トランスフォーメーション
ここでは、バージョン10.1.1の新しいトランスフォーメーション機能について説明します。
Informaticaトランスフォーメーション
ここでは、バージョン10.1.1のInformaticaトランスフォーメーションの新しい機能について説明します。
アドレスバリデータトランスフォーメーション
ここでは、アドレスバリデータトランスフォーメーションの新機能について説明します。
アドレスバリデータトランスフォーメーションでは、次の国について住所機能が追加されました。
すべての国
バージョン10.1.1では、出力住所に[カウント数]ポートを追加できます。[カウント数]ポートの値は、トランスフォーメーションが対話モードまたは提案リストモードで返す一連の提案に含まれる各住所の位置を示します。
例えば、[カウント数]ポートは一連の住所候補の最初の住所に対して1を返します。2番目の住所に対しては、2を返します。アドレス検証が返す住所ごとに、数値が1ずつ増えます。
[カウント数]ポートは、[ステータス情報]ポートグループにあります。
中国
- 複数言語の住所の解析および検証
- バージョン10.1.1では、有効な中国の住所の道路名と方位情報を、文字変換されたラテン語スクリプト(ピンイン式)または英語で返すように、アドレスバリデータトランスフォーメーションを設定できます。このトランスフォーメーションでは、繁体字スクリプトの住所の他の要素が返されます。
- 出力言語を指定するには、トランスフォーメーションで[優先される言語]詳細プロパティを設定します。
- 提案リストモードでの中国の住所に対する単一行の検証
- バージョン10.1.1では、高速完了モードで単一行に入力した中国の住所に対して有効な提案を返すように、アドレスバリデータトランスフォーメーションを設定できます。単一行に住所を入力するには、[複数行]ポートグループから[住所の正式表記]ポートを選択します。繁体字スクリプトに住所を入力します。
- 住所の一部を入力すると、トランスフォーメーションにより、入力した住所に対する住所提案が1つ以上返されます。有効な住所を完全に入力すると、トランスフォーメーションにより、参照データベースから有効なバージョンの住所が返されます。
アイルランド
- 複数言語の住所の解析および検証
- バージョン10.1.1では、アイルランドの住所の番地、市区町村、国の情報を、アイルランド語で読み取りおよび書き込みするように、アドレスバリデータトランスフォーメーションを設定できます。
- アイルランドの郵便サービスであるAn Postは、英語の住所だけではなく、アイルランド語の情報も管理しています。入力住所にアイルランド語の番地、市区町村、国の情報を含めたり、有効な英語バージョンの住所を取得したりできます。英語の住所を入力して、アイルランド語の番地、市区町村、国の情報を含む住所を取得できます。アドレス検証では、他のすべての情報は英語で返されます。
- 出力言語を指定するには、トランスフォーメーションで[優先される言語]詳細プロパティを設定します。
- アイルランドの住所のルーフトップ地理座標
- バージョン10.1.1では、アイルランドの住所のルーフトップ地理座標を返すように、アドレスバリデータトランスフォーメーションを設定できます。
- 地理座標を返すには、[ジオコーディングの正式表記]ポートを出力住所に追加します。[ジオコーディングの正式表記]ポートは、[ジオコーディング]ポートグループにあります。ルーフトップ地理座標を指定するには、トランスフォーメーションで[Geocodeデータ型]詳細プロパティを設定します。
- アイルランドの住所の優先記述子のサポート
- バージョン10.1.1では、英語の次の要素を短い形式または長い形式で返すように、アドレスバリデータトランスフォーメーションを設定できます。
- 要素の設定を指定するには、トランスフォーメーションで[グローバル優先記述子]詳細プロパティを設定します。
注: アドレスバリデータトランスフォーメーションにより、すべての番地情報がアイルランド語の住所の[番地名]フィールドに書き込まれます。
イタリア
バージョン10.1.1では、有効なイタリアの住所にISTATコードを追加するように、アドレスバリデータトランスフォーメーションを設定できます。ISTATコードには、住所が属する都道府県、市区町村、地域を特定する文字が含まれています。ISTATコードは、イタリア国家統計局(ISTAT)が管理しています。
ISTATコードを住所に追加するには、[ISTATコード]ポートを選択します。[ISTATコード]ポートは、[IT補足]ポートグループにあります。
日本
- 日本の住所のジオコーディング補足
- バージョン10.1.1では、日本の住所の標準地理座標を返すように、アドレスバリデータトランスフォーメーションを設定できます。
- トランスフォーメーションでは、複数の精度レベルで地理座標を返すことができます。有効な住所に番レベルの情報が含まれている場合は、トランスフォーメーションにより、住宅番号レベルの地理座標が返されます。有効な住所に丁目レベルの情報が含まれている場合は、トランスフォーメーションにより、番地レベルの地理座標が返されます。住所に番または丁目の情報が含まれていない場合は、アドレス検証により、市区町村レベルの地理座標が返されます。
- 地理座標を返すには、[ジオコーディングの正式表記]ポートを出力住所に追加します。[ジオコーディングの正式表記]ポートは、[ジオコーディング]ポートグループにあります。
- 提案リストモードでの日本の住所の単一行の検証
- バージョン10.1.1では、提案リストモードで単一行に入力した日本の住所に対して有効な提案を返すように、アドレスバリデータトランスフォーメーションを設定できます。また、漢字スクリプトまたはカナスクリプトに入力した住所に対する提案を取得できます。単一行に住所を入力するには、[複数行]ポートグループから[住所の正式表記]ポートを選択します。
- 住所の一部を入力すると、トランスフォーメーションにより、入力した住所に対する住所提案が1つ以上返されます。有効な住所を完全に入力すると、トランスフォーメーションにより、参照データベースから有効なバージョンの住所が返されます。
韓国
- 韓国の住所の改訂済みローマ字化文字変換のサポート
- バージョン10.1.1では、アドレスバリデータトランスフォーメーションで改訂済みローマ字化システムを使用して、ハングル文字セットとラテン文字セット間で住所を変換できます。韓国の出力住所の文字セットを指定するには、[優先されるスクリプト]詳細プロパティを使用します。
- 韓国の住所の郵便番号検証の更新
- バージョン10.1.1では、アドレスバリデータトランスフォーメーションにより、郵便番号を含まない完全な有効入力住所に5桁の郵便番号が追加されます。5桁の郵便番号は、韓国で現在使用されている郵便番号の形式です。トランスフォーメーションでは、完全な有効区画ベース住所と完全な有効番地ベース住所に5桁の郵便番号を追加できます。
- 以前の区画ベース形式の住所を検証するには、[拡張アーカイブのマッチング]詳細プロパティを使用します。
スペイン
バージョン10.1.1では、有効なスペインの住所にINEコードを追加するように、アドレスバリデータトランスフォーメーションを設定できます。INEコードには、住所の都道府県、市区町村、および番地を特定する文字が含まれています。INEコードは、スペイン統計局(INE)が管理しています。
INEコードを住所に追加するには、次のポートを1つ以上選択します。
- •INE市区町村コード
- •INE都道府県コード
- •INE番地コード
[INEコード]ポートは、[ES補足]ポートグループにあります。
米国
- CASS Cycle O要件のサポート
- バージョン10.1.1では、アドレスバリデータトランスフォーメーションにより、Coding Accuracy Support System(CASS)Cycle O標準の提案要件をサポートする機能が追加されます。
- Cycle O標準に対応するために、トランスフォーメーションには、次の機能が含まれています。
- - 私書箱および私設私書箱の識別
米国郵政公社は、Cycle Oの私書箱(PMB)の住所および私設私書箱(CMRA)の住所に対するCASS要件を更新しました。Cycle O標準に対応するため、アドレスバリデータトランスフォーメーションでは、CMRAの住所の私書箱番号の前に、プレフィックスとしてPMBが追加されます。住所の私書箱番号の前にポンド記号(#)が付いている場合は、トランスフォーメーションにより、ポンド記号がPMBに変換されます。Cycle O標準に準拠するため、トランスフォーメーションでは、住所のDelivery Point Validation(DPV)データを検証する際にPMB番号は使用されません。
- - 私書箱番地住所(PBSA)を識別するための[DPV PBSAインジケータ]ポート
米国郵政公社は、私書箱の住所を番地住所の形式で認識できます。住所セットのPBSA住所を特定するには、[DPV PBSAインジケータ]ポートを使用します。[DPV PBSAインジケータ]ポートは、[米国特有]ポートグループにあります。
例えば、次の住所は、South Center Streetの郵便局の私書箱番号3094を示しています。
131 S Center St Unit 3094
Collierville TN 38027-0419
- - Form 3553作成用の[DPV郵便番号検証]ポート
[DPV郵便番号検証]ポートは、住所が有効で、CASS Form 3553の住所総数に含められるかどうかを示します。Delivery Point Validationに合格しても、配達可能なZIP+4コードが含まれていない住所は、住所総数に含めることができません。[DPV郵便番号検証]ポートは、[米国特有]ポートグループにあります。
- 米国の住所の非標準の先頭行データに対する解析の改善
- バージョン10.1.1では、アドレスバリデータトランスフォーメーションにより、非標準の郵便箱データが解析され、棟要素が作成されます。非標準データにより、大学構内の郵便箱や裁判所の法廷が識別される場合があります。
- 米国の住所でのグローバル優先記述子のサポート
- バージョン10.1.1では、米国の住所の次の要素を短い形式または長い形式で返すことができます。
- トランスフォーメーションで返される要素の形式を指定するには、トランスフォーメーションで[グローバル優先記述子]詳細プロパティを設定します。
詳細については、『Informatica 10.1.1 Developerトランスフォーメーションガイド』および『Informatica 10.1.1アドレスバリデータポートリファレンス』を参照してください。
書き込みトランスフォーメーション
バージョン10.1.1では、マッピングの既存のトランスフォーメーションから書き込みトランスフォーメーションを作成するときに、書き込みトランスフォーメーションの入力ポートのリンクのタイプを指定できます。
ポートは名前でリンクできます。また動的マッピングでは、ポートを名前でリンクすること、マッピングフローに基づいて動的ポートを作成すること、リンクポリシーに基づいて実行時にポートをリンクすることができます。
詳細については、『Informatica 10.1.1 Developerトランスフォーメーションガイド』の「書き込みトランスフォーメーション」の章を参照してください。