REST APIリソースを使用したファイル転送
AS2サーバーにファイルを送信するには、Informatica Intelligent Cloud Services REST APIを使用します。REST APIを使用するには、管理者のユーザーロールが割り当てられている必要があります。
AS2ファイルを送信するには、次のREST APIリソースを使用します。
- connectionリソース
- connectionリソースを使用して、AS2サーバーへのアクセスを実現するAS2接続のIDを取得します。connectionリソースの詳細については、REST APIリファレンスにあるData IntegrationのREST APIリソースに関するセクションを参照してください。
- sendfilesリソース
- sendfilesリソースを使用すると、AS2サーバーにファイルを送信できます。要求にはAS2接続IDを含めます。sendfilesリソースの詳細については、sendfilesまたはREST APIリファレンスにあるデータ統合のREST APIリソースに関するセクションを参照してください。
REST APIを介して開始するファイル転送を監視するには、job REST APIを使用するか、Informatica Intelligent Cloud Services モニタサービスを使用します。
詳細については、
AS2ファイル転送の監視を参照してください。
sendfiles
sendfilesリソースを使用してファイルをリモートサーバーに転送します。
sendfiles要求を作成してAS2ファイルを転送する前に、AS2サーバーへのアクセスを提供するAS2接続のIDを取得します。この接続IDを取得するには、connectionリソースを使用してGET要求を送信します。connectionリソースから組織の各接続の情報が返されます。
POST要求
ファイルを転送するには、次のURIに接続IDを含めます。
mftsaas/api/v1/sendfiles/<connection ID>
要求に次の情報を含めます。
フィールド | タイプ | 必須 | 説明 |
---|
targetConnectionType | String | ○ | 接続タイプ。ファイルをAS2サーバーに転送するには「as2」を指定します。 |
srcDirectoryPath | String | ○ | 転送するファイルへのディレクトリパス。 |
srcFilePattern | String | ○ | ソースファイルのファイル名パターン。送信するファイルを識別するファイル名パターンを指定します。ファイル名パターンではアスタリスク(*)ワイルドカードを使用出来ます。 |
deleteSourceFiles | 文字列 | - | POST要求が成功した後で、ソースファイルを削除するかどうか。以下の値を使用します。 - - true。ソースファイルを削除します。
- - false。ソースファイルを保存します。
デフォルトはtrueです。 |
例えば、workspaceディレクトリにある、名前が「file_」で始まるファイルを転送するには、次のような要求を使用します。
POST <serverUrl>/mftsaas/api/v1/sendfiles/<connection ID>
Accept:application/json
IDS-SESSION-ID: <icSessionId or INFA-SESSION-ID>
{
"targetConnectionType": "as2",
"srcDirectoryPath": "C:\\server\\userdata\\workspace",
"srcFilePattern": "file_*“
}
POST応答
成功すると、Informatica Intelligent Cloud Servicesからジョブの実行IDが返されます。その実行IDを使用してジョブステータスを監視します。
成功時の応答の例を以下に示します。
{
"projectId": 0,
"timeTaken": 0,
"queuePriority": 0,
"runPriority": 0,
"runMode": "UNKNOWN",
"submitSourceId": -1,
"correlationId": "OWMxOTc2YjktNzI4YS00Mm",
"runModeInteractive": false,
"runModeBatch": false,
"runModeDebug": false,
"runModeUnknown": true,
"formattedTimeTaken": "0.00",
"id": 1000000000384,
"runId": 385
}
失敗すると、応答にエラーの理由が含まれます。