SQL ELTの最適化のタイプ
SQL ELTの最適化を適用すると、タスクのプロパティで指定した最適化のタイプに基づいて、タスクは、トランスフォーメーションロジックをソースデータベースまたはターゲットデータベースにプッシュします。
次のタイプのSQL ELTの最適化を設定することができます。
- なし
- このタスクは、トランスフォーメーションロジックをMicrosoft Azure Synapse SQLデータベースにプッシュダウンしません。
- Full
- このタスクは、ターゲットデータベースで処理するために可能な限り多くのトランスフォーメーションロジックをプッシュします。
- ソース
- このタスクは、ソースデータベースで処理するために可能な限り多くのトランスフォーメーションロジックをプッシュダウンします。ソースのSQL ELTの最適化を選択すると、タスクは、サポートされているすべてのトランスフォーメーションのトランスフォーメーションロジックをマッピングのダウンストリームにプッシュします。
注: 詳細モードのマッピングには適用されません。
ソースのSQL ELTの最適化と完全なSQL ELTの最適化を使用したデータ統合の動作
Microsoft Azure Synapse SQLに対して読み取りと書き込みを行うマッピングに対して完全なSQL ELTの最適化またはソースのSQL ELTの最適化を選択すると、データ統合はソースからターゲットへのマッピング、またはダウンストリームトランスフォーメーションに到達するまでマッピングを分析して、処理用にマッピングロジックの一部のみまたは全体をプッシュダウンするかを決定します。
マッピング内のすべてのトランスフォーメーションがSQL ELTの最適化でサポートされている場合、タスクはマッピングロジック全体をデータベースにプッシュダウンします。
トランスフォーメーションがマッピングでサポートされていない場合、タスクは、SQL ELTの最適化のためにトランスフォーメーションがサポートされるポイントまでマッピングロジックを部分的にプッシュダウンします。データ統合は、プッシュダウンする必要のあるトランスフォーメーションロジックのSELECTステートメントを生成して実行します。次に、データ統合サービスはこのSQLクエリの結果を読み込み、マッピングの残りのトランスフォーメーションを処理します。