Amazon RedshiftのSQL ELTの最適化

SQL ELTの最適化を使用して、ソースデータベースまたはターゲットデータベースにトランスフォーメーションロジックをプッシュできます。データベースリソースを使用するとタスクのパフォーマンスが向上する場合に、SQL ELTの最適化を使用します。

SQL ELTの最適化用に設定されたタスクを実行すると、トランスフォーメーションロジックがSQLクエリに変換されます。タスクでクエリがデータベースに送信され、データベースでクエリが実行されます。

Amazon Redshiftコネクタは、マッピングにAmazon ODBC Redshiftドライバを使用するODBC接続タイプに対して、完全およびソースSQL ELTの最適化をサポートしています。

注: 完全なSQL ELTの最適化が有効になっているマッピングに対して更新/挿入操作を設定することはできません。詳細モードでは、マッピングにSQL ELTの最適化を設定することはできません。

例

急成長を遂げているデータサイエンス組織で働いているとします。この組織は、財務分析を行うソフトウェア製品を開発して、個人のプロフィール、企業、職務、広告主、および出版社をつなぐ財務グラフを作成しています。組織では、Amazon Webサービスに基づくインフラストラクチャを使用して、ペタバイト規模のデータウェアハウスであるAmazon Redshiftにデータを格納しています。組織では、可視化を作成してリアルタイム分析を実現するためにビジネスインテリジェンスサービスを実装する予定です。そのため、Amazon Redshiftに格納されている膨大な量のデータをビジネスインテリジェンスサービスに移植する必要があります。Amazon Redshiftコネクタを使用して、Amazon Redshiftからデータを読み取ることができます。この大量のデータを読み取るために、ODBC接続タイプとして、ソースSQL ELTの最適化を使用できます。SQL ELTの最適化を使用したODBC接続タイプを使用すると、パフォーマンスが向上します。