SAP ODP Extractorマッピング向けのデルタ抽出
SAP ODP Extractorを使用して、デルタが有効なODPからデルタデータを抽出することができます。SAPは、差分対応ODP用のOperation Data Queue(ODQ)を保持します。
HANAやABAP CDSビューなどのコンテキストの場合、SAPはソースでODQを保持しないため、これらのコンテキストのODPからデルタデータを抽出することはできません。
マッピングを設定する際は、次のシーケンスを使用してODPからデータを抽出します。
- 1データ取得モードとして[フル]を使用してマッピングを実行し、ODPのすべてのレコードを抽出して初期設定を作成します。
- 2[デルタのみ]モードでジョブを実行し、SAPシステムのサブスクライバに対して選択したODPのODQを初期化します。SAPが、ODQ内のデータの変更の追跡を開始します。
- 3または、操作1と2を組み合わせて、[デルタプラス]データ取得モードでジョブを実行します。このオプションを使用すると、ODPからすべてのレコードを抽出し、定義したサブスクライバからODPのODQを初期化できます。
- 4その後、[デルタのみ]モードまたは[デルタプラス]モードでマッピングを実行して、選択したSAPシステムのデルタデータを抽出できます。
- 5前回のデルタデータを抽出する場合はいつでも[反復]データ取得モードでマッピングを実行できます。