Snowflake Data Cloud Connector > 部 II: Snowflake Data Cloud Connectorとのデータ統合 > Snowflake Data Cloudのルックアップ > ルックアップキャッシングの有効化
  

ルックアップキャッシングの有効化

マッピングでルックアップトランスフォーメーションを設定すると、ランタイムセッション中にルックアップデータをキャッシュできます。
[ルックアップキャッシュの有効化]を選択にすると、データ統合はルックアップソースを一度クエリし、セッション中に使用する値をキャッシュします。これにより、パフォーマンスを向上できます。キャッシュされたルックアップを保存するディレクトリを指定できます。動的ルックアップキャッシュおよび永続ルックアップキャッシュを設定できます。
ルックアップキャッシュの詳細については、データ統合ドキュメントの「トランスフォーメーション」にある、ルックアップトランスフォーメーションに関する章を参照してください。
動的ルックアップキャッシュには、次のような制限があります。

ORDER BY句とWHERE句の使用

Secure AgentのJVMオプションで-DENABLE_SORTED_INPUT_FOR_LKP=trueプロパティを設定し、詳細ルックアッププロパティで[ソート済みの入力]オプションを有効にすると、キャッシュされた接続済みおよび未接続のルックアップのクエリでORDER BY句を使用できます。
ORDER BY句を使用する場合は、次のガイドラインを考慮してください。
キャッシュされていない接続ルックアップを使用してSnowflakeからの読み取りと書き込みを行い、データにNULL値がある場合は、Secure AgentのJVMオプションで-DENABLE_NULL_FLAG_FOR_UNCACHED_LOOKUP=trueプロパティを設定して、SQL文にWHERE句を含めます。

キャッシュを使用しないルックアップクエリのロギング

キャッシュを有効にすると、データ統合はルックアップソースへのクエリを1回実行し、その結果をキャッシュしてセッション中に使用します。キャッシュを無効にすると、行がトランスフォーメーションに渡されるたびに、SELECT文がルックアップ値を受け取ります。
データ統合は、接続されたルックアップと未接続のルックアップのキャッシュを使用しないルックアップクエリをセッションログに記録します。マッピングで[ルックアップキャッシュを有効にする]プロパティを有効にしてから、Snowflake Data CloudマッピングタスクでVerboseモードを有効にします。
次の図は、マッピングタスクで選択されたVerboseモードを示しています。
マッピングタスクでVerboseモードの設定を表示できます。
マッピングを実行すると、データ統合はキャッシュを使用しないルックアップクエリをセッションログに記録します。