Salesforceコネクタ > Salesforceでのマッピングとマッピングタスク > マッピングタスクのSalesforceオブジェクト
  

マッピングタスクのSalesforceオブジェクト

マッピングタスクを設定する場合は、Salesforceのソースとターゲットに詳細プロパティを設定できます。

マッピングタスクのSalesforceソース

テンプレートベースのマッピングタスクで使用されるSalesforceソース接続の場合、マッピングタスクウィザードの[ソース]ページで詳細なプロパティを設定できます。
以下のプロパティを設定することができます。
プロパティ
説明
接続
ソース接続の名前。
ソースタイプ
ソース接続のタイプ。[シングル]、[複数]、または[クエリ]を選択します。
ソースオブジェクト
ソースオブジェクトの名前。ソースオブジェクトとして使用するカスタムクエリを定義できます。
クエリのオプション
次のオプションから選択できます。
  • - フィルタ。フィルタ条件により、Salesforceのデータをフィルタします。簡易フィルタまたは詳細フィルタを設定します。詳細フィルタではLIMIT句を使用できません。行数を制限するには、詳細ソースプロパティで行制限を指定します。
  • - ラベルの代わりに技術名を表示。ビジネス名の代わりに技術名を表示します。
  • - ソースフィールドをアルファベット順に表示。ソースフィールドを、ソースシステムによって返される順序ではなく、アルファベット順に表示します。
関連オブジェクト
タスクの関連オブジェクトが含まれます。Salesforce接続タイプの既存のリレーションを使用して、オブジェクトを結合できます。
以下の詳細プロパティを設定できます。
プロパティ
説明
SOQLフィルタ条件
Salesforceソースレコードをフィルタリングするためのフィルタ条件を入力します。フィルタ条件ではLIMIT句を使用できません。行数を制限するには、詳細ソースプロパティで行制限を指定します。
SOQLフィルタ条件とともに[クエリオプション]でフィルタを設定した場合、SOQLフィルタ条件は[クエリオプション]でフィルタを上書きします。
CDC時間制限
変更されたSalesforceデータをエージェントが読み取る期間(単位は秒)。CDC時間制限をゼロ以外の値に設定すると、エージェントでソースデータの完全初期読み取りが実行され、その後指定した時間内にSalesforceデータに対して加えられた変更がキャプチャされます。変更データを無限時間キャプチャするよう設定するには、値を-1に設定します。デフォルトは0です。
フラッシュ間隔
変更されたSalesforceデータをエージェントがキャプチャする間隔(単位は秒)。デフォルトは300です。CDC時間制限を0以外の値に設定すると、エージェントにより、変更されたデータがソースから300秒ごとにキャプチャされます。それ以外の場合、エージェントはこの値を無視します。
CDC開始タイムスタンプ
時間枠の開始日時。エージェントは、この時間以降に追加または変更されたデータを抽出します。形式はYYYY-MM-DDTHH:MI:SS.SSSZでなければなりません。パラメータファイルで$Paramstartマッピング変数を使用してCDC開始時刻を指定することもできます。
CDC終了タイムスタンプ
時間枠の終了日時。エージェントは、この時間以前に追加または変更されたデータを抽出します。形式はYYYY-MM-DDTHH:MI:SS.SSSZでなければなりません。パラメータファイルで$Paramendマッピング変数を使用してCDC終了時刻を指定することもできます。
行制限
エージェントによって処理される最大行数。デフォルトは0です。デフォルト値は行数の制限がないことを示し、エージェントによってすべてのレコードが処理されます。
queryAllを使用
すべての行(アクティブな行、アーカイブ済みの行、ごみ箱に存在する削除済みの行など)を返すクエリを実行します。それ以外の場合、エージェントはアクティブな行を返します。
Bulk APIの[queryAllを使用]プロパティは、Salesforce APIバージョン39.0以降で使用できます。変更データキャプチャを実行するようにセッションを設定した場合、Secure Agentはこのプロパティを無視します。
CDCにSystemModstampを使用
SystemModstampをSalesforceの変更レコード用のタイムスタンプとして使用します。それ以外の場合、エージェントはLastModifiedDateタイムスタンプを使用してSalesforceの変更レコードを識別します。デフォルトでは、LastModifiedDateタイムスタンプを使用するように設定されています。
一括クエリの有効化
Salesforce Bulk APIを使用してSalesforceソースデータを読み取ります。
デフォルトでは、Secure Agentによって標準のSalesforce APIが使用されます。
一括2.0クエリの有効化
Salesforce Bulk API 2.0を使用して、Salesforceから大量のデータを読み取ります。
注: CDC時間制限あるいはCDC開始および終了タイムスタンプから、どちらか1つのCDC時間属性を設定する必要があります。両方の属性を設定すると、予期しない結果が発生する可能性があります。

マッピングタスクのSalesforceターゲット

テンプレートベースのマッピングタスクで使用されるSalesforceターゲット接続の場合、マッピングタスクウィザードの[ターゲット]ページで詳細なプロパティを設定できます。
以下のプロパティを設定することができます。
プロパティ
説明
接続
ターゲット接続の名前。
ターゲットオブジェクト
ターゲットオブジェクトのタイプ
フィルタ
フィルタ条件により、Salesforceのデータをフィルタします。
ラベルの代わりに技術名を表示
ビジネス名の代わりに技術名を表示します。
ターゲットフィールドをアルファベット順に表示
ターゲットフィールドを、ターゲットシステムによって返される順序ではなく、アルファベット順に表示します。
以下の詳細プロパティを設定できます。
詳細プロパティ
説明
挿入を更新/挿入として扱う
挿入フラグが設定されたレコードを更新/挿入します。デフォルトでは、エージェントはすべてのレコードを挿入として扱います。
更新を更新/挿入として扱う
更新フラグが設定されたレコードを更新/挿入します。マッピングでアップデートストラテジトランスフォーメーションを使う場合は、このプロパティを選択します。[ソース行の扱い]セッションプロパティを選択して、レコードに更新フラグを設定します。
最大バッチサイズ
エージェントが1つのバッチでSalesforceターゲットに書き込むレコードの最大数。デフォルトは200件のレコードです。
このプロパティは、Bulk APIターゲットセッションでは適用できません。
フィールドをNULLに設定
ターゲット内の値をソースからのNULL値に置換します。
デフォルトでは、エージェントは、更新または更新/挿入の操作中にレコードに含まれる既存の値をNULL値で置換しません。
SFDCエラーファイルの使用
エラーログファイルを生成します。デフォルトでは、エージェントは、エラーログファイルを生成しません。
Bulk APIターゲットセッションのエラーログファイルを生成するには、[すべてのバッチが処理されるまで一括ジョブを監視]セッションプロパティも選択します。
同様に、Bulk API 2.0ターゲットセッションのエラーログファイルを生成するには、一括監視API 2.0ジョブプロパティを選択します。
SFDC成功ファイルの使用
成功ログファイルを生成します。デフォルトでは、エージェントは、成功ログファイルを生成しません。
Bulk APIターゲットセッションの成功ログファイルを生成するには、[すべてのバッチが処理されるまで一括ジョブを監視]セッションプロパティも選択します。
同様に、Bulk API 2.0ターゲットセッションの成功ログファイルを生成するには、一括監視API 2.0ジョブプロパティを選択します。
SFDC成功ファイルディレクトリ
デフォルトの成功ファイルディレクトリを、指定したパスで上書きします。
[SFDC成功ファイルの使用]プロパティを選択した場合に適用されます。
上書きを行うには、エージェントが成功ログファイルを生成するSecure Agentマシン内の場所を指定します。
Idlookupフィールドを使用して更新/挿入する
Salesforce idLookupフィールドを使用して、更新/挿入される必要があるターゲットレコードを識別します。
このプロパティを選択しない場合は、更新/挿入操作に外部IDを使用します。このプロパティを選択せず、外部IDも指定しない場合、セッションは失敗します。
更新/挿入にこのExternalId/IdLookupフィールドを使用する
更新/挿入に使用する外部IDまたはidLookupフィールドの正確な名前。
デフォルトでは、エージェントはターゲットの最初の外部IDまたはidLookupフィールドを使用します。このプロパティは、更新/挿入に別のフィールドを使用する場合に使用します。
SFDC Bulk APIの使用
Salesforce Bulk APIを使用して大量のデータを含むバッチファイルをSalesforceターゲットにロードします。
デフォルトでは、エージェントによって標準のSalesforce APIが使用されます。
SFDC Bulk API 2.0の使用
Salesforce Bulk API 2.0を使用して、大量のデータを含むバッチファイルをSalesforceターゲットにロードします。
すべてのバッチが処理されるまで一括ジョブを監視
Bulk APIターゲットセッションを監視します。
このプロパティを選択すると、エージェントは各バッチのステータスをセッションログに記録します。このプロパティを選択しない場合、エージェントは、セッションログ用の完全なセッション統計情報を生成しません。
セッションの成功ログまたはエラーログを生成するには、[SFDC成功ファイルの使用]または[SFDCエラーファイルの使用]セッションプロパティとともにこのプロパティを選択します。
Bulk API 2.0ジョブの監視
Salesforce Bulk API 2.0ターゲットを監視します。
並行処理(パラレル)をオーバーライド
Salesforce Bulk APIにターゲットに逐次バッチを書き込むように指示します。デフォルトでは、一括操作はバッチを並列に書き込みます。
一括成功およびエラーファイルの作成の無効化
Bulk APIおよびBulk API 2.0ターゲットセッションの成功ログファイルおよびエラーログファイルの作成を無効化します。
[SFDCエラーファイルの使用]および[SFDC成功ファイルの使用]セッションプロパティよりも優先されます。
フィールド切り詰め属性の有効化
Salesforceで、ターゲットファイルよりも長いターゲットデータを切り詰めることができるようにします。このプロパティを選択すると、オーバーフローデータがSalesforceで切り詰められてから、Salesforceのターゲットに行が書き込まれます。
デフォルトでは、エージェントはオーバーフローしたデータをセッションエラーファイルに書き込みます。

マッピングタスクのSalesforceルックアップオブジェクト

マッピングタスクで使用されるSalesforceルックアップ接続では、マッピングタスクウィザードの[その他のパラメータ]ページで詳細プロパティを設定できます。
次の表に、ルックアップトランスフォーメーションで設定できるSalesforceルックアップオブジェクトのプロパティを示します。
ルックアップオブジェクトのプロパティ
説明
接続
ルックアップ接続の名前。
ルックアップオブジェクト
マッピングのルックアップオブジェクトに名前を付けます。
ラベルの代わりに技術名を表示
ビジネス名の代わりに技術名を表示します。
ルックアップフィールドをアルファベット順に表示
ルックアップフィールドを、ソースシステムによって返される順序ではなく、アルファベット順に表示します。