ローカルファイルシステムとFTPサーバーまたはSFTPサーバーとの間のファイルの転送
File Processorコネクタを使用して、ローカルシステムからFTPサーバーまたはSFTPサーバーへのファイルの転送や、FTPサーバーまたはSFTPサーバーからローカルファイルシステムへのファイルの転送を行います。ローカルシステムからFTPサーバーまたはSFTPサーバーにファイルをアップロードするには、FTP_PUTオブジェクトおよびSFTP_PUTオブジェクトを使用します。FTPまたはSFTPの場所からローカルファイルシステムにファイルをダウンロードするには、FTP_GETオブジェクトおよびSFTP_GETオブジェクトを使用します。
ローカルシステムとSFTPサーバーとの間のファイルの転送の例
Webサイト管理者として、ローカルファイルシステムからSFTPサーバーにファイルをアップロードする必要があるとします。この例では、データフィルタとしてhostname、password、およびUserIDを指定できます。
ローカルファイルシステムからSFTPサーバーにファイルをアップロードするための同期タスクを作成するには、次の手順を実行します。
1. データ統合で、[新規] > [タスク]をクリックします。
2. [同期タスク]を選択し、[作成]をクリックして同期タスクを作成します。
[定義]タブが表示されます。
3. [定義]タブで次のフィールドを設定します。
フィールド | 説明 |
---|
タスク名 | 同期タスクの名前。例: File_Process_SFTP_PUT |
説明 | 同期タスクの説明。最大長は255文字です。 |
タスク操作 | [挿入]を選択します。 |
4. [次へ]をクリックします。
[ソース]タブが表示されます。
5. [ソース]タブで次のフィールドを設定します。
フィールド | 説明 |
---|
接続 | 作成した接続を選択します。例: File_Process_SFTP_PUT |
ソースタイプ | [単一]を選択します。 |
ソースオブジェクト | [SFTP_PUT]を選択します。 |
6. [次へ]をクリックします。
[ターゲット]タブが表示されます。
7. [ターゲット]タブで次のフィールドを設定します。
フィールド | 説明 |
---|
接続 | フラットファイル接続を選択します。 |
ターゲットオブジェクト | [ターゲットの作成]をクリックします。 |
注: ターゲットファイルには、転送されたファイルのステータスが表示されます。
8. [次へ]をクリックします。
[データフィルタ]タブが表示されます。
9. フィルタオブジェクト、フィルタフィールド、およびフィルタ演算子を選択して、[データフィルタ]ページでデータフィルタを作成します。
次の図は、
[データフィルタ]ページを示しています。

注: SFTP_GET、SFTP_PUT、FTP_GET、およびFTP_PUT操作を実行する場合は、FTPサーバーまたはSFTPサーバーに接続するために、hostname、password、およびuserIDの各フィルタフィールドに値を指定する必要があります。
10. [次へ]をクリックします。
[フィールドマッピング]タブが表示されます。
11. [フィールドマッピング]タブで[オートマッチ]をクリックすると、その内容に応じてソースフィールドがターゲットフィールドにマッピングされます。
12. [マッピングの検証]をクリックして、マッピングを検証します。
13. [保存]をクリックし、次に[終了]をクリックします。
14. [エクスプローラ]ページで、タスクを選択し、[アクション] > [実行]をクリックします。
モニタで、タスクの実行後にログのステータスを監視できます。
IBM AS/400 FTP、IBM z/OS FTP、IBM AS/400 SFTP、またはIBM z/OS SFTPサーバーからのファイルのダウンロード
FTP_GETオブジェクトを使用して、IBM AS/400 FTPサーバーまたはIBM z/OS FTPサーバーからローカルファイルシステムにファイルをダウンロードすることができます。SFTP_GETオブジェクトを使用して、IBM AS/400 SFTPサーバーまたはIBM z/OS SFTPサーバーからローカルファイルシステムにファイルをダウンロードすることができます。
IBM AS/400 FTPサーバー、IBM AS/400 SFTPサーバー、IBM z/OS FTPサーバー、またはIBM z/OS SFTPサーバーからローカルファイルシステムにファイルをダウンロードするための同期タスクを作成するには、次の手順を実行します。
1. データ統合で、[新規] > [タスク]をクリックします。
2. [同期タスク]を選択し、[作成]をクリックして同期タスクを作成します。
[定義]タブが表示されます。
3. [定義]タブで次のフィールドを設定します。
フィールド | 説明 |
---|
タスク名 | 同期タスクの名前。 |
場所 | タスクフローを保存するプロジェクトとフォルダ。[選択]をクリックして、フォルダに移動します。タスクフローを作成する前に、プロジェクトとフォルダを作成する必要があります。タスクフロー作成ページからプロジェクトまたはフォルダを作成することはできません。デフォルト: [エクスプローラ]ページで最後に表示したフォルダ。プロジェクトとフォルダを選択せず、[エクスプローラ]ページでフォルダを表示していない場合、データ統合はデフォルトの場所にタスクフローを保存します。 |
説明 | 同期タスクの説明。最大長は255文字です。 |
タスク操作 | [挿入]を選択します。 |
4. [次へ]をクリックします。
[ソース]タブが表示されます。
5. [ソース]タブで次のフィールドを設定します。
フィールド | 説明 |
---|
接続 | 作成したFile Processor接続を選択します。 |
ソースタイプ | [単一]を選択します。 |
ソースオブジェクト | FTP_GETまたはSFTP_GETを選択します。 |
ソースフィールドをアルファベット順に表示 | 選択すると、ソースフィールドがアルファベット順に表示されます。デフォルトでは、ソースシステムによって返される順序でフィールドが表示されます。 |
6. [次へ]をクリックします。
[ターゲット]タブが表示されます。
7. [ターゲット]タブで次のフィールドを設定します。
フィールド | 説明 |
---|
接続 | フラットファイル接続を選択します。 |
ターゲットオブジェクト | [ターゲットの作成]をクリックします。 |
ラベルの代わりに技術名を表示 | ビジネス名の代わりに技術名を表示します。 |
ターゲットフィールドをアルファベット順に表示 | ソースフィールドを、ソースシステムによって返される順序ではなく、アルファベット順に表示します。 |
8. [次へ]をクリックします。
[データフィルタ]タブが表示されます。
9. [新規]をクリックします。ソースオブジェクトおよびフィルタフィールドを選択して、[データフィルタ]ページでフィルタ式を定義します。
次の図は、[データフィルタ]ページを示しています。
注: IBM AS/400 FTPサーバー、IBM AS/400 SFTPサーバー、IBM z/OS FTPサーバー、またはIBM z/OS SFTPサーバーに接続するには、Is_IBM_AS400フィールドの値を1に指定する必要があります。
10. [フィールドマッピング]タブで[オートマッチ]をクリックすると、ソースフィールドがターゲットフィールドに自動的にマッピングされます。
11. [マッピングの検証]をクリックして、マッピングを検証します。
12. [保存]をクリックし、次に[終了]をクリックします。
13. [エクスプローラ]ページで、タスクを選択し、[アクション] > [実行]をクリックします。
モニタで、タスクの実行後にログのステータスを監視できます。