
CI/CD(継続統合と継続配信)は、CI/CDパイプラインで統合操作と配信操作を自動化します。バージョン10.4.0では、CI/CDパイプラインに機能拡張を追加すると、オブジェクトのプロダクション環境へのデプロイ、テストおよび配信が改善されます。

データ統合サービスのREST API

バージョン10.4.0では、データ統合サービスのREST APIを使用して、CI/CDパイプライン内のタスクを自動化できます。
REST APIで自動化できるのは、次のようなタスクです。
オブジェクトのクエリ。
モデルリポジトリの設計時オブジェクト、データ統合サービスにデプロイされるランタイムオブジェクトなどのオブジェクトをクエリします。
このクエリを他のREST API要求に渡すことができます。例えば、クエリをバージョン管理操作に渡して、オブジェクトの特定のセットでバージョン管理を実行できます。クエリを渡して、アプリケーションパッチのアーカイブファイルに特定の設計時オブジェクトをデプロイすることもできます。
バージョン管理操作の実行。
バージョン管理操作を実行すると、チェックイン、チェックアウト、チェックアウトの取り消し、チェックアウトした設計時オブジェクトの別のデベロッパへの再割り当てができます。
タグの管理。
設計時オブジェクトに割り当てたタグを管理します。オブジェクトに新しいタグを割り当てたり、タグを置き換えたりできます。オブジェクトのタグを解除することもできます。
アプリケーションの更新。
設計時オブジェクトをアプリケーションパッチのアーカイブファイルにデプロイし、このファイルをデータ統合サービスにデプロイして、デプロイ済み差分アプリケーションを更新します。
アプリケーションの管理。
プロジェクトまたは組織の要件に基づいて、アプリケーションの開始、デプロイ解除、停止を行います。
デプロイ済みマッピングの実行。
デプロイ済みマッピングを実行して、アプリケーションの出力をテストします。
マッピングの比較。
同じドメイン内の2つのマッピングを比較します。
例えば、2つの設計時マッピングの比較や設計時マッピングとランタイムマッピングの比較ができます。
使用できるREST API要求や各要求用のパラメータを表示するには、Administratorツールでデータ統合サービスプロセスのプロパティまたはREST Operations HubサービスのプロパティからREST APIドキュメントにアクセスします。
infacmdコマンドラインプログラムと異なり、REST APIにはセットアップ要件がないため、クライアントマシンにInformaticaサービスがインストールされていない環境でもREST APIを実行できます。
REST APIの詳細については、『Informatica 10.4.0アプリケーションサービスガイド』のデータ統合サービスのREST APIに関する章を参照してください。

infacmd disコマンド

バージョン10.4.0では、infacmd disコマンドを使用して設計時オブジェクト、アプリケーションのランタイムオブジェクト、およびデプロイ済みマッピングに操作を実行できます。infacmd disコマンドを使用すると、データ統合サービスのユーティリティを実行することもできます。
以下の表に、新しいinfacmd disコマンドの説明を示します。
コマンド
説明
compareMapping
クエリされた2つのマッピングを比較します。マッピングをクエリして、マッピングプロパティ、トランスフォーメーションプロパティ、トランスフォーメーション内のポートを比較してください。設計時マッピングをクエリするには、設計時モデルリポジトリを指定してください。ランタイムマッピングをクエリする場合は、モデルリポジトリを指定しません。このクエリでは、指定したデータ統合サービスを使用してコマンドを実行します。
deployObjectsToFile
設計時オブジェクトをアプリケーションパッチアーカイブファイルにデプロイします。
queryDesignTimeObjects
モデルリポジトリサービスの設計時オブジェクトをクエリします。
queryRunTimeObjects
データ統合サービスにデプロイされたランタイムオブジェクトをクエリして、オブジェクトのリストを返します。
replaceAllTag
モデルリポジトリサービスのクエリされたオブジェクトのタグを指定したタグに置き換えます。
tag
モデルリポジトリサービスのクエリされたオブジェクトにタグを割り当てます。
untag
モデルリポジトリサービスのクエリされたオブジェクトのタグを削除します。
listPatchNames
差分アプリケーションに適用されているすべてのパッチを一覧表示します。
詳細については、『Informatica(R) 10.4.0コマンドリファレンス』の「infacmd disコマンドリファレンス」の章を参照してください。

リバースプロキシサーバー

バージョン10.4.0では、REST Operations Hubを使用して、リバースプロキシサーバーを起動できます。リバースプロキシサーバーは、データ統合サービスグリッド内のノード全体でデータ統合サービスAPI要求の負荷分散を実行します。
REST Operations Hubはグリッドに対応します。
リバースプロキシサーバーの詳細については、『Informatica 10.4.0アプリケーションサービスガイド』の「システムサービス」の章を参照してください。

infacmd rohコマンド

バージョン10.4.0では、次のinfacmd rohコマンドを使用して、REST Operations Hubサービスのプロセスを更新できます。
次の表に、新しいinfacmd rohコマンドの説明を示します。
コマンド
説明
listReverseProxyServerOptions
リバースプロキシサーバーのプロパティを一覧表示します。
listServiceProcessOptions
REST Operations Hubサービスのプロセスプロパティを一覧表示します。
updateServiceOptions
REST Operations Hubサービスのプロパティを更新します。
updateReverseProxyServerOptions
ドメインのリバースプロキシサーバーのプロパティを更新します。
バージョン10.4.0では、次のinfacmd rohコマンドの名前が変更されました。
注: 以前のコマンド名を使用したスクリプトをすべて更新します。
詳細については、『Informatica 10.4.0コマンドリファレンス』の「infacmd rohコマンドリファレンス」の章を参照してください。

アプリケーションパッチのデプロイメント

バージョン10.4.0では、アプリケーションパッチデプロイメントの次の領域で新しい機能が使用できます。

差分デプロイメントウィザード

バージョン10.4.0では、差分デプロイメントウィザードで次のタスクを実行できます。
差分デプロイメントウィザードの詳細については、『Informatica 10.4.0 Developer Toolガイド』の「アプリケーションパッチのデプロイメント」の章を参照してください。
状態情報の詳細については、『Informatica 10.4.0 Developer toolガイド』の「アプリケーションデプロイメント」の章を参照してください。

パッチ履歴

バージョン10.4.0では、差分デプロイメントウィザードのパッチ履歴に、差分アプリケーションの更新のためにデプロイされたパッチの名前と説明の両方が表示されます。パッチの作成時間がパッチの説明の先頭に追加されます。
また、Administratorツールを使用して、デプロイ済み差分アプリケーションのパッチ履歴を表示できます。
パッチ履歴の詳細については、『Informatica 10.4.0 Developer Toolガイド』の「アプリケーションパッチのデプロイメント」の章を参照してください。
デプロイ済みアプリケーションの詳細については、『Informatica 10.4.0アプリケーションサービスガイド』の「データ統合サービスアプリケーション」の章を参照してください。

アプリケーションパッチのアーカイブファイル

バージョン10.4.0では、アプリケーションパッチのアーカイブファイルにパッチの説明と状態情報を保持するかどうかも保存されます。
パッチ履歴の詳細については、『Informatica 10.4.0 Developer Toolガイド』の「アプリケーションパッチのデプロイメント」の章を参照してください。

infacmd toolsコマンド

バージョン10.4.0では、infacmd tools patchApplicationコマンドに次の新しいオプションが追加されます。
オプション
引数
説明
-RetainStateInformation
-rsi
True|False
オプション。状態情報を保持するか、破棄するかを示します。状態情報は、マッピングプロパティと、マッピング出力やシーケンスジェネレータトランスフォーメーションなどのランタイムオブジェクトのプロパティを参照しています。
詳細については、『Informatica 10.4.0コマンドリファレンス』の「infacmd toolsコマンドリファレンス」の章を参照してください。

ランタイムアプリケーションへの接続

バージョン10.4.0では、Developer toolでランタイムアプリケーションに接続できます。ランタイムアプリケーションに接続すると、[オブジェクトエクスプローラ]ビューでアプリケーションを展開して、エディタでランタイムオブジェクトの読み取り専用コピーを開くことができます。
ランタイムアプリケーションに接続すると、Developer toolで検索を実行して、アプリケーションのランタイムオブジェクトを見つけることができます。
ランタイムアプリケーションへの接続とランタイムオブジェクトの表示の詳細については、『Informatica 10.4.0 Developer Toolガイド』の「アプリケーションデプロイメント」の章を参照してください。

[オブジェクトエクスプローラ]ビュー

バージョン10.4.0では、モデルリポジトリまたはランタイムアプリケーションに接続後にDeveloper toolの[オブジェクトエクスプローラ]ビューにドメインが表示されます。ドメインを展開するとモデルリポジトリの設計時オブジェクトまたはランタイムアプリケーションのランタイムオブジェクトを表示できます。
次の画像は、[オブジェクトエクスプローラ]ビューを示しています。
画像はDeveloper toolの[オブジェクトエクスプローラ]ビューを示します。ビューには、ドメイン、ドメイン内のモデルリポジトリ、ドメイン内のデータ統合サービス、データ統合サービス上のランタイムアプリケーションが表示されます。
  1. 1. ドメイン
  2. 2. データ統合サービス
  3. 3. ランタイムアプリケーション
  4. 4. モデルリポジトリ
Developer toolのユーザーインタフェースの詳細については、『Informatica 10.4.0 Developer toolガイド』の「Informatica Developer」の章を参照してください。

タグ

バージョン10.4.0では、タグの機能は次のとおりです。
タグに関する詳細については、『Informatica 10.4.0 Developer toolガイド』の「Informatica Developer」の章を参照してください。