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詳細モードのマッピングの例

5万以上の製品を提供し、全世界に店舗が分散している小売企業で働いているとします。会社は大量の顧客エンゲージメント詳細をトランザクションCRMシステムからAmazon S3へ取り込みます。
営業チームはあらゆる接点での顧客エンゲージメントと満足度を高めたいと考えています。シームレスなカスタマエクスペリエンスとパーソナライズされたサービスをさまざまな販路で提供するために、この小売企業はparquetファイル形式で保存されたデータをAmazon S3バケットからSnowflakeにロードすることを計画しています。
詳細モードでマッピングを作成して、Amazon S3バケットからデータを読み取り、Snowflakeターゲットにデータを書き込むことができます。マッピングにトランスフォーメーションを追加して、Amazon S3バケットから読み取ったRAWデータを処理し、キュレートされたデータをSnowflakeに書き込むという選択ができます。
次の例に、Amazon S3ソースから読み取り、Snowflakeへ書き込むマッピングを作成する方法を示します。
マッピングには、Amazon S3ソース、式トランスフォーメーション、およびSnowflakeターゲットが含まれます。
    1データ統合で、[新規] > [マッピング] > [マッピング]をクリックします。
    2Mapping Designerで、[詳細に切り替え]をクリックします。
    次の画像は、Mapping Designerの[詳細に切り替え]ボタンを示しています。
    Mapping Designerでは、ヘッダーに[詳細に切り替え]ボタンが含まれています。
    3[詳細に切り替え]ダイアログボックスで、[詳細に切り替え]をクリックします。
    Mapping Designerは、詳細モードで使用できるトランスフォーメーションや関数が表示されるようにマッピングキャンバスを更新します。
    4 マッピングの名前、場所、説明を入力します。
    5ソーストランスフォーメーションを追加して、全般プロパティで名前と説明を指定します。
    6Amazon S3ソースからデータを読み取るには、[ソース]タブで次の手順を実行します。
    1. a[接続]フィールドで、Amazon S3 V2接続を選択します。
    2. b[ソースタイプ]フィールドで、ソースタイプとして単一オブジェクトを選択します。
    3. c[オブジェクト]フィールドで、顧客の詳細を含むparquetファイルオブジェクトを選択します。
    4. d[詳細プロパティ]セクションで、必要なパラメータを指定します。
    次の図に、顧客エンゲージメントの詳細をAmazon S3オブジェクトから読み取る、設定済みのソーストランスフォーメーションプロパティを示します。
    Amazon S3ソースの設定済みのプロパティを表示できます。
    7[式]タブで、データをSnowflakeターゲットに書き込む前に、ビジネス要件に基づいて、顧客parquetファイルのファイル名ポートを大文字に変更する式を定義します。
    次の図に、設定済みの式トランスフォーメーションプロパティを示します。
    Snowflakeターゲットにデータを書き込む前に、Amazon S3入力フィールドの式を指定します。
    8ターゲットトランスフォーメーションを追加して、全般プロパティで名前と説明を指定します。
    9[ターゲット]タブで、データをSnowflakeに書き込む詳細を指定します。
    1. a[接続]フィールドで、Snowflake Data Cloudターゲット接続を選択します。
    2. b[ターゲットタイプ]フィールドで、単一オブジェクトを選択します。
    3. c[オブジェクト]フィールドで、キュレーションされた顧客エンゲージメントデータを書き込む先のSnowflakeオブジェクトを選択します。
    4. d[操作]フィールドで、挿入操作を選択します。
    5. e[詳細プロパティ]セクションで、必要な詳細ターゲットプロパティを指定します。
    6. 次の図に、構成されたSnowflakeターゲットトランスフォーメーションプロパティを示します。
      Snowflakeターゲットの設定済みプロパティを表示できます。
    10[保存] > [実行]をクリックして、マッピングを検証します。
    [監視]で、タスクの実行後にログのステータスを監視できます。