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マッピングまたはマッピングタスクのトラブルシューティング

Parquetファイル形式の日付およびタイムスタンプデータ型フィールドのタイムゾーンは、デフォルトではSecure Agentホストマシンのタイムゾーンになります。
Microsoft Azure Synapse SQLに対して読み取りまたは書き込みを行うマッピングを実行し、詳細ソースプロパティでステージング形式としてParquetを選択すると、タイムゾーンはデフォルトでSecure Agentホストマシンのタイムゾーンに設定されます。
日付とタイムスタンプをUTCタイムゾーンに変更するには、Secure AgentでJVMOptionsを設定します。  
次の手順を実行して、Secure AgentのJVMオプションを設定します。
  1. 1[Administrator] > [ランタイム環境]を選択します。
  2. 2[ランタイム環境]ページで、JVMOptionsを設定するSecure Agentを選択します。
  3. 3右上隅の[編集]をクリックします。
  4. 4[システム構成の詳細]セクションで、サービスとして[データ統合サーバー]を選択し、タイプとして[DTM]を選択します。
  5. 5[JVMOption]フィールドを編集して、値を-Duser.timezone=UTCに設定します。
  6. 6[保存]をクリックします。
ステージングプロパティが有効になっている場合、行がターゲットに正常に書き込まれていても、マッピングは失敗します。
Microsoft Azure Synapse SQLから読み取るマッピングでステージングプロパティを有効にすると、行が正しくターゲットに書き込まれていても、マッピングが次のいずれかのエラーで失敗することがあります。
この問題を解決するには、詳細ターゲットプロパティで拒否しきい値を増やしてからマッピングを再度実行します。
[FATAL] Exception: com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerException: 100001;Failed to generate query plan.
カスタムクエリまたはSQLオーバーライドでORDER BY句を使用すると、マッピングは次のエラーで失敗します。
[FATAL] Exception: com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerException: 100001;Failed to generate query plan.
クエリでORDER BY句を使用するには、Secure AgentのJVMオプションで次のプロパティを設定する必要があります。
-DAzureSynapseDisableStagingForSort=true
ルックアップトランスフォーメーションでカスタムクエリを使用する場合は、次の追加タスクを実行する必要があります。
Javaヒープ領域エラーが発生してマッピングが失敗する
Microsoft Azure Synapse SQLに対して大量のデータの読み取りまたは書き込みを行うマッピングを実行すると、マッピングがJavaヒープ領域エラーで失敗します。
タイプTomcat JREのJVMオプションを設定して、Secure Agentのシステム構成の詳細で-Xmsおよび-Xmx値を増やします。その後、Secure Agentを再起動する必要があります。
[ERROR] com.informatica.cci.cloud.client.impl.CCIClientExceptionImpl: Invalid expression string for filter condition.
キャッシュされていないルックアップトランスフォーメーションを設定してMicrosoft Azure Synapse SQLソースからデータをルックアップする場合、ソースにDateTimeデータ型またはTimestampデータ型のカラムが含まれていると、特定の値のマッピングが次のエラーで失敗します。
[ERROR] com.informatica.cci.cloud.client.impl.CCIClientExceptionImpl: Invalid expression string for filter condition.